「パタゴニアでもやることは変わらない」

▷11月23日/パタゴニア、コヤイケ

 

 

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ドミトリーで一番先に目が覚めたのは僕だった。

先日までボランティアをしながら一ヶ月間テント生活を送ってきたマサトさんとアメリカ人のマック・ベイカーはまだぐっすりの眠っていた。

 

 

僕はベッドを抜け出すとシャワーを浴びた。

温水は出ることには出たが調整するのがとても難しかった。バーが少しでも間違った方向に倒れると、極端に熱いかもしくは冷水かという二極端なホットシャワーだった。

旅をしていると時々こういうシャワーに出くわす。

 

 

シャワーを浴び終わって下の階に降りるとテーブルにはお皿が人数分用意してあった。他の二人が降りてきたタイミングで食事が運ばれてきた。

朝食の内容はパンにジャムやチーズというシンプルなものだったが、朝のコーヒーが飲めるだけでも僕はありがたかった。

まぁ、なんせ1,700円もする宿だからね。安宿に泊まり続けた僕の旅の中ではニューヨークの次に高い宿だ。

 

 

午前中はiPhoneを片手に時間を過ごした。コンセントのすぐ近くに地縛霊のように座り込んで一心不乱に文字を打ち込む。

Wi-Fiが早いのもありがたい。ブログもなんの苦もなく更新することができた。

パタゴニアに来る前は地図を見て『こんな自然に溢れて湖がしこたまあるのうな場所じゃブログの更新なんてできないだろうな』と思っていたが、

実際に旅をしてみると意外にネット環境は整ってる印象を受けた。

 

 

 

 

ブログの更新がひと段落つくと、今度はスカイスキャナーとにらめっこをした。

この後のマサトさんたちとフィッツロイのあるエル・チャルテンの町までは日数がかかる。

その後12月8日までにヒッチハイクでブエノスアイレスまで戻るのはどう考えても無理のように思えた。

なんせ僕にはあと15日しか残されていないのだ。

 

 

僕はエル・チャルテンの先にあるel Calafate(エル・カラファテ)から飛行機でブエノスアイレスまで行くことに決めた。

調べてみるお安い時で21,000円でブエノスアイレスまで飛ぶことができる。安くはないけど、出せない金額じゃない。

 

このフライトはもちろんアルゼンチン側からだ。

アルゼンチンのドル両替は「公式レート」と「闇レート」というのが存在する。

国家破綻を経験したことこあるアルゼンチンでは国民の自国通貨に対する信用がかなり低く、みな米ドルを持とうとするらしい。

そのため、1.5倍の金額で米ドルをアルゼンチン・ペソへと両替することが可能なのだ。

補足だが、チリ・ペソもいくらかレートがいいみたいだ。

 

 

となると、もしかしたら今ここでチケットは買わずにアルゼンチンの旅行代理店でチケットを買った方がいいのではないか?と僕は思った。だとすると15,000円くらいで航空券を買うことができる。

だが、航空券がいつまでも安いと思ったら大間違いだ。安いのは二、三週間先でフライトが近づくと値段が上がることだってある。

今買うべきか?向こうで買うべきか?

株式の仲買人みたいに僕は頭を悩ませていた。というか僕はビビリだ。

 

 

 

 

 

気分を落ち着けるために外に出た。

外は天気がよく、気持ちのいい風が吹いていた。

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僕は長い髪をなびかせながら宿の近くを散歩し、再び宿に戻るとさっさと航空券を買ってしまった。

iPhoneしかもっていないので、eチケットはマサトさんのメールに転送し、それを持っていたUSBに入れてもらった。

あとは適当にネット屋を見つけてプリントアウトするだけだ。

 

 

ここまで終えた頃には、時刻は13:00を過ぎていた。

この間に新しく何人か客がやって来た。その中にメキシコのカサカサで僕のことを見かけた(と言っていた)日本人のシンさんという方がいた。

 

 

 

 

 

 

マサトさんたちと次の目的地である”Cochrane(コクラン)までのバスチケットを買いに行った後は、僕はいつものようにカフェに漫画を描きに向かった。

今日向かったカフェは昨日とは別のカフェだった。メイン通りとはいくらか離れているため、そこまで混んでいない。
小綺麗でそこそこ広いカフェだ。

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店員は白人よりのチリ人の女性二人だったが、どちらも愛想がなかった。

「すみません、カフェ・コン・ラチェはいくらですか?」と訊いただけでも、『何を言っているんだ⁈この中国人は⁇』みたいな顔をしている。

これは単なる被害妄想なのかもしれないけど、たかだか二、三語の単語しか話してないし、カフェに来て注文するものなんてたかが知れてるだろう。

愛想笑いのひとつもできない人間に出くわすと、僕はどこか困惑させられるのだ。

 

 

カウンターで注文した品名がかかれた紙の券を渡された。会計は最後にするようだ。

カウンターには初老の男性が座っていた。この役割分担の必要性がよく分からないが。彼は他の女性店員の愛想のなさをカバーするくらいに気持ちのいい人だった。

僕は先に会計を済ませてしまうとテーブル席に着いた。

 

 

運ばれてきたコーヒーは300円近くするのにとても小さく、僕はがっかりさせられた。

今回のカフェは作業環境としては申し分なかった。程よい高さのテーブルにサクサクのWi-Fi。店には僕の他に4人くらいしか客がいないので追い出される心配もない。

そこで2時間少し漫画を描いて2ページの話を完成させると、僕はバスキングをしに外へ出た。

 

 

 

 

 

 

今日も同じ場所でギターを構えた。月曜日ということもあり、通りには車が行き交っていたため、いくらか声を張らないと歌えなかったが、それでもバスキングがしやすいいいポジションだった。

夕方(と言っても20:00を回っていたが)には宿に戻ることにした。

 

 

 

 

帰り道で見つけたのはホットドッグ・スタンドだ。

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コーヒー以下の値段で大きなホットドッグが手に入る。

マスタードとケチャップをたっぷりかけたホットドッグに僕がかぶりついていると、どこからともなく野良犬がおこぼれを求めて足元へとやって来た。

僕はケチャップやオニオンのついていない部分を千切ると、そこ野良犬に芸を仕込むことにした。僕だってタダで放るほど優しくない。

「おすわり」は命令せずとも勝手に伏せるのでクリアだ。「お手」は犬の食欲の方が勝ってダメだった。となるとー、

 

 

犬の鼻先までホットドッグのかけらを持っていくと、犬は座ったままの体勢から前足を持ち上げた。まるで餌についた糸が前足とつながっているように、食いついてくる。なかなかにバランス感覚のいい犬だった。

ひとしきり遊ぶと僕はホットドッグを犬に放ってやった。その時の犬の喜びようと言ったら、ディズニーのアニメに出てきそうな喜びようだったので、僕まで嬉しくなってしまった。

最後にスーパーで紙パックに入った安い赤ワインを買って帰った。

 

 

夕飯はマサトさんとマックの作った野菜スープをいただき、お返しに赤ワインを少し献上した。

今日はいい感じに酔っ払ったので日記なんて書かないことにする。
ふぁ〜…下戸は幸せだ♪

 

 

3 件のコメント

  •  宿代がムチャ高いですね~!

    次の避寒旅行は福岡から香港に飛ぶことにしたのですが、空港税などすべて込みで1650円と同じくらいでしたよ。前回は香港からマカオや中国を抜けてベトナムへと進みましたが、今回は中国元が高いので4700円くらいでチェンマイに飛ぶことにしました。最近は3時間程度のフライトは5000円前後、6時間程度なら1万円くらいで飛べるLCCのセールばかり選んでいますので、なかなか欧米に行く気になれません。燃油代がゼロになりそうなので来年は渡欧、2017年は日食の時期に渡米して南米に下りたいのですが。ちなみに中国の経済崩壊で銅輸出が減ってチリペソも下落傾向とか。来年の3月にはセブパシフィックのグアム便も就航しますが、LCCの太平洋路線が間に合ってくれれば良いのですが…

    • >citydeさん

      セールとは言え、1650円で飛行機に乗れちゃうだなんて怖いですね笑。

      セールや時期は旅に大事ですよね。
      パタゴニアはチリ、アルゼンチン共に高かったですが、僕はオススメしますよ!車を借りて悠々旅するのがいいかもしれませんね。

      あー、デイリークイーンのソフトクリームも美味しいですよね。コシがあるんだよなあれ。

    • >citydeさん

      ぬあにぃっ‼︎‼︎
      それは安すぎますね!

      こちらはアルゼンチン、パタゴニアでのインフレで泣きそうになっています。
      去年のブログ情報がほとんど役に立たなくて、どこもかしこも値上がりです。

      いつかは太平洋を渡るLCCが登場するのでしょうか?
      だったら南米ももっと行きやすくなりますね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!