「いちがつついたち

▷2016年1月1日/ニュージーランド、クイーンズタウン

 

 

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前日の夜、セメタリーで寝ていたのが僕だけでじゃなかった。

どこかの茂みの裏でライトが光るのが見えたし、僕がテントを立てている時に、別の誰かが僕の正体を明かそうとこっちにやって来さえもした。その時に僕はポケットからiPhoneを取り出してLEDライトをチラつかせると、相手も安心して自分の寝床へと戻っていった。

まぁ、昨日は年越しで朝までどこかのバーで騒ぐヤツもいれば、キャンプサイトに戻ろうと必死になってるヤツ(ツーリストで自分のキャンプサイトがわからなかったらしい。僕に道を尋ねてタバコを一本くれると、大急ぎでどこかへ駆けて行った)それとか、僕みたいに墓場で寝るヤツなんてのがいたわけだよ。

 

 

 

朝起きると、墓場には僕以外のヤツの姿はなかった。

みんな朝が早いんだ。まだテントなんて使わないで身ひとつで寝ていたから、寒くなってどこかカフェなんかに引き上げたんだろう。

僕はテントを片付けると、すぐ近くのキャンプサイトに入ってシャワーでも借りようと思った。スタッフを探したんだど、朝早くから人なんていやしない。それにラッキーだったのはシャワーが朝から使えたことだ。

 

 

僕はさっさとシャワーを済ませて外に出た。

すると、ちょうど朝のごみ拾いをしている黄色いビブスを着たおばちゃんに出くわしてしまった。「あなた、客なの?キャンピングカーはどこの?」なんて訊いた。その時の僕の格好と言ったら、バックパックをを背負って、少し濡れた髪を結ばずに垂らしておいたわけだから、浮浪者感は満載だったろう。どこからどう見てもキャンプサイト利用者には見えなかったからね。

僕が「シャワーを探しているんですけど」なんて曖昧な返事をしていると(既に浴びたんだけどね)、掃除のおばちゃんは「Get out of here(とっとと失せな)」と僕に言った。この訳が正しいのかはわからないんだけど、このセリフを言われた時はなかなか惨めな気持ちになるもんだぜ?あぁ、僕はホームレスだったんだって思い知らされるわけだからね。

 

僕がテクテクとキャンプサイト出ようとすると、後ろから誰かが走ってくる音が聞こえた。

もしかして、さっきのおばさんか別のスタッフが金でも請求しに来たのかな?と最初は思ったんだけど、それはここの宿泊客の一人だった。髪の長いサーファーみたいなお兄さんで靴は履いていなかった。ちょっと息を切らしていてね。何を言ったかと思えば、「おい!五番のシャワーならタダで使えるぜ!」ってことだった。いやぁ、僕は嬉しくなって思わず顔がにやけちゃったね。僕はそのお兄さんにお礼を言って「実はシャワー既に浴びてたんだ」と言った。

新年早々嬉しい気持ちになるっていいもんだよ。

 

 

 

 

体をスッキリさせた僕が向かったのはコインランドリーだった。いい加減ジーンズやらボタンシャツを洗濯した方がいいと思ったんだ。それにこのクイーンズタウンには1ドルで使えるコインランドリーがあるらしい。”hiticwiki”にそんな情報が書いてあったんだ。

僕は書かれていた場所まで歩いて行ったんだけど、そこにはコインランドリーなんてものは存在しなかった。まぁ、ネットの情報なんてすぐに廃れてしまうからね。

 

それで僕はどうしたかというと、どこかもバックパッカーホステルに言って洗濯機を使わせてもらえないか頼んだんだ。僕が行ったホステルはツアー手配もやっているとこだった。受の女のコに訊くと、「洗濯はさせてあげられないけど」と、コインランドリー場所を調べてくれた。だけど、そのコインランドリーってのが街から10kmも離れた場所にある空港の近くだとか言うのには困ったね。だって街の中心地に4ドルで浸かるコインランドリーがあるのを僕は知っていたんだもん。きっと彼女はコインランドリーの場所を宿泊客に尋ねられたらずっと同じ場所を教え続けるんじゃないかな?

 

 

仕方がないので僕は、先日見つけたそのコインランドリーに行くことにした。ホステル併設で、ホステルのロビー内には入れるようになっていた。あまり居心地のいいロビーじゃなかったけどね。

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僕は2ドルで洗剤を買うと、匂いの染み付いた衣類を洗濯機にぶちこんでコインを投入し回した。洗濯が終わるまで35分くらいあったんだけど、その間はずっとナチュラルドレッドをほどいていたね。いい暇つぶしになるんだよ。

洗濯をすませると同じように今度はドライヤーに衣類をぶちこんだ。温度を一番高いやつにセットしておなじように4ドルを投入した。まったくいい商売してるよな。洗剤も含めれば合計800円ちょっとだよ。日本でも変わらないだろうけどね。

乾燥させた衣類はなんだか今までとは違ったような肌触りになって返ってきた。フリースジャケットもあんなにフカフカしていたなんて自分でも驚きだったね。

 

 

 

 

そこまでやると、僕はようやく今日一日の雑務から解放されたような気持ちになった。

僕は今日はがクッキー屋で1ドルでコーヒーにありつけるのを思い出したので「Cookie Bar」というクッキー屋さんに向かうことにした。ニュージーランドには「Cookie Time」っていう大版でちょっとリッチなクッキーが売っているんだけど、そのコンセプトストアみたいなのがクイーンズタウンにあったんだよ。

 

無料のコーヒーは9:00から11:00の二時間限定で、僕は運良くそれに間に合うことができた。1ドルの割にはなかなか大きなカップで、しかも早いWi-Fiにもありつえたのは最高だった。外のカウンターでコーヒーを飲みながら作業をした。隣のスターバックスみたいに時間制限もなかったから心ゆくまでネットを使うことができたね。

 

 

 

 

12時を過ぎると、僕は今日もバスキングをしにいつもの通りへと向かった。

新年一発目のバスキング。こっちも街自体がなんだか静かでのんびりとした空気がただよっていたから、あまり稼げないだろうなと思っていんだ。

 

 

だけど、どうだろう?一回オーダーが入るとそこからはノンストップだった。日が暮れて線が見えなくなるまでずっと似顔絵を描いていた。

今日なんて日本人旅行者の女のコとかに声をかけられちゃってさ、うん。なかなか嬉しかったよね。ハイキングが好きな女のコがいたんだけど、そのコは漫画の英文のダメ出しをしてくれた後で漫画買ってくれたんだよね。あざっす。

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それとか30分以上も待ってくれている人がいると、こっちもなかなかにプレッシャーだった。

あぁ、あとメキシコ出身のお父さんがいる家族の絵とか描いたな。

一人一人どんなヤツだったか書きたいんだけど、それを書くと長い日記がさらに長くなっちゃうかれね。写真を見ればどんなヤツでだったか大体思い出せるからここには書かないよ。

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クタクタになってスターバックスでコーヒーを買ったんだけど、22:30には閉店で満足に充電できないまま僕は店を追い出された。

どこかのショッピングモールの入り口の脇にたまたまコンセントを見つけた僕は、本を読みながらiPadを充電していたんだけど、そこでも似顔絵のオーダーが入った。

 

オーダーをくれたのはイギリス出身のバスカーのヤツでギターをタッピングで演奏するクールなヤツだった。ジョン・バトラー・トリオとかが好きとか言っていたな。「オーシャン」って曲しか知らないけど、あれ、いい曲だよね。

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似顔絵を描いているといつの間にか四人くらいギャラリーができて、そのうち一人の兄ちゃんがオーダーをくれた。

そこまでやって今日のアガリは170NZドル(¥14,089)。

 

 

なんかね、気づいたら時間が経ってるんだよ。

ギターだったら喉を枯らして、すり減るくらいな疲れようなのに、僕の場合は全部が楽しい。そりゃ腰が痛くなったりするんだけどさ。あまりお金を稼いでいる感じはしないんだよな。

 

 

今日は墓場ではなく、ヒッチハイクを開始するハイウェイの近くにある公園にテントを張った。

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4 件のコメント

    • >ウタさん

      ウタさーーーーーーーん!
      あけましておめでとうございます。
      それと、返信遅れてごめんなさい。製作活動期間でした。

      いつもコメントありがとうございます♪
      お互い2016年がよい年でありますよう願っております。

  • はじめてコメントします‼︎
    世界1周ブログたまに読んんでて見つけました(^^)今私はクイーンズタウンより南のテアナウに住んでます‼︎ワーホリです。密かにいつも応援してます^o^♪こちらキレイな湖と山と星空しかないですが良い所なので来れたら是非‼︎

    • >MOMOさん

      うわーーー!ごめんなさい!ブログしばらくお休みしていたので
      返信もすっかり遅れてしまいました!

      えっと、ブログにはちょっとばかしタイムラグがあります。
      コメントをいただいた際は既にオーストラリアでした(土下座)

      応援ありがとうございます。
      クイーンズタウン、めっちゃ綺麗でした!
      やっぱ墓場は寝心地がよかったですね♪

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