「雨の日。台北」

2月27日/台湾、台北

 

 

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寝ている間に雨が降り出した。

テントはコンクリートの東屋の下に立てているので雨はしのぐことができている。

問題はいつこの雨が止むのかということだった。

 

 

朝までその雨は降り続いていたが、止む気配はなかった。

やっぱり野宿をしている時の雨はあまり好きになれない。これが宿に泊まっているのならずっと屋内でゴロゴロしてられるのになぁ。

僕はそのまま寝続けて雨が止むのを待ってみたが、雨は降ったり止んだりを繰り返していた。野良犬たちも近くの屋根の下で身を寄せ合っている。

というか彼ら(その野良犬たちのことだ)を見ていて思うのだけど、

これが日本だったら間違いなく保健所の人間に捕まって殺処分されているところだけど、台湾はどうやら何頭か野良犬がいたところであまり気にもかけないようだ。昨日もこの川沿いをフツーにランニングしたり、犬の散歩する人の姿が見えた。いい意味で、彼らは野良犬と共存しているのかもしれない。

 

 

 

 

いつまでも雨が止みそうになかったので、僕はテントの中で破けたジーンズを修理することにした。

メルボルンでnudie jeansのコンセプトストアに行った時、たっぷり糸はもらってある。

一体何回同じジーンズを修理したことだろう?

大事に使っているつもりだけど、もうここまでボロボロになると(僕は一年以上一本のジーンズを使っている)穴を塞げばまた別の箇所が破けてくるといった始末だ。

 

ちょっと前にミニマリストの方のブログを読んだ。

ミニマリストとは必要最低限の荷物を持って暮らす人のことさすらしい。そのブロガーの人はpatagoniのジーンズを二年穿いてきたと書いていたが、そのジーンズに穴なんて空いていなかった。

「ジーンズをボロボロになるまで穿いて、クラッシュデニムをカッコいいとする風潮があるようですが、ジーンズ会社に踊らされているとしか思えない」

とその人はブログで書いていた。

着る人にもよるのかもしれないが、やはりジーンズは長く使えてこそ意味がある。もともとは作業着なわけだし。

 

生産することと環境負荷を減らすことは相反する。

僕も必要以上に物を買いたくない。こんなすぐに破けてしまうようじゃ機能面としては役に立たない。それなら店先にでも飾っておいてもらった方がマシだろう。

修理に出したのに更に別の穴の空いたジーンズを、僕は一時間かけて修繕した。この時間をもったいないと感じなくもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

12時前には雨がおさまったのでようやく僕は撤収を始めた。

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そして僕は台北から出て行くことを決めた。

向かう先は台南(たいなん)だ。

どうやらそこもバスキング向いた街らしい。それに南に行けば天候も良くなるんじゃないかと考えたからだ。

 

 

ロクにバスキングもできずに、手持ちの金も減る一方だったので、バスターミナルまでは歩いて向かうことにした。

バスターミナルのひとつは台北駅のすぐ近くにあった。

ターミナルの中にはバス会社のブースがいくつかあった。

適当にひとつのバス会社で台南行きのバスの値段を尋ねてみると驚いた。なんとここから五時間くらいの距離にある台南が360台湾ドルで行けてしまうのだ。夜行バスその価格だ。日本円に換算すると1200円ちょっとといったところ。僕は席が空いていた24:20発のバスチケットを買った。

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バスまでの時間、僕は辺りをぶらついてタバコを何本か吹かした。

大通りに面した通りで地下街への階段見つけた。

地下街へと続く階段はどの場所も同じに見え、味気なくも見える。だがその先にどんな世界が広がっているか実際に地下へと潜っていかないとわからないのだ。

僕はあまり気乗りしなかった。また昨日のよう怒られたら嫌だったからだ。聞いていた話では台湾はの警察官、警備員は優しいということだったのに!

 

 

まぁ、でもものは試しだろう。見るだけだったらタダだしね。

ダメ元で地下街へと降りていくと、そこにはブースを構えた小さな露天がいくつも並んでいた。

 

 

歩行者の数も申し分なかった。

『なんだよ!みんなここにいたのかよ!』と大災害が起こった街で生存者のコミュニティを発見した映画の主人公のような気持ちだった。

またバスキングをするのにも良いロケーションでもあった。

これだけ店が出ているなかで僕が漫画を描いていたって変には目立たないだろう。念のため巡回中の警備員がいるか探してみたがそれらしき人間の姿は見られなかった。

コーヒーを買って心を落ち着けると、僕は適当な場所で荷物を広げた。

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最初の数十分はやはり人々は『なんなんだコイツは?』と視線を向けるが、やがて誰かが足を止める。

似顔絵のオーダーが入ればあとは相乗効果で他の人も足を止める。

似顔絵を待たせる効果はここにもある。写真をとってカスタマーを自由にしてしまう台湾人の似顔絵の女のコをメルボルンで見かけたけど、やっぱり人を待たせていた方が適度なプレッシャーになるし、人も集まる。

 

 

いつもの流れで似顔絵を描き、地元の人たちと楽しく喋った。

中には日本語を勉強している大学生のカップルなんかもいて、そもイントネーションの綺麗さに最初は日本人かと思ったくらいだ。

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アガリは2400台湾ドル。8,000円ちょっとだ。

バスキングをした時間は17:00-21:00の約四時間

 

 

地上に出ると既に雨は上がっていた。

僕はキャスターをふかし、確かな手応えを感じて台南行きのバスに乗り込んだ。

 

 

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