▷プチ断食日記

 

 

断食

に興味を持ったのは(せざるえなくなったのは)

コスタリカを旅していた時に急激な腹痛に襲われたことがきっかけだったからだ。

最初は『食べて体を直そう!』と、ゲストハウスで出される朝食を無理やり食べていたのだが、とうとう胃が受け付けなくなってしまった。それでも食べると胃が気持ち悪くなった。

当時は、もう二年以上も旅をしていたわけだし、保険も切れていたから病院に行くこともできなかった。

原因はメキシコで食べた激辛サルサソースによって腹を壊しているのに、貧乏根性で食事を続けたせいだと思っている。

 

 

そのときちょうど「ガンカンジャー」という日訳された韓国のweb漫画を読んでいたもんだから、『もしや、自分もガンなのでは??!!』とビビってしまったくらいだ。

追い込まれた僕は、以前ネットで「世にも美しいガンの治し方」というサイトを見たことを思い出し、

そこから食べないことのよって体調を改善することを説く石原結實(イシワラ ユウミ)ドクターを見つけ出した。

彼の著書をさっそくKindleのアプリでダウンロードした。

断食や食生活によって劇的に体調が改善するといった類の話は割とスピリチュアルな方向に片付けられがちだ。

だが結論から言うと、僕は食べないことによって体調が改善した。もちろん巷にあふれる健康法はウソくさいものも存在するが、自分実践する分にはだれにも迷惑をかけない。

 

 

 

 

 

 

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一日の食事量を減らすこと、もしくは半日から一日の間何も食べないことを「プチ断食」と呼ぶのがポピュラーな言い方のようだ。

この断食の目的は胃腸を休めることである

それに食べ物が胃におさまっていない状態で空腹感を感じると、白血球の働きが活発になり、それで免疫力が上がるのだとか。

科学的にプチ断食の効果がいくつか説明されているけれど、興味のある人は自分で調べてみるといい。

 

 

今回は僕の三日間にわたるプチ断食実践日記だ

あれ?もはや「プチ」ではない⁈

 

 

今の僕の食生活は基本「一日二食」を心がけている。

昼と夜だけ。コスタリカ事件(っていうと史実みたいですね)をきっかけに僕の食生活は変わった。朝は白湯なり、コーヒーなりで済ませてしまう。

旅を終え日本に戻ってくると、その食生活も変わってきてしまった。周りに食べ物があふれ過ぎているのだ。それも麻薬的に美味しいやつが…。

 

スナック菓子なんて超危険だ。

成分表示なんか見ると、よく分からない化学薬品だか調味料の名前が羅列してある。それを知りながらも『食べたい!』という食欲の方が勝り、ついつい手に取ってしまうのだ。

 

 

一番『食べたい!』と感じてしまうのは周りの人間が美味そうに何かを食べている時

そりゃ目の前にお菓子があって、友達がパクパク食べていたら、自分だって食べたくなるよ。食べないようにしていた分、タガが外れたように食べちゃうんだけどね。

僕は今までさんざん「節食」を声高に叫んでいたので、そんな時は周りの目が冷たい。『お前、食べないんじゃないのかよ?』という眼差しが痛い。いいじゃないか!食べたって!

 

そんな風にして食べ物の誘惑に負けているうちに、僕の体重は旅に出る前と変わらなくなってしまった。食べ過ぎると62kgオーバー。そうなると顔にしまりがなかくなってくる。僕は太りやすい体質なのだ。

 

 

 

以前Facebookで「三日間断食をすると免疫力がアップする」という記事を見た。よくある信憑性のない話だけれど、僕はその話にちょっとだけ食いついてしまった。

榎木孝明(エノキ タカアキ)さんという俳優が一ヶ月に渡る「不食」を実行したという記事を思い出したからだ。

「不食」とは自ら進んで物を食べないことを呼ぶらしい。「断食」は宗教的な意味合いを含むんだとか。まぁ、どっちでもいいや。

 

それらのことを思い出した僕は

『一日くらいまるっと何も食べなくてもいいんじゃないか?』

と思い立ったのだ。

 

断っておくけど、不食なり断食をいきなり始めたわけじゃないからね。食事量を減らしてたから、ちょっとその先まで行ってみようってなったのさ。

 

 

 

 

 

プチ断食一日目

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なんか口が寂しくてさ。タバコもやめちゃったしね。

 

 

旅の終盤から「何か食べたくてたまらない空腹感」というのを感じなくなっていた。分かりやすく言うと、小学高の時の「うわ〜〜〜!早く給食喰いてぇ〜〜〜!今日カレーだってよ〜〜?」ってな感じ。え?僕だけ?

今は腹が減っていることは自覚できるのだけれど、そこまで強い空腹感は感じない。血糖値が下がってイライラすることもあるのだけれど、一定の時間が過ぎるとそのイライラやソワソワはどこかへ過ぎ去ってしまう。

僕が一日中家で作業してるというのもある。自分の身を食べ物のない場所に置いておけばあまり気にならない。

 

 

意外だったのは食べなくても体が動くということだった。

プチ断食を始めたその日から僕はランニングを始めた。腹に何も入っていない状態でどこまで動けるか確かめたかったのだ。

きっとこれは年齢にもよるんだろう。育ち盛りの高校生が何も食べずにハードな部活動ができるとは考えられない。

 

 

プチ断食一日に口にしたのはコーヒー(5〜6杯)と「いいちこ」のオレンジジュース割

目的は胃をできるだけ空っぽの状態にすることだし、固形物じゃなければ摂取していいだろう。個人的にやっているので、そこらへんのルールはゆるい。

 

面白かったのは、たかだか一日何も食べなかっただけで、そして適度に運動しただけで、体重が60kgを切っていたことだ。59 .7kgとかだったかな?

体重の数kgは体内に残った食べ物が占めているのだろうか。排便もよかったんだよ。健康状態はいい。

 

断食は睡眠にも影響が顕著に現れていた

この日は浅い睡眠でも平気だった。2時間ベッドの上で布団にくるまっていたのだが、うとうとしただけで寝付けなかったのでそのまま走りにいくことにした。おかげで筋肉痛がもっとひどくなった。

 

 

 

 

 

 

プチ断食二日目

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作業を始める前に時々感じる「無気力感」をほとんど感じなくなっていた。集中力が増した。頭の中もクリアだし、体も軽い。

ただ、前日寝ていなかったためか、午後になると脳みそが働かなくなった。

そしてついついチョコレートを食べてしまった。

血糖値をあげれば脳みそが起きるかなと思ったのだ。

お菓子をつまんでも頭が働かなくなってしまったので16時から18時まで睡眠をとった。

 

 

夜も走りにいった。筋肉は正直だった。

いきなり運動されたんじゃ疲れも溜まるよね。筋肉痛で足が重く、センチメンタルにも浸れないほど走るのが辛かった。コースは第一日目と同じ家から生田高校まで。

断食と筋肉はあまり関係ないみたいだ

 

 

プチ断食二日目で口にしたものは、コーヒーとアイス。そしていくらかの酒。さっきも書いたけど、なぜだか家に麦焼酎の「いいちこ」があるんだよ。以外にオレンジジュースと合うのだ♪

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甘いものを食べたせいか顔に小さなニキビがふたつできていた。

けれど顔はちょっとしまったように見える。全体的には肌ツヤよし!鼻の毛穴は綺麗にふさがり始めた。体重は59.7kg。

これなんの分の体重の増減なんだろう?まさかチョコで太った?

 

 

 

 

 

 

プチ断食三日目(途中経過)そして、僕なりの考察

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三大欲求は「性欲・睡眠欲・食欲」なんだってさ。ある意味『美味しい!』って思える状態は快楽のひとつなのかもなー。

 

 

 

さて、今のこの文章を書いている時刻は11:25分

今朝は朝7時に目がさめた。昨日2時前に寝たから約5時間の睡眠ってとこだろう。

体調良好。時々何か食べたくなるが空腹感とは別の欲求だ。お腹が「キュルキュル」と鳴ることはあっても何かが死ぬほど食べたくなることはない。

明日(編集している時点では今日)は、目黒で行われる「路地裏ダイニング」で似顔絵を描く予定だ。もしかしたらそこで何か差し入れがあるかもしれない。

 

 

 

こうして 二日間、不食を実践してみて僕が思うのは、この状態に慣れれば一ヶ月の不食もやれないことはないんじゃないかなってことだ

もちろん僕は食べるのも好きだし、女のコと食事にも行きたいので、そこまではやらないけどね。

 

 

では、「断食/不食」とはなんだろう?

僕は思うのだけれど、

現代の日本人って実は食べ過ぎなんじゃないだろうか

それを大人になっても続けているせいで、ラクダのこぶの中に栄養(正確には脂肪)を溜め込んでいるように、僕たちの体の中にも、しばらくは食べないでも平気な栄養が蓄えられているのではないだろうか?上の絵がそうね。

そして余剰に食べた物の栄養化だかが体のキャパシティをオーバーすると病気になるんじゃないだろうか?

 

 

時々お腹が「コロコロ..」ではなく「キュ〜〜〜..」っとなる時がある。胃の中がじんわりと熱を帯びるのがわかる。

そんな時は、体が食べ物ではなく何か別の物から動くためのエネルギーを抽出しているような気がする。

それは体内に入ったバイキンを白血球が捕食している 合図かもしれないし、運動不足でからだについた脂肪を燃焼している音なのかもしれない。

 

 

あ、そうだ。これも描きたかったんだ。

ミュージシャンのライブ映像を見ると、あたりまえだけど動きにキレがある。中でも30歳半ばから40歳を越してもなお、キレのある動きをするアーティストはどこか「飢えている」ように見える。余分なものがなにひとつついておらず、活力に満ちている。

ボクサーもそうだ。設定された体重まで減量し、ハングリーな状態で試合に臨む。

それはなぜだろう?

適度な飢餓感はからだを強くするのに必要だからじゃないか?

 

 

適度に空腹感にさせられたマウスの方が長生きするのは科学的に証明されている。人間だって同じだろう。

僕はこれから漫画を描いていく上で、ミュージシャンやアスリートのようなシャープネスを獲得したいがために、不食を実践しているのだ。

そして、そのキレのある状態で動けるのが「何kg」の時なのかを見極めたい。僕の場合は60kg以下だろう。

 

 

なんてね。日常のささやかな人体実験。誰にも迷惑はかからない。

ならやってみりゃいい。試してみりゃいいのさ♪

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!