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ぼ〜っとすることの大切さが
最近わかったような気がする。
日常生活で訪れる、手持ち無沙汰な時間。
ふとタバコに手を伸ばしてしまうあの時間や、
特に用もないのにスマートフォンをいじってしまうあのタイミングや
一人でバーに行って、マスターとの会話が終わってしまって、感じるあの間。
「この時間は無駄なんじゃないか?」と不安に感じていたあの時間。
ぼ〜〜〜っとする時間は日常生活に時折顔をのぞかせる。
だいたいそういう日常生活の間みたいな時間には、適当なことをして時間をつぶそうとしてしまうのだけれど、
そういう微妙な時間ほど、あえて何もしないことでぼうっと過ごすことも大事なんじゃないかと僕は思うのだ。
ずっと作業をしていると、どうしても意識が向かわなくなってしまったりだとか、集中力が持続しないタイミングがくる。
絵を描き出す前に「気持ちが乗らないな〜」と思うこともある。意識が散漫してしまっている時だ。
そういう時に、昼寝をしたり、本を読んだり、適当なことをすると気分を紛れて頭もスッキリするのだけれど、ぼ〜っと過ごすこともそれなりに効果があったりする。
むしろそういう時間は何もしないことが重要なのだ。
やることは簡単。ただひたっすらにぼ〜〜〜っとする。
眠ってもいけない。他のことをしてもダメだ。ただそのふわふわした時間に身をまかせることがポイントだ。
この時に焦ってはいけない。『そろそろ作業に戻らなきゃな』だとか『果たしておれはこんなことをしていていいのだろうか?』なんて雑念は取っ払わなくてはいけない。
ぼ〜〜〜っとすることにはちょっとしたコツがいるのだ。
さぁ、みんなもやってみよう。
目を半開きにして、口をぼけ〜っとあけて、空の一点をじっと見つめる。長めのいい場所だったら効果も倍増だ!
さんはいっ!

ぼ〜〜〜っとすることは、ある意味では瞑想と似ているのかもしれない。
僕も一時期、頭をスッキリさせるために瞑想ができるように挑戦してみたことがあったけれど、やっぱり瞑想を会得するにはコツがいるため、結局は習慣化することはなくなってしまった。
あれって、姿勢だとか、雑念が浮かばないように努めたりすることが難しいのだ。
それにどれだけやっていいかわからないしね。時々やってみるけどね。「型」みたいなのに意識が向きすぎて瞑想じゃなくなっちゃうんだね。えっと、言ってる意味わかるかな?
それに比べて、ぼ〜〜〜っとすることは誰でもできる。
バーのカウンターに座っていてもできてしまうのだ。制限はもうけていないため、どこでだってぼ〜〜〜っとすることができる。
ぼ〜〜〜っとすることにはちゃんとメリットがあることを忘れてはならない。ぼ〜〜〜っとすることによって、頭がスッキリする。思考が整理されるのだとわかれば、ぼ〜〜〜っとすることに抵抗感はなくなるはずだ。
そうなれば、何もしていない時間は自分にとって大切な時間だとも考えることができる。
ぼ〜〜〜っとすることを会得できたのであれば、あとは、そういうタイミングを見つけては思いっきりぼ〜〜〜〜〜〜〜っとすればいいのだ。
何もすることがなくなって、気に病む必要もない。
あなたにとってその時間は意外と大切なのだ。
毎日、めまぐるしく情報処理に追われ、常になんらかの情報を浴びている僕たちは案外、何もしない時間は必要なんじゃないだろうか?
今日はぼ〜〜〜っとすることのすすめ。
意外と大事だよね。
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