世界一周252日目(3/7)
僕はマゾヒスト
なのかもしれない。
ここから次の町、ゲイジンまでジープで向かい、
そこから隣町のペーリンまで
歩いて行くってんだから、
バカかMかのどっちかだろう。
もしくは自分でも気づいてないけど、
やっとこさ山歩きの魅力が分かってきたか。
さて、山歩きの始まり。始まり♪
ちなみに僕の格好はというと、
軽量化したバックパック背負い、
カメラやアウターを中に入れ、
gorillapod(三脚)をつけたサブバッグを
前にかけるいつものスタイル。
トレッキングする人は
カメラとかどうしてるんだろう?
こういう時はカメラのジャケットじゃなくて、
ショルダーバッグのようにたすき掛けにする、
程よい大きさのバッグが欲しいところだ。
最初の一時間は
平坦な道や下り坂。
山を降りてる感じ。
昨日よりも周囲の景色を
楽しむ余裕がある。
やっぱり、人間ってのは
慣れていく生き物なのだろう。
そして回数を重ねるうちに
「え?おれ?
一年に5~6回は
トレッキングに行くけど?」
みたいに涼しい顔をしだすに違いない。
すれ違う人々とも
「ナマステ~♪」と爽やかに挨拶を交わす。
一時間歩いて一回休憩を挟み、
また歩き続ける。
それにしても、
ペーリンってどこにあるんだ?
コウジさんから歩いて行けるって聞いたから、
こうして歩いているんだけども…。
何人もの人に「ペーリン?」と訊いて
進んでいる方向が間違っていないことを確かめる。
まあ一方通行だから
間違ってるわきゃないんだけど。
そして2時間近く経った頃、
「ペーリン?歩いて行くのかい?
ちょっと遠いな。
この先で上がる道があるから、
他の人にも道を確認するんだよ」
と言い出すおっちゃんに遭遇した。
ははは。
ゲイジンからわざわざ歩いて
ペーリンを僕がたいそう物珍しいようだった。
おじちゃん、
トレッキングって知らないのかい?
それとも僕が歩いている道は
トレッキング・ルートでもなんでもないのかい?
それに「上がる」?どこを!!??
「あ~、ペーリンね。
ここを上がってくのさ」
ここ!!!???
目の前には
どローカルな道。
「ここー…ですかい?」
「「ココ?」そう。ここ」
なんでもなさそうに
ケロっと言うおばちゃん。
覚悟を決めるも何も、
進む方向は一本しかない。
山道を登っていった。
しばらく行くと道は広い道に出た。
そして、砂利道は舗装された道路に変わった。
よかった。ずっとこの道だったらどうしようかと。
だが、続いているのはずっと上り坂。
あれは蜃気楼かなにかだったのか?
ハァー…はぁ…。
やっぱり上り坂
キツくないっすか?
すれ違う人たちは作業を止めて、
『アイツなんであんな荷物背負って、
息切らして歩いてるんだ?』
と奇妙そうな目で僕のことを見ている。
「な、ナマステェ…」
もう挨拶する気力も残っていない。
登り切った坂道。
ペーリンはさっきまでいた
ジョータンのよりもさらに小さいところだった。
その割にはホテルの数が多い。
見つけた150ルピーのドミトリーに
僕しかいなかったことが救いだった。
はぁ…。
たまった3日分の洗濯物を片付けて、
体を洗いたいよ。
だが、山の上の暮らしは
そんなに楽じゃない。
安宿でホットシャワーなんて
もちろんでない。
僕がシャワーを浴びたいと言うと、
宿の人はバケツに入った
熱湯を持って来てくれた。
冷たい水で洗濯物を済まる。
宿のおっちゃんは、僕が貯め置きの水を
何回か使っているのを見て
「もうこれ以上洗濯するな!」と
イエロー・カードを出してきた。
すすぎに少々熱湯を使い、
バケツに4分の3ほど残った熱湯で
頭と体を洗う。
石けんがちゃんと流し切れておらず、
体が少しヌメヌメした。
少し山を登っただけなのに、
だいぶ寒くなった。
完全にミスった。
ここで洗濯などするべきではなかったのだ。
あと一日待たないと洗濯物は乾きそうにない。
そして、この町には
僕の見たいものはなさそうだ。
宿の団欒スペースのような場所に顔を出して、
「チャイ飲める?」と僕が尋ねると、
おばちゃんは
「さっきレストランの場所教えたろ?」
と軽くキレれてきた。
ドミトリーのベッドには
シラミがいるようだった。
気づいたら体が痒い。
ベッドを急遽変え、
僕はその日の眠りに就いた。
やれやれ。
洗濯物のせいで一日足止めだなんて…。
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あと
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>らいたさん
あ、あざっす!
僕の長ったらしいブログにおつき合いいただけて
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感想聞かせていただき幸いです。
ですが、このブログは
通常のフォントを基準に書いています。
面倒くさがり屋スキル不足の僕はそれをどう変更していいのか
ちょっと分からないので、
その話はまた今度にしましょう♪
コメントありがとうございました♪