「バカやってる?」

世界一周298日目(4/22)

 

「おれにはぁ~~~!
やりたいことが
あるぅううう~~~!!!」

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まだ僕が中学生だったころ、
「学校へ行こう!」というテレビ番組で
校舎の屋上から中高生が心の内を
シャウトするという企画があった。

「未成年の主張」という企画だ。

それは自分の夢を語ったり、
好きな娘への告白だったり、
ゲイのカミングアウトだったり…。

まぁ、けっこう面白い企画だった。
僕は部活が終わって夕食を食べながら
弟たちをテレビを見ていたものだった。

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しゃあっ!

そんな25歳で
とっくに未成年過ぎちゃった
シミさんのやりたいことは~…

バスキングゥゥゥぅ〜〜〜!

 

 

2013年の7月1日から
始まった僕の世界一周。

訪れた国でかならず
一回はバスキングをしてきた。

日本で路上ライブなんてやったことのなかった
僕のバスキングデビューはロシア、
モンゴルとの国境の町、ウランウデという場所だった。

初めてセキュリティに注意された時は
マジビビった。

でも、やらなかったら
この先もあれこれ理由をつけて
やらないと思ったんだよね。

それから回数を重ねる度に
度胸とふてぶてしさが身についてきた。

今日はここで思う存分唄ってやるんだから!

 

 

 

そうそう。

インドで仕入れた雑貨が
2週間ほどで相棒のまおくんちに届いた。
総重量16kg。

売り物としてではなく、
まおくんに頼まれてたシーシャも
仕入れておいたんだけれども、
タバコ税として¥3,600円の着払いが
請求されたんだとか。

余分にかかってしまった出費を
取り戻すためにも唄うしかねえ!

 

 

そんなわけで午前中は
日記を書いたりして過ごし、
お昼過ぎから僕はバザールへと向かった。

 

 

 

 

 

最初に目をつけた場所では
一曲目で恰幅のいい
ボス的なおっちゃんからストップがかかった。

ハエを追い払うように手で
「ここではやるな」と言われる。

周りで聴いていた人たちの何人かは
「別にいいじゃないか!」みたいなことを
言ってくれたが、はいはい分かりましたよ。
こういう時は素直に従う。

ほんの10メートルほどズレてしまえば、
特になにか言われることはなかった。

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まぁ、どこでやっても
エラそうなヤツが出てきて
追い払われるんですけどね。

数曲唄いだすと徐々に人が集まり始める。
レスポンスが入るとこっちもノれる。

テヘランおなじみの
「日本語を喋れるイラン人」のおっちゃん

「何してるんですか?」
「出身は?トーキョー?」
「どこ泊まってるの?」

などと絡んでくるのにももう慣れた。

 

 

2時間ほど唄って、
僕はさらに奥へとせめて行く。

目をつけたのは
アーケードのかかったバザール
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ここで唄えるのか?

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なんかこのボロボロした感じ好き♪

 

 

外から見ただけでも、
唄えるスペースなんてありそうもないくらい
人がたくさんいる。

とりあえず、ギターケースを抱えて
アーケード街の中で場所探しを始めた。

声の反響するいい感じの場所で唄うも
2曲目でストップ。

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アーケード街のメイン通りでは、
演奏できそうな場所は
他の露店のじっちゃんたちに
とられてしまっている。

 

「ほら!ここで唄え!」
なんて絡んでくるお兄さんたちを利用して
何曲か唄うが、だいたい10分もしないで

「もういいや」と
あちらから演奏しろと言ってきたくせに
ストップをかけてきやがる。

バザールの中で人が集まるのはやはり
商売の邪魔になるようだ。

テヘランのアーケードの中は
バスキング向きじゃないな。

そう見切りをつけて外に戻ろうとした時だった。

 

 

 

「ほら!こっちだ!」

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ペルシア語で喋りかけてくので
相手が何て言ってるのか分からないが、
そんな感じだった。

 

「えっ?もう僕は行くよ」

「いいからいいから!」

 

プロデューサー気取りで
あっちこっち僕のことを連れて行くおっちゃん。
酔ってんのか?この人?

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呼び止められたお店だったり、
時計屋の前だったり、
僕は3カ所くらいつれまわされて唄わされた。

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稼げないと思っていたアーケードの中も、
気づいた時にはそこそこの額に。

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なんとかアーケードを離れて外に出ると、
黄色い服を来た恰幅のいいおっちゃんが
すれ違いざまに僕の肩を突っぱねてきてのは、

「調子に乗るのも大概にしろよ」

そういうことだろう。

 

 

だが、僕は調子に乗りたい!
真剣にバカなことをやりたい!

 

アホみたいなことをやって
「うわぁ~!」
って脳みそがなったその先に
楽しいことが待っているから(笑)

まぁ、アレっすよ。

ライブとかで
モッシュできる人とできない人の違い

違うか。あれ下になると
めちゃくちゃ痛いからね。

IMG_5859 特に写真に意味はありません(笑)

 

 

「楽しむ」ということについて、
ライブの楽しみ方は人それぞれだと思う。
(ロックアーティストやフェスなんかを想像して欲しいんだけど)

だけど中途半端な位置で
ノり切れずにライブを楽しむのと、
周りなんか気にせずに楽しむのとは
どっちがいいだろうか?

僕は無論後者だ。

以外と生きている中で
そんな場面はいっぱいある気がする。
周りに流されることじゃない。

僕にだってバカになる時と
そうじゃない時くらいある。
自分のスタンスを持つことも大事。

 

まぁ、そんなわけで僕は
世界中でバカをやってるわけです。

一回しかない人生だかんね。
楽しまねーとな!

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最後に僕が路上演奏をやったのが、
メトロの入り口付近だった。

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ギターケースを前に置いた時点で何人か集まる。いい感じだ。

 

 

 

「日本人か?何やってる?」

 

ここでも日本語を喋るイラン人のおっちゃんが、
若干怒り気味で声をかけてきた。

 

 

「ストリートパフォーマンスですよ」

「ここにいる人たち、
みんなお金持ってるぞ。
ほら、コイツも!コイツも!」

 

 

なんだよ?その遠回しな嫌がらせは。

メトロの入り口前のリスナー層は、
とてもじゃないがよくなかった。

邪魔しているとしか思えない
絡みなんかももチラホラ。

そういう時にその日本語の喋れるおっちゃんが、
ソイツらのことをペルシャ語で
僕がやっていることを説明しているようだったが、
どうやって説明してるのかは僕には分からない。

こういう風にして
お金を稼いでいるんだ。コイツは。
とでも言っているのだろうか?

弦も切れてしまって再生に時間がかかった。
レスポンスもよくないし、気持ちよく唄えない。

「おい!こっち来て座れ!」という
おっちゃんを適当にあしらって、
僕は宿に引き上げた。

 

 

 

僕は路上でギターを弾いて唄う時に
全開にしたギターケースを前に置く。

それは暗にお金を要求しているのかもしれないが、
直接人にお金を要求しているわけじゃない。

あくまでも

「Up to you(あなた次第)」

なのだ。

 

 

僕のパフォーマンスに何か感じてくれたら、
お金を入れてくれればいいし、
金額だって決めてない。

その国の最低金額の通貨だって構わない。

何も感じなければ、それはそれでいい。

万人にウケるだなんて
これっぽちも思ってないから。

ただ僕はクリーンで純白なヤツじゃない。
ゲスな部分だってあるさ。

欲はあるし、楽しんでお金が消せげるなんて
最高じゃないかと思ってる。

稼げた時には
「バスキングは錬金術か!!」
と思ったことさえある。

 

 

 

単純に楽しいんだけどね。

 

 

ほら、ゲームっ子だった君なら
分かるんじゃないかな?

僕は今ではスマホの
ゲームですらやらないんだけど、

なんで小さいときって
あんな生産性のないことに
ひたすら時間をかけてたんだろう?
って思うよ。

今の僕にとってのゲームは
バスキングなのかもしれない。

それがデジタルとは違うのは、
外からのレスポンスがあり、
時に出会いに繋がり、
スコアのように数字となって表れ、

そして少なからず僕が
旅を続けていけるかどうかに
関わっていることなのだ。

 

 

まず日本じゃ絶対にやらないこと。

音楽にかけて時間が圧倒的に少ないから。
弦を抑える指だってそんなに固くない。

だからこそ「バカやってる」って思ってる。

負い目がないから純粋に楽しめる。

 

 

君がもし、何か「バカやりたい」と思ったら
一度やってみるといい。

そりゃ渋谷のスクランブル交差点を
全裸で駆け抜けるとかやったら捕まっちゃうから、
できる範囲で。

「バカやった」時に頭のリミッターが
はずれるのがわかるはずだ。

後悔なんてすんじゃねえぞ。
周囲の目を気にしてやる「バカ」はダセえから。

大丈夫。周りのヤツらは
そんなにお前のこと気にしてねえから。

胸を張ってやる「バカ」はカッコイイぜ?

 

 

これは自分に対するメッセージ。

今日も世界のどこかで僕は
「バカ」やってます笑。

楽しぃぃいいい!!!

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世の中にはおれのできないような
「バカ」やってるカッコいい人たちが沢山います。

自転車で世界一周とかもそうだな。
おれは絶対にやらないもん。
『なんでわざわざ過酷な方法で旅しなきゃなんないの?』って(笑)

でも、そう言う人に実際に会うと
すげえかっこいいのです。できないからこそ憧れます。

そして自分にできる「バカ」もあります。
バスキングがそう。

心のどこかでは客観的に自分のことを見て
『うわぁ…おれバカだな~』って思う反面、
それをするとめちゃくちゃ楽しいのです♪

 

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