「とりあず僕のあたまナデナデしてもらっていいですか?」

世界一周366日目(6/29)

 

あれ?
一年が
経過した?

日記に書くとサラっと時間が流れていくなぁ。

実際そうなんですけどね。

 

 

自分でも世界一周の旅を始めてから
もうそろそろで一年経つことを意識はしていた。

『あぁ、あと5日で世界一周365日目だなぁ』

って。

それでも旅の中で一年が経過しただけであって、
この日が特別な一日というわけではない。

毎日が特別だから。

 

 

僕の旅はまだまだ続く。

応援してくれているみなさん、
いつもありがとうございます。

まだまだ親不孝ものの放蕩息子ですが、
そんな僕を見守ってくれてありがとう。
親父とお母さん。
親父!ゴルフし過ぎんなよ!

 

 

 

 

起きたのは

木製のベンチの上だった。

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明け方4時にスプリンクラーで叩き起こされ、
寝場所をすこしずらさなければならなかった。

そして海沿いの街だからと言っても、
モスキート(蚊)の野郎どもがそんなことお構いなしに
「プゥン…」とか飛び回っており、
おかげで痒くて痒くて…

どこかで蚊よけ買おう。

 

 

だが、この公園で
一度も声をかけられることはなかった。

何度か見回りの警察の姿を目にしたけど、
彼らもホームレスには寛容なようだ。
公園の清掃員もそれと同じだった。

 

 

さてと、ここの街は稼げる気がするんだよね!

なんてったって観光地だもんね!うひょ~~!!!

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ここはトルコ南部にある海のある街。アンタルヤ

公園からは綺麗な海が見えた。

海を見るのは好きだ♪

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アンタルヤの街を歩いていると、
面白い像をいくつも見つけることが出来た。

この現代と古代の融合といいますか笑。

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ギャグが効いてていいね。

 

 

そしてマップアプリを確認して向かった先は

「Simit Sarayi」

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はい。昼間は暑いのでカフェに避難します。

 

 

トルコの中規模以上の街にあるカフェでチェーン店で、
値段はそこそこするんだけど
Wi-Fiにもありつけるのが何よりのポイント!

昨日行ったスターバックスは使えなかったからね。

カフェならシミットで決まり!

 

 

最近また一日にいろいろありすぎて
とてもじゃないけど毎日ブログなんて書いている暇がない。

ランキングを意識して書いたり、
投稿したりする余裕がなくなった。

もう人気のないブログならそれでけっこう。

下手に背伸びする必要も無い。
余裕のある時にアップすればいい。

 

 

トルコに来て旅のスタイルを
ちょっと変えただけで毎日が楽しいし、
一日の密度が増えた。

やっぱりルフィはいいこと言う。

「一番自由なヤツが海賊王だ」って。

好きな言葉だ。

 

 

そんなマイペースで、
友達以外に一体誰が呼んでるの?
っていう僕の旅日誌だけど、

その日に起こった出来事をしっかりと
書き溜めておく意味でも
僕はブログを書き続けたいと思っている。できるだけ。

てか一年続けたんだぜ?おねーさんに頭なでなでして欲しいわっっっ!!!や、トルコの女のコでもいい!

そーいえばアヴァノスでちっちゃい女のコから
ナデナデされたなぁ…。

 

 

 

新しい街の新しいカフェに行って
僕がまずすることはコンセント探しだ。

宿の部屋にコンセントがあるわけじゃないから、
iPhoneやパソコンの充電をする場所が大切になってくる。

時にはバスターミナルで充電することもある。

 

 

だいたいどこのカフェにも最低一カ所は
コンセントを見つけることが出来る。

その席を見つけ出し、変換プラグと延長コードで
「電場(電気供給ポイント)」を作るのだ。

もちろん、バックパックを席付近に置いたら
オーダーすることも忘れない。

そうだな。今日はカプチーノで。

なんたって観光地ですからね。
きっと良い稼ぎができるはず!ふふふふ♪

 

 

 

そこから夕方まで僕はパソコンのキーボードを叩いた。

時間が過ぎるのはあっという間だ。

もちろんWi-Fiを使えるので、
いつものようにFacebookを除いたりして
時間を過ごすこともある。

トルコのWi-Fiはけっこう良質なので
Twitterに画像投稿もしやすくなった。

インドとかネパールとかだと、
いっつも送信失敗になってたからね。

この感じがヨーロッパでも続けばいいなぁ。

 

 

 

店員さんはけっこうなセールスを僕にしかけてきた。

「あっ、そろそろ追加のご注文なさいます?」
みたいな感じでいいタイミングで僕に話しかけてくるのだ。

いつもなら必要最低限のオーダーで済ませるのに、
今日は店員さんに乗せられて
ついついいつも以上にオーダーしてしまった。

こっちの財布のガードが緩んでいたってのもある。

なんだかんだで10ドル分も
使ってしまったことは驚きだ。

か、稼げば問題ないんだ!稼げば!

 

 

 

 

 

 

 

夕方になって

僕は路上に出た。

いい感じの通りを発見してギターを構える。

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人の反応が冷たいっっっ!!!

 

いつもの人懐っこいトルコの
みんなはどこぉぉぉーーーーっっっ!!!

 

 

そりゃ、他の国に比べたら格段にいいよ。

ニコっと笑ってくれる人と目があるとホっとする。

だけど、僕と目も合わさずに
通り過ぎて行く人の割合が多いのだ。

くっ…、ナメてたぜ。観光地。

トラブゾンとかすごかったのになぁ…。

 

 

こういう時に萎縮してしまいそうになる。

おいおい、ここでこじんまりやってたら
それこそ惨めな薄汚いアジア人じゃねえか。

そうじゃない。

いかに「バカ」になれるかだろう?

 

 

路上パフォーマンスをしていると
自分と戦うことがある。

それに打ち勝っていいパフォーマンスができるのだ。

てか金じゃねえだろ。

っしゃあ、おれは今から目の前を
通過する人を笑顔にしてみせる!

 

 

 

どういうわけだか、そういうのに呼応するのだ。

パラパラっと入るレスポンス。

こっちもさらにノれる。

 

 

目の前のドンドルマを売っているお兄さんが
苦笑いをしたながら手で「ノー」サインを作った。

 

 

「悪いね。今ラマザンだからさ、いつもよりみんな元気ないんだ」

 

 

ラマザーン…。

あぁ、あれっすよね?
こっからここまでの時間は
食べちゃダメ、飲んじゃダメってやつ。

辺りを見回す。ここは観光地だ。

飲食店は通りに何軒もあり、カフェには人が入っている。

ラマザンをやるかやらないかはその人次第なのだ。

ぜったい、トルコ人でも喰ってる人いるしーーー。ちぇっ…。

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こういう時しかPenny乗る機会ないなぁ…

 

 

20時にラマザンが解禁されるらしい。

それまで僕もベンチで大人しく時間を過ごした。

 

 

そこでも食べている人の姿が目に入った。

まー、そこまで厳しくないけど、
いつもよりかはみんな不機嫌なのかもね。

だって、腹減ってる時のイライラ感、僕も分かるもん。

それなのに隣りのヤツらが美味そうにモリモリ喰って、
プレートに残ったハンバーガーを捨ててたら
殴りたくなるもんな。

うん。

 

 

 

20時前になると屋台のような物に人々が並んだ。

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ラマザンの終わりと同時に無料の食べ物が配られる。

ラマザンをやってた人はみんな笑顔でそれをもらった。

中身はペットボトルの水とパンとお菓子だった。

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自転車に乗った子供たちも
嬉しそうにそれをもらっていた。

きっと彼らはラマザンなんて
気にしてないだろうけどね。

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さて、こっちも第二ラウンドだ!
ノって行きましょう!

通りでギターを鳴らす。
建物に音が反響してパフォーマンスが引き立つ。

横目にスレンダーなおねーさんの姿が入った。
さっきっから僕のことを一眼レフで激写している。

それに応えるように身が入る演奏。

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「いい歌ね」

「ありがと」

 

英語で僕に喋りかけて来る。

僕は下心を悟られないように声のトーンを調整する。

 

 

「どこ出身?」

「日本。そっちは?」

「ウクライナ」

「おねーさんってフォトグラファー?
それ日本のカメラだね?
どう?いいカメラでしょ?」

彼女の首から下がっているのはSonnyの一眼レフ。

 

 

「や、今日買ったばかりなのに
調子悪いのよ」

「…ゴメン…

(くっ!こういう時に
頑張ってくれないと!)」

「それよりあなたお腹減った?
私がごちそうしてあげるわよ♪」

「ざっす!」

「ついてらっしゃい」
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おねーさんの名前はマリアと言った。

いつだったかテレビで見たけど
ウクライナも美人が多いんだよなー。
ウクライナ行こうかな?

マリアはずいぶんのんびりした話方をした。

日訳のハリーポッターで書くなら
「あな~た、何食べた~いですか~?」
そんな感じだ笑。

 

 

「ところでどこ向かってるの?」

「さあ?」

 

 

え~~~…???

だってマリアが
ついてらっしゃいて言ったんじゃん。

 

 

じゃあケバブと、
てきとうに目についたケバブ屋さんのカウンター。

マリアはスマートに5リラ札と1リラコインを
テーブルに置いて去っていった。

す、スマートだぜ…。

 

 

 

ケバブを食べ終わった僕は
また別の場所でバスキングを再開した。

夜でもにぎやかな街だ。ここは。

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稼ぎとしてはイマイチだったが、
それなりに楽しい経験ができた。

お洒落な海の見える街。アンタルヤ。

夜の街は今日もにぎやかだ♪

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そうだ!思い出したぞ!
確かイモトがウクライナのチアリーディングに参加するって企画があったな。
草木で覆われれトンネルみたいになった線路があるんだっけ?
あれ?ウクライナじゃない?

 

まぁ今日も楽しいです♪
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いつも「旅する漫画家」に遊びにきていただき
ありがとうございます。

僕は22歳の時に旅に魅せられました。

相棒のまおと行った
2週間のインドの二人旅が僕の原体験です。

そこから色々あって僕は漫画家を志すようになり、
「旅漫画が描きたい!」
と自分のテーマを定めることができました。

さらに遡るなら、
高橋歩の世界一周に
影響されたと言ってもいいかもしれません。

そこから1年4ヶ月、

地元の串焼き屋さんでフリーターとして働いてお金を貯め、
自分のもうひとつの夢である
世界一周を叶える旅に出たわけです。

この人生を選んでよかった。

毎日が楽しく、充実してます。

そして進むしかない。

漫画以外にもやりたいことは沢山あります。

 

 

そして日本で僕のことを
応援してくれる家族や友達、
お会いしたことのない読者の方々。

旅先でお話させていただいた方々。

何より、いつも日本で僕のことを応援してくれている
相棒には感謝が尽きません。

誰かが少しでも応援してくれると、やっぱり元気出ます♪

やっぱり僕のやりたいことは
そこに「誰か」がいてくれることが
前提なんだと思います。

誰か僕の漫画にレスポンスをくれる人がいれば
漫画が描けるなって思いました。

「自分のために」って書いてるけど、
このブログだって、誰かが読んでくれれば、
僕はまた書き続けることができます。

いつもありがとう。

どこかの誰かが
ほんのすこしでも笑顔になれればいいなと願って。

03.07.2014 清水陽介(シミ)

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