「スプリンクラーは深夜4時に起動する」

世界一周365日目(6/28)

 

暗闇の中で
目を覚ました。

建物の窓は表の広告が邪魔をしており、
光がその間から差し込む。

 

 

ここはトルコ、コンヤという街。

昨日出会ったトルコ在住のイラン人、
ムエタイを学ぶユサフの寝泊まりしている事務所。
僕が目覚めたのはソファの上。

時計を見ると8時半を過ぎていた。

ユサフもおっちゃんもまだ眠っている。
寝過ぎじゃないのか?

 

 

トイレに行き歯を磨いて
事務所の外でパッキングを済まる。
昨日のバスキングにアガリも集計した。

まだ寝ているユサフの肩を軽く揺さぶって
「それじゃもう行くから。テシュケレデム」
とお礼を言って別れを告げた。

ユサフは眠そうに上体を起こして僕に手を振った。

一晩だけだったけどありがとな。

IMG_1622

 

 

 

 

さてと!
今日もヒッチハイク行きますか!

まずは街を出ないと。

IMG_1625 IMG_1626

 

 

いいかげん街の端っこまではバスで行きたいんだけど、
相変わらずどのバスに乗っていいか分からない。

マップ見ると街から出るのに4km以上もある。

これは歩きだと無理だ。

今日は出発が早くなかったから
サクサク行きたいところだけど…。

IMG_1624

くそ…あれに乗れれば!

 

 

 

バス停で荷物を下ろして休憩する。

バックパックのボトルホルダーには水道水を補充した
500mlのペットボトルが3本入っている。

今のところ飲んでもお腹に影響はない。

売ってる水に比べたら少しクセがあるかなってくらい。

それを飲んでバスを待った。

IMG_1628

 

 

やって来たバスに、マップアプリを見せて
「ここまで行きたいんですけど」と言っても、
「街から出たいならオトガー(長距離バス)だよ」
と言われてしまう。

うぅ…、

僕は街の端っこまで行きたいだけなのに、
その微妙なニュアンスが伝わらないもどかしさ!

 

 

歩くしかない。

そして、その先に
チェックポイントのように待っているバス停。

はぁ、なんだよ。
バスに乗ればこの距離を進めただなんて…。

IMG_1629

 

 

僕は観念してミニバスに乗ることを決めた。

隣り町のベイシェヒルまで12リラ(573yen)。

その絶妙な値段設定にやられた。なんだよ12って。

IMG_1631

 

 

ミニバスでの移動はあっという間だった。

意外と上り坂が多くて、
その道を歩くことにならなくてよかったなと思った。

一時間ほどで隣町のベイシェヒル。

バスターミナルには全然人がいない。

IMG_1632

 

 

そう言えばさっきミニバスの運転手が
「ラマザンだから水飲む時は隠れてな」
と僕に注意してくれた。

ラマザン(ラマダン)が原因なのだろうか?

ラマザンって

何時から何時までは
飲み食いしてはダメですよ

てヤツでしょ?プチ断食とでも言おうか?

 

 

トルコ人の食べる量はけっこうな物だ。

だから体を休めるためにも
ラマザンはしたほうがいいのかもしれない。
調べてみたら全然違ったけど笑

大昔の人は宗教に絡めて健康にも
気を遣っていたんだなと考えなくもなかった。

それでもこの暑さの中、
食べるのどころか水分摂取も
ダメだなんてどうかしてるよ。

ラマザンは強制ではなく任意で
そこまで厳しくないみたいだけど、
やってる人はエネルギーを消耗しないために
家に籠ってるんじゃないだろうか?

てかスポーツ選手とかラマザンできなくねえか?

 

 

暑い日差しの中、次のヒッチハイクポイントへと続く
幹線道路で親指を立てながらそんなことを考えた。

IMG_1633

 

 

道が少し先で別れているようで、
みんな運転席から
「悪いけど君の行きたい方向とは別なんだよ」
とでも言うようにハンドサインを送ってくる。

僕も「あぁ、分かりました。あざっす」
そう言うように頷き手を振り替えす。

 

 

少し先まで歩いてみることにした。

その途中で僕を乗せてくれたのは
さっき近くを通りがかった
鉄パイプを持ったおっちゃんだった。
なんで鉄パイプを持っていたのかは分からないけど。

なんとかベイシェヒルの
町外れまで出ることに成功する。

 

 

 

そこからまたヒッチハイクを再開する。

あぁ、なんかこの何もない感じ。

たかだか町はずれに来ただけなのに
自分がいた場所がずいぶんと遠く感じる。

やってくるトラック。

はぁ、どうせ止まりやしないでしょうなぁ。
っとやる気無く親指を立てた。

 

 

「オオオォォォォ…」

 

 

はっはっは!かかったな!
「ほんとは乗せて欲しいけど、
ちょっと諦めモード」作戦!

運転手も『きっとヒッチハイクが
うまくいっていないんだろう。乗せてやるか』
と考えたに違いない!

というのは冗談ですよ?もちろん。

『どうせ止まってくんないっしょー…』
って思っていても、車に乗せてくれる
トルコのみなさん!好きだぁあああ~~~!!

IMG_1634 IMG_1635

 

 

運転手のおっちゃんは陽気な人だった。

トルコをヒッチハイクで旅して来て
けっこうトラックに乗せてもらうことが多い。

乗せてくれるドライバーさんはだいたい陽気な人たちだ。

名前は訊きだすことはできなかったけど、
わずかな距離、楽しくドライブさせてもらたった。

僕がヒッチハイクで次の町に向かうのを
分かってくれたようで、
「ここなら次の町に向かう車が捕まるさ!」
とわざわざ僕をヒッチハイクに
最適なポイントで降ろしてくれた。

あざっす!その心意気が沁みます!

IMG_1636

 

 

 

 

 

おっちゃんの

トラックを見送って、僕は歩き出した。

IMG_1637

 

 

 

何台か通過していく自動車。

そんなすぐには捕まらないさ。

 

 

10分が経過した時に止まってくれたのは
大型のトラックだった。

最初は僕のことを
待ってくれているだなんて分からない。

ヒッチハイクオッケーの射程距離
10メートルにさしかかって
『もしやっ!』と駆け寄るのだ。

 

 

「あ、アンタリヤまで行きます?!」

「ああ。乗りな!」

「テシュケレ!!!」

 

 

前のトラックを追うようにして
僕の乗っているトラックは走り出した。

携帯電話で向こうのドライバーとやり取りをしている。

「コイツのトラックがアンタリヤに行きだぜ」
と前のトラックを止めてもらい、
すぐのところでトラックを乗り換えた。
オスファンさん!ありがとやす!

 

 

 

向かうはアンタリヤ

トルコの南にあるビーチだ。

旅の途中で出会ったトルコ人が
オススメしてくれたってのもある。

一体どんなところなんだろう?

 

 

「ティシュケレデレム!
マイネームイズ シミ!What’s your name?」

いつものように自己紹介とドライバーさんの名前を尋ねる。

今回乗せてくれたのはアルムさんという名前の方。

IMG_1641 IMG_1639

 

 

「KAWASAKIって知ってます?
あの「ブルゥンブルゥン」の?
あそこが僕のホームタウンなんすよ!」

「あぁ~!カワサキね~!わかるわかる!」

 

 

海外において日本の何が有名かと言ったら
|大きな都市の東京/大阪、電化製品、
そして車やバイク。

僕の住んでいるのは神奈川県の川崎市。

その知名度は時に車内での
コミュニケーションを助けてくれる。

 

 

 

会話がなくなるとギターを披露したりした。

トラベル・ギターは僕のギターは車の中でも弾けちまうぜ!

車内でシャウトしたにも関わらず(や、眠かったんですよ)、
アルムさんもノリのいい人で「いいねぇ~!」と
トルコのグッドサインをしてくれた。

IMG_1642

 

 

 

 

窓から熱気を含んだ風が吹き込み、
西日がコンクリートに反射するころ、
僕はアンタリヤの手前の町でトラックを降りた。

「じゃあな」と言って、
アルムさんは別の方向へと進んでいく。
お礼を言ってトラックを見送る。

IMG_1643

 

 

ハイウェイを車がガンガン走っている。

道幅はある方だけど、
速度を上げた車は後続車もあることだし、
止まってくれないかもなぁ~。

たまたま通りかかったバイクの兄ちゃんたちが、
僕を近くのガソリンスタンドまで連れて行ってくれた。

ここでも、みんなフレンドリーだ。

アンタリヤに行きたいと言ったら、
バスで行くといいよと教えてくれた。

 

 

「15リラ(717yen)だよ」

 

うん。ヒッチハイクで!

 

 

だって!だって!

さっきいたベイシェヒルから
アンタリヤまで35リラ(1,673yen)なんだぜ?
なんのためにヒッチハイクして来たんだってーの!

ガソリンスタンドでこの日初めての食べ物を口にする。
久しぶりに食べるスニッカーズが美味しかった。

 

 

 

さてと…、
これ車止まるのかなぁ?

IMG_1648

 

 

 

ひとまず幹線道路の脇に立った。

マップで確認するとアンタリヤまで約50km。

ヒッチで一発だ。

捕まればの話だけど…。

 

 

どうしたらいいのか分からず、
ただ呆然と幹線道路の脇を歩いていると、
一台のトラックが幹線道路の脇に止まった。

後続車は迷惑そうにトラックをよけた。

わざわざありがとうございます。

 

 

親指も立てていないのに
運転手と助手のおっちゃんたちは
「乗れよ」と僕をトラックに乗せてくれる。

穴の空いたポロシャツと
長年穿き込むことによってできる
穴の空いたカットオフジーンズ。働く人の姿だ。

使い込んだジーンズを見て、
僕はおっちゃんたちに親近感が湧いた。

IMG_1644

 

 

アンタリヤまの一本道を外れるトラック。

 

 

「あれ?」

「ちょっな」

 

 

トラックが止まったのは
ハイウェイの脇にあるタイルなどを作る小さな職場だった。

「ほら。喰え」

と冷蔵庫からスイカの半分を出し、
それをナイフで切って分け合った。

部屋にはボロボロの使い込まれた
二段ベッドが一台と普通のベッドが一台置いてあった。

IMG_1646

 

 

「よかったら、
今日はここに泊まってもいいんだぞ?」

「ありがと、でも、アンタリヤ行くよ」

IMG_1647

 

 

スイカのお礼を言って
おっちゃんたちの職場をあとにした。

スイカだけでお腹がふくれた。
もう今日はバスで行っちまおう。

近くにあったバス停で
他のトルコ人たちとバスを待った。

IMG_1649

 

 

行き先はフロントガラスに
書かれているようだった。

遠くからそれを目視して
手を振るターキッシュたち。

ミニバスはそれを発見して止まった。

えっ?僕はどれに乗ればいいんだろう?

「アンタリヤ?」と訊いても、
「違うよ」と手を振り替えすドライバーたち。

 

 

 

 

 

 

オーケー、ヒッチハイク続行だ。

ハナっからそのつもりだ~~~!くそったら!
7ドル浮かしてやんよぉ!

気合いと根性で親指を立てる。もちろん笑顔全開で!

 

 

「ブロォォォォォ…」

 

 

よしっ!

 

 

 

乗っていたのは陽気な2人組。
ドライバーのアーカンと助手席のムラット。

後部座席の後ろにはスピーカーが三台取り付けられている。
重低音にスピーカーが揺れる。

IMG_1652
マジで大音量だと振動するんだ…。

 

 

車内を爆音で流れる音楽にこっちも体でノる。

「いいねぇ~~~!」と言うおっちゃんたち。

 

 

アンタリヤまで行くって言ったのに、
直前で横道に逸れていく車。

襲われたりしたら嫌だなぁ~~と思わなくもない。

舗装された道を離れ、砂利道を走る。

川沿いではボヤがあったようで給水車が火に水をかけていた。

 

 

そんな通行止めになった道の上で
おっちゃんたちとご飯を食べた。

パンに葉っぱやトマトや青くて長い
唐辛子みたいなのをかじりながら。

てかなんでここでメシ喰う必要があったんだろう?

 

 

そしてご飯を食べ終わると車は再び引き返した。

ガスがなくなり、僕とアーカンで車を押した。
エンジンがかかると急いで車に乗り込む。

おいおいなんなんだよ笑。

 

 

ガソリンスタンドで
アーカンは申し訳なさそうに言ってきた。

「おれたち、お金がないんだよ。
ちょっとカンパしてくれないか?
ほら、さっきメシ喰ったろ?」

確かになぁ…。

僕は小銭で10リラ、そして2リラの
1リットルのコーラを彼らに渡した。

結局バスに乗るのと変わらなかったのな…。

まぁ、いっか。

 

 

 

ガスの補充はしたのだろうか?
なぜかばっちし洗車まで済ませて、
車は再び走り出した。

 

 

「じゃあ街の中心地まで送っていってよね?」

「ああ。っと、その前に
うちによってっていいか?」

 

マイペースなアーカンとムラット。
二世帯住宅?兄弟なのかな?

僕は彼らのうちに招待された。

IMG_1653

 

 

簡素な作りの家。

中からは子供たちや奥さんが出て来た。

アーカンはどこからか仕入れて来た
時計やお皿を奥さんに見せる。

たぶん、これを他の人に売るんだろう。

 

 

最初はウェルカムだった奥さんも、
「ほら!5リラで買いなさいよ!」とか言って来たり、
ちょいちぃ僕を煙たがっている節が感じられた。

それじゃあおいとましますかね。

中心地へは歩いていくよ。

IMG_1654

 

 

「街のセンターはあっちの方角だからな!」

と家の外まで出て来て教えてくれるアーカン。

うん。送ってくれないのね。
ここまでこれただけよしとするよ。

ははは…。

はあ…。やれやれ。

 

 

 

 

 

 

 

日の沈んだ

アンタリヤの街を、中心地に向かって歩き出した。

IMG_1657

 

 

とりあえず目についたショッピングモールに
スターバックスがあったので、
一番安いフィルターコーヒーを注文する。
それでも4.5リラ(215yen)。けっこうするな…。

IMG_1658

 

 

だが、スタッフは「サービスさ!」と
僕にコーヒーをごちそうしてくれた。

ありがとう♪

やっぱどこでもいいことはあるもんだなぁ。

サブバッグの中で、
この前もらったハチミツが漏れてて泣きそうになったけど。

電源を確保できるテーブルの上に
パソコンを広げてキーボード叩いた。

Wi-Fiはトルコでキャリアと
契約していないと使えないものだった。

 

 

 

閉店時間になると
僕は再び街の中心に向かって歩き出した。

23時を回っても
人々は外を歩き回っている。なんだ?

 

 

一気に雰囲気のある路地へと変わる。

石畳とバーから漏れる音楽。

光と影のコントラスト。

IMG_1666 IMG_1674

 

 

なんだ…この街…。

歩いているだけで胸が躍った。

 

 

日付が変わっても、
子供を連れた家族連れが歩いており、
深夜2時まで爆音は鳴り響いている。

海沿いの公園のベンチに僕は横になった。

ここならどこでも寝られそうだ。

 

 

 

 

 

そして

深夜4時に作動する
スプリンクラーに
叩き起こされる

僕であった。

 

IMG_1660

キュルキュル…

 

IMG_1662

竜巻旋風脚ぅぅぅぅ〜〜〜!!!

—————————————-
★世界一周ブログランキングに参戦しております。

クラブ好きにはいいかも!アンタリヤ!

さすがトルコ人も勧める観光地!
お土産屋さんもあるし、お洒落なバーもある。
お酒の飲める友達と来るといいかもね。

でも僕がやることといったらー、ふふふ。
稼げるかなぁ?楽しみだ♪

 

お手数でしょうがたまにはポチしてよ。
僕だって2時間近くかけてブログを書いているんだぜ?
レスポンスが欲しいのです。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村
 

★漫画の投稿よりも雑貨の投稿の方が人気なFacebookページ
旅する漫画家」もよろしくお願いします笑。

★トルコ編のTwitterはけっこう充実してます
「Indianlion45」もよろしくです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です