「ここは巨大なテーマパークだ」

世界一周390日目(7/23)

 

意外と
眠れるものです。

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ここはイタリアの首都、ローマ。

目覚めたのは石段のベンチの上。

 

 

やっぱりヨーロッパの観光地は安全だな。

それとも知らず知らずのうちに
野宿の嗅覚が磨かれたのか?

気を張って夜中に何度も目覚めることもなく、
ベンチの固さに体が痛くなることもなく、
良い睡眠がとれた。

あっ、あと、僕はマットなしで寝てるんだけど、
膝を立てると寝れる
ことに気づいた。

ほんとだよ?今度やってみ?

よし、そろそろ起きますかっと。

 

 

 

 

さすがに7時半にもなるとバスが動きだし、
人の姿もチラホラ見えだしたので僕は寝袋を畳んだ。

外で寝ると朝が早い。

辺りが明るくなると
自分の姿がすっかり丸見えになってしまうからだ。

いくら外で寝ているからと言っても、
周りの目は気にしますよ。

 

 

そうですね。

理想は

「まるで夜霧のようにサーッと現れ、
ササーッと撤収する」

ですかね?

 

 

それとマットなしでも寝れる技術の他に、
穴が空いた靴下も履ける精神力
も身につけた。

え?まだ使えんじゃん?

かかとの穴なんて、
元からそこに穴が空いてたんでしょ?
って感じ。

 

 

はぁ…、新しい靴下欲しいなぁ。

ネパールで買ったパチもんの
ノース・フェイスの厚手の靴下。

これをはかないと靴擦れが起こるから
けっこう重宝してんだ。

二足しかないからさ、
そろそろ新しいのが欲しいよ!

でも高ぇっっっ!!!

 

 

 

 

 

 

まぁ、そんな野宿談義してたら
今日一日分の日記を埋めてしまいそうだよ。

そうだね。これでも僕は旅人だ。

それもワイルドなね。

タフでハードボイルドな野宿と
ヒッチハイクの旅をしてる。

ローマにやって来た理由かい?

 

 

 

 

 

 

そりゃ観光っしょ!!!

 

 

えーっと!

見たいの沢山あるんだ~~~!

バチカン市国でしょ。
トレビの泉でしょ。えっとそれから~…。

 

 

いや、だってそりゃローマっすよ?
ローマ!ローマ!

その知名度だけでここにやって来ました。

それと知ってることと言えば
有名な観光名所が点在しているってことくらい。

 

 

 

 

僕はまずバチカン市国から目指すことにした。

と言っても、外に寝ていると
どうしても電気の供給が気になるところ。

カフェで日記を各傍ら、
コンセントでばっちし充電する。

 

 

カフェにお客さんで混み合って来る時間帯に
僕はスタッフから追い出された。

600円もするぼったくりのような
カプチーノを飲ませておいてだ。
まったく嫌になっちゃうぜ。

 

 

マップアプリ依存所の僕は
自分の方向感覚が退化することも気にしない。

ああ!なんて便利な世の中なんだい!

えっと、バチカン市国はぁ~、

 

 

 

うん!デカい!!!

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はい!しゅ~~~りょ~~~。

 

 

 

マジでそんな感じだ。

え?みんななんで並んでんの?

美術館?高そう。いいや。

 

 

もちろん、移動は
バックパックを背負ったまま。

前にはもちろんサブバッグ。片手にはギター。

マジこんな格好してるの僕しかいねえ。

ははは。超ウケる~~~www。

 

 

 

 

そしてバチカン市国のすぐ外でバスキング。

そっこー止められる。

はははそんなもんすよね。すぐに退散します。

 

 

僕にストップをかけたおっちゃんは、
「ここはダメだけど、
すぐそこの通りだったら全然問題ないよ!」
とストップをかけるだけじゃなくて、
バスキングのポイントまで教えてくれた。

 

 

うっひょ~!ありがとうおっちゃ~~ん!

と教えられた通りに行ってみると
確かにバスカーが何人かいるではないか。

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これ浮遊術のヤツ。
僕はネタ、なんとなく分かったよ。

 

 

 

銀色の塗料を縫って
銅像のフリをするスタチューや、
竹馬を服の下に隠して
2mくらいのキャラクターを演じる人たち。

僕は橋の上でバスキングをすることにした。

 

 

観光客はお金を払って遊びに来ているわけだから、
バスキングにお金を落としにくい
っていうのが僕の理論だ。

だが、演奏が徐々にノって来ると
1ユーロコインがチラホラと入るようになった。

 

 

日本人の方の姿も見かけた。

和服を着て日傘をさした美人の奥さんとその旦那さん。

5ユーロ札をギターケースに入れて
「がんばれよっ!」と言って去っていった。

僕は何か言いかけたが、

「和服、すごい素敵です!」

って大声で言うので精一杯だった。

頂いた言葉に心が元気になる。

ありがとうございます。

 

 

 

別に僕はお金がないわけじゃない。

僕のバスキングなんて遊びだ。

真剣な遊び。

めちゃくちゃ楽しくて、
お金意外にも沢山手に入る素晴らしい遊び。

エールをもらうと頑張って遊べる。

他にも水を差し入れてくれた
プエルトリコのお兄さんとかがいた。サンキュー♪

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警官が「オーソリゼーション」がうんたらと
ストップをかけてきたので、僕の路上はストップ。

さっき他の人がここで唄ってもいいって
言ってたんですって講義しても。

ダメなものはダメの一点張り。

許可証がいるんだろ?知ってるよ。
まぁさっきのカフェ代くらいにはなったかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのまま
ポポロ広場を目指す。

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名前が大好きなゲーム
「ポポロクロイス物語」
っぽいから。

だけど、実際言ってみると
ポポロの要素はどこにも感じられなかった。

 

 

スタチューともコスプレとも
なんとも言いがたい人が
キョロキョロしてたくらい。

動いちゃダメだって笑。

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はーい。次。

ショッピングストリートを発見して
軽く唄ってみたが、レスポンスが悪過ぎてやめた。

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ここが観光地ってこともあるけど、
イタリアの人たちのレスポンスが
いいようには感じられない。

日本だってそうだろう。

バスカーは他にもいたけど、
フィーバーってほどではなかった。

まぁ、いいや。観光、観光。

旅のスタイルを柔軟に替えればいいのさ♪

 

 

 

 

 

立て続けに僕の観光地めぐりは続いた。

トレビの泉は悲しくなるくらい
ロマンぶちこわしの修復工事中で、
ツアー客で溢れ帰っていた。

バックパックを背負ったまま移動するのが骨だった。

 

 

 

パルセノン神殿はそれなりに迫力があった。

入場料タダなのが嬉しい♪

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クタクタになって、
ちょっと贅沢のフローズンヨーグルトを食べる。

 

 

 

 

 

そして最後に行ったのが
「真実の口」だった。

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高校生の時に「ローマの休日」を観た。

オードリー・ヘップバーンが
ヒロインのラブロマンス。

主人公の新聞記者が
口に手を突っ込むシーンが有名だ。

 

 

真実の口があるとことを目指しながら

『映画に踊らされてるな』

と思った。

だってあれを作ったのは
イタリアじゃないだろう?

すごいよね。映画の効果って。

かく言う僕もあの映画を観なければ
「真実の口」なんて見たいとも思わなかっただろう。

 

 

「真実の口」が置いてある建物は
観光客の列ができていた。

みんな順番を待って、
口に手を当てて記念撮影している。

 

 

「パシャ!はい次ー!
パシャ!はい次ー!」

真実の口の写真の量産現場だ。

とりあえず僕も列にならんだが、
馬鹿らしくなって真実の口の写真だけ
撮ろうと列から離れて前に行った。

観光客が交代するタイミングで
正面から写真が撮れればいいや。

写真を撮ろうとすると
係員が僕の前に立ちはだかる。

 

 

「写真を撮りたいなら列に並ぶんだ」

「いや、自分の写真はいらないよ。
だから正面から撮らせてよ」

「ダメだ。列に並ぶんだ。
もし写真が撮りたいなら、
外から撮るんだ」

 

はぁ~~~~~…、マジ馬鹿らしい…。

このクソくだらない決まりも。

映画に乗せられてここまでノコノコやってきた自分も。

やれやれだ。

 

 

 

 

観光地から離れたかった。

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急に疲労感を覚えた。

ローマが巨大なテーマパークに思えた。

街に乱立する古跡。

おびただしい数の観光客。

僕はどこにいるんだ???

 

 

原っぱで座り、
何かの催し物の練習をぼっと眺めた。

動く気もしなかった。

 

 

ローマに頭にきた僕は、
水飲み場で頭を洗い、
Tシャツを石けんでもみ洗いして気を紛らわした。

僕の後ろにいたヤツらが
ビックリした顔をして見ていたので、
立ち去る時にガッツポーズをした。

おれはローマにかましてやったぞって。

 

 

せっかく稼いだ少しのお金が巻きたばこに消えた。

タバコ屋さんでアメリカンスピリットを発見したのだ。

フィルターや紙、ライターも込みで
9.1ユーロ。1400円くらい。

もういいよ。タバコを吸わせてくれ。

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明日フィレンツェにいってしまおう。

会いたい人がいるんだ。

カフェで日記を書いて、
12時をまわると寝床を探しにふらついた。

たまたま空いていた古跡の影で寝た。

誰か他にも寝たことがあったのだろう。
段ボールが置いてあった。

段ボールを敷いて眠ると背中が温かかった。

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ひねくれ者の僕のブログにお付き合いいただきありがとうございます。

なんだかこのタイミングでインドが懐かしいです。

あの汚くて自由な感じが。
イタリアとはまるっきり逆ですね。
やっぱインド好きっす。

イタリア嫌いじゃないけどね。
そこまでローマには惹かれなかったよ。

 

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