「大切なのは今まさにこの瞬間であり、そして今目の前にいる人たちなのさ」

世界一周465日目(10/6)

 

 

「もしかしたら
怒られるかも???」

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そう思っていた昨日の
テントの設営場所だったが、
別にここは誰か家の敷地内ではなかったようだ。

もちろんそういう場所にテントを立てたのだけど。

 

 

ここはアイルランド、スライゴという小さな町
何かの建物へと続く道の芝生の上。

 

 

 

 

少し離れたところで誰かが芝を刈っているが見えた。

時刻は10時。

ああ、今日もゆっくりめのスタートだな。

 

 

いや、早過ぎても移動できない気がするのだ。

こっちは朝が始まるのが
他の国に比べて遅い気がする。

仮に早く起きたところで、
8時くらいはかなり寒いし、
コーヒーの飲めるようなお店も
開いていない場合が多い。

せっかく早起きして
「さみぃ~!コーヒー飲みてぇ~!」って
命からがらサブウェイまで行って、
やってなかった時の
精神的ダメージのことを考えたら、

そりゃ、暖かくなるまで寝ていたほうが
いいに決まってる!決まって…

ますよね?

 

 

 

ここに住む人たちの暮らしもそこまで早くない。

もちろん、朝からお仕事される方も
いらっしゃいますけどね。

テントの上に鳥のフンがついていたが、
そこまで気が滅入ることはなかった。

そこら辺に落ちていた
露を含んだ葉っぱで擦り落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

『よし、いくか!』

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アイルランドの移動も今日で最後。

向かうはベルファストという町。

 

 

テスコでクッキーを買い、
サブウェイでコーヒーを注文して
血糖値を上げて目を覚ました。

そしてマップアプリで
ベルファストまでの道を確認すると、
歩きながらヒッチハイクができそうなポイントを探した。

 

 

 

 

20分くらい歩いて見つけたラウンドバウト。

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行き先が書かれた道路標識の前に
バックパックを置くいた。

ボードは持っていない。
その役割をこの道路標識が果たしてくれるからだ。

数台の車を見送った。

 

 

速度を落としてやって来たトラックに
ギャグみたいに「ここにつれてって!」と指をさした。

運転席からおっちゃんが「そこに止まるよ」と
手でサインを出してくれた。

何度も言うけど、
ここには本当にヒッチハイカーに
優しい人がたくさんいるんだよ。

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お礼を行って助手席に昇る。

トラックに乗せてもらうなんて
ずいぶんと久しぶりな気がする。

トルコでヒッチハイクした時は
しょっちゅうお世話になったけど、
ヨーロッパに入ってからはほ
とんど乗る機会はなかった。

交通規制とかが厳しいせいだろう。

 

 

「あの山が見えるだろ?
あの平たくなってるやつさ」

「あぁ、知ってますよそれ!
昔はあそこに精霊が住んでるとか
言われてたんですよね?」

「あぁ、ごくたまに、
まだそういうことを信じている
おじいちゃんとかがいるよ」

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トラックの窓からてっぺんが
削り取られたように平らな山があった。

もう少し近づけば滝も見れるらしい。
アイルランドはどこに行ったって自然が綺麗だ♪

 

 

「ブラックライオンって町より先は、
“北アイルランド”になるんだ」

「えっ?同じ国じゃなんですか?
パスポートにスタンプ押してもらわなくちゃ
いけないんですかねぇ?」

「いやいやそんな必要は無いさ。
ただな。昔はそういうのが厳しかったんだよ。
ほら、あそこに見える小さな家があるだろう。
昔はあれがイミグレーション・オフィスだったんだ」

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マップアプリを確認すると、確かに
“Blacklion”という町の先に国境を示す
赤い点線が引かれていた。

そこには何もイミグレーションみたいなものはない。

だが、間違いなく、ここから先は
「北アイルランド」というイギリスの
一部ということになっているみたいだ。

ちょっと調べたんだけど、うん。そういうことだ!
領土問題ってややっこしくて分からん!

 

 

 

 

 

おっちゃんには
途中にあるEnniskillenという町で
下ろしてもらった。

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次のヒッチハイクをやる前にに何か食べようと、
ガソリンスタンドの売店で
チョコレートクッキーを買って、
ユーロを支払ったのだが、
帰ってきたのはイギリス・ポンドだった

ここがさっきまで僕が旅をしていた
アイルランドではなくなってしまったのか、
なんとも不思議な気持ちになった。

これはイギリスに
入国したことになるのだろうか?謎だ…。

っていうかイギリスに入国できるのかなぁ?

 

 

 

 

 

ベルファストまで続く
ハイウェイまでは歩いていくことにした。

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いくらか町並も発展してきたように思われる。

アイルランドののどかな空気は
どこか薄れたように感じられた。

いつもヒッチハイクの起点にしている
ランドバウト見つからず、
僕はひたすらハイウェイ沿いを歩くしかなかった。

 

 

 

さっきのトラックを下ろしてもらってから
1時間くらい歩いただろうか?

なんとかハイウェイ沿いに車が止まれそうな
スペースを見つけることができた。

 

 

 

荷物を降ろし、呼吸を整える。

 

さぁ、最後のヒッチハイクだ。

元気出して行こう!

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ヒッチハイク開始から10分も経たないで
一台の車が止まってくれた。

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運転手のクリストファーさんは
このままベルファストまで行くらしい。

最後の最後まで、アイルランドは
ヒッチハイカーに優しい国だったな。

車の窓からユニオンジャックが
掲げられている家が見えた。

中にはここをイギリスの一部と
考えている人もいるんだろう。

 

 

「ここは「北アイルランド」
ということになってますよね?
クリストファーさんはアイルランドと
北アイルランドを別ものと考えていんですか?」

「私は特にそういう区別するようには
考えていないけどね。
ただ、そういうふうに考える人も
いるみたいだよ」

 

 

クリストファーさんはそこまで喋る人ではなかった。

会話がなくなると、クリストファーさんは
カーステレオのボリュームを少し上げてた。

 

 

「二週間、アイルランドを旅してきたんですけど、
そのほとんどがヒッチハイクでした。
どこに行っても、車がすぐに止まってくれて、
アイルランドは世界で一番ヒッチハイカーに
優しい国だと思います。
そしてこれがアイルランドでの
最後のヒッチハイクなんです。
ありがとうございました」

 

 

突然お礼が言いたくなった。

今まで乗せてくれたドライバーのみなさんに
もう一度お礼を言う意味も込めて。

クリストファーさんが、
まるでアイルランドのドライバーの代表みたいだな。

 

 

 

 

 

 

クリストファーさんはその後、
僕をフェリーターミナルまで送ってくれた。

僕がフェリーの値段を確認すると、
そのまま町の中心地へと乗せて行ってくれた。

ほんとうだったらベルファストの
始めの方までしか行かないという話だったのだ。

どうして、ここまで優しいんだろう?

受けた恩は次へと回さなくちゃとはいつも思う。

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今日もありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルファストの町は

だんだんと人が
少なくなって行くように思われた。

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いつものように中心地をプラプラ歩いてみて、
適当なところでバスキングをやってみたが、
肝心の人の流れがない。

巡回中のパトカーにストップをかけられて
30分くらいのバスキングは終了した。

得られたレスポンスもわずか3ポンドちょっと。

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だが18時頃になると
一斉にバスカーが増え始めた。
アコーディオンがほとんどだったが。

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テスコで食糧を買うと、
僕はマクドナルドに行った。

時間をもてあましたってヤツだ。

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いつものように
コンセントに近い席を見つけ出し、
いざ充電しようとすると、掃除のおばちゃんに
「ここで充電してはいけない!」と注意された。

そういえば最近、マクドナルドで
あまりコンセントが見つからなくなった。

いつも外で寝泊まりしている僕にとっては
充電はけっこう大事なことだ。

 

 

仕方が無いので、
マクドナルドが流しているWi-Fiが使えるiPhoneで
情報収集をして、MacBook Proで日記を書き、
ノートに漫画を描いた。

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今日はテントを張るつもりは無い。

明日のフェリーの出発時間は朝の7時半。
6時45分からチケットが買えるらしい。

 

 

 

 

 

「おう、どこ出身だい?」

 

 

ノートに絵を描いていると
半袖のおっちゃんに声をかけられた。

外は雨が降っていて気温も
うんと下がっているはずなのに、
おっちゃんは雨具を脱ぐと、
僕の前の席でバーガーにかぶりついた。

 

 

「日本です」

「おー!ジャパン!
アイルランドとジャパンは仲良しさ!
ところで今日はどこに泊まってるんだい?
もし数日ここに滞在するようなら
うちに招待するよ?」

 

 

ははは。なんだい。このフレンドリーさは?

 

 

「ははは、
ありがとうございます。
実はもう明日の朝にフェリーで
スコットランドに行ってしまうんですよ」

「そうか…、残念だな」

 

 

マクドナルドの
セットメニューを綺麗に平らげると、
おっちゃんは防寒着兼雨具を着て、
首の上までジッパーを上げた。

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別れ際に僕は思わず
ハグをしそうになった。

もちろんしなかったけど、
おっちゃんからしてみたら

『なんで!!!???』
ってなるだろう(笑)

 

 

ただ、僕はアイルランドが旅できて
ほんとうによかったと思う。

 

 

 

大切なのは今この瞬間であり、
そして目の前にいる人たちなのだ。

 

 

 

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全然話し変わるんすけど、
ひっさびさに、ネットの預金口座みたんすよ。
怖くて覗けなかったんすけど、

ヨーロッパ旅して
2ヶ月と23日で
53万使ってました。

チェコで盗難に遭って装備品を買い直すのに
何気10万円以上かかってましたもん。

それでもおかしくね?
野宿とヒッチハイクしてるのに??!!
ヨーロッパの物価、マジで怖いです。

(あー!わかった!まおくんが贅沢してたからだ!)

 

最近お小遣い帳つけるのサボってたんですけど、
物価の安い国でまとめたいと思います。

まぁ安く済ませようと思えばいくらでも下げられますが、
テンション上げて旅したいじゃないですか?

まぁ、もってあと一年だな。
あー、お金ってなんで減ってくんだろう?金…。

「清水はさー、お金に固執し過ぎだよ」
とまおくんから言われる始末です(笑)。

だって不安じゃんかよ。

 
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今日も読んでくれてサンクスです!

2 件のコメント

  • シミさん、こんにちわ。
    200日目にご挨拶をするつもりが205日目まで読み進んでしまいました。
    アイルランドの旅を読みながらインドでの悪戦苦闘を読み進めていると
    世界は広いって思います(笑)
    インドでは何かとご苦労されていますが(ネットや体調不良や交通事情等)
    今頃は無事にイギリスに入られた頃ですね。
    のどかで心優しい人々の暮らすアイルランドに比べて
    イギリスは都会的なのでしょうか?
    風邪などひかず元気に旅を続けて下さいね。

    • >ミヤワキさん

      205日目までの読了お疲れさまです!
      そして、長ったらしい日記を毎日描いていると、
      だんだんだんだん、
      『あれ?おれは何を書いているんだろう?』
      と自分でも何を書きたいのか分からなくなってくる始末です笑。

      あぁ、インドですか。懐かしいな。
      日記にはインドの融通のきかなさに、
      イライラした日記だとは思いますが、

      「旅してきた中で一番どこの国が好き?」
      と訊かれれば、間違いなくインドと応えます笑。

      また行きたい国ですね♪

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