「ウチくる?」

世界一周467日目(10/8)

 

 

マジで早起き
なんてできねえよ。

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寒過ぎる。

アイルランドとからまた一段と寒くなった。

 

 

寝る時には必ずサバイバルシートを使っている。

僕が寝れたなぁと感じるのは
8時くらいに太陽がじんわりと辺りを
温め始めてから二度寝を決める二時間くらい。

 

 

ここはスコットランド、グラスゴーの川沿い

 

 

テントから顔を出すと、
想像していた通りの景色が広がっていた。

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川沿いで寝るのは好きだ。

ここは鉄さくみたいなのがあって、
全く人の出入りがない。

 

 

鉄柵を介して、
古いマンションみたいなのが建っている。

その前の道をお喋りしながら歩く人の声が聞こえた。
こちらに注意を払うような感じは全くない。

そのまま声が通り過ぎていく。

 

 

テントから這い出せる10時に撤収を始めた。

テントをあらかたたたみおえると、
地元のおっちゃんらしき人と目が合った。

こういう時には必ずフレンドリーに声をかける。

 

 

「グッモーニン!」

 

 

僕が挨拶したのは全く耳に届いていないようで、
「あそこに変なヤツがおるぞな!」みたいに
黄色い蛍光色のテープが入った警官みたいな人物に
訴えている。

 

 

「い、いや、
僕は怪しいものではー…」

 

 

警官らしき人物と目があった。

テントももう張っていないし、
ここは逃げるが勝ち。

 

 

あのおっちゃんが
僕を通報したのかは分からないが、
面倒な自体は避けられた。

いいじゃんね。別に川辺くらい。

じゃあホームレスは
どーなっちゃうんだっつーの。

 

 

 

 

 

今日は首都の
エディンバラへ向かおうと思う。

iPhoneのリーデングリストに残しておいた
hitchwikiの情報を、昨日買ったパンに
マヨネーズをつけながら読んだ。

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どうやらここからイギリス国内を移動する際は、
ヒッチハイクより、「megabus」という
格安バス会社を利用した方が良さそうだ。

インターネットからの予約だったら、
5ポンド(862yen)くらいで移動できると言うのだ。

だけど、ちょっと知るのが遅かったな。

今回はヒッチハイクで、
そのメガバスとやらは検討することにしよう。

 

 

とりあえず僕はヒッチハイクできるらしい
サービスエリアまでバスで向かうことにした。

乗るバスは分かっていても、
そのバスがどこから出ているのか分からない時がある。

バスの運転手さんに片っ端から
「900番のバスにはどこから乗れますか?」
と尋ねて、距離を縮めていった。

どういうわけだか誰もピンポイントで
バスの出る場所を教えてくれる人はいなかった。

 

 

 

「コンニチハ~」

後ろから声がかけられた。

 

 

「君、昨日唄ってただろ?」

そう話かけてくれたのは地元の大学生。

日本語が少し喋れるのが嬉しくて、
どこからバスに乗れるのか彼に日本語で訊いてみた。

 

 

「あぁ!メガバス!
たぶんあっちから出てますよ!」

そう教えてくれた彼に、
笑顔でお礼を言って、
教えてもらった方向へと進んでいくー

 

 

 

が、

全然バス停らしきものが見えて来ない。

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これー、ぜってー、違うってー…。

 

 

あれ?尋ねられた場所が知らなくても、
とりあえず適当な場所を教えてしまうのは
メキシコ人だったっけなぁ…???

 

 

 

 

グラスゴーの中心地を抜けるようにして
ハイウェイが走っている。

バスでサービスエリアまで向かわず
ここからヒッチハイクを開始しようかと考えたが、

どこからハイウェイに交わるのかが分からずに、
そのまま道を引き返すことになった。

 

 

結局探していたバスターミナルがあったのは、

さっき大学生に話しかけられた目の前っていうー…、

あれ?おかしいな?バカにされたのか???

まぁいいや。考えるのもめんどくせっ。

 

 

 

 

バスターミナルには乗り場が沢山あった。

ターミナルの職員や運転手に
「900番」のバスがどこから出るのか尋ねた。

900番のバスを見つけたのはよかったのだが、
出発直前でバスには乗せてもらえなかった。

別にいいじゃんね?
入り口開けてお金払うだけなんだからさッ!

 

 

近くで90ペンスのコーヒーを買ってすすっていると、
すぐにまた別の900番のバスがやってきた。

急いで乗り込もうとすると、

「コーヒーを飲んでからじゃないと乗せない」

と言うのだ。

む、むむむ…。

 

 

心なしか
どんどんお上品に
なってきた気がするぞ…。

 

 

買ったばかりのコーヒーを
舌の火傷に気をつけながら飲み干し、
荷台にバックパックとギターを置いてバスに乗り込んだ。

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お値段5.6ポンド(980yen)。

きっと現地の人からしてみたら
500円ちょっとくらいの感覚なんだろうなぁ…。

なんで外貨の価値に差があるんだろう?
不思議だぜ…。

 

 

『きっと東南アジアの人たちが
日本に来たら同じことを思うのかもしれないな』

そんなことを考えながらバスに揺られた。

 

 

 

 

 

サービスエリアでバスを降りたのは僕だけだった。

ギターケースの中にしまってある
段ボールを抜き出し、行き先を書いて
ヒッチハイクを開始した。

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時刻は12時過ぎ。

なんだか一日の始まりが遅いと、
活動時間も減るなぁ。

朝寒いのに、夜になるのも
ヨーロッパの他の国より早いんだよなぁ…。

 

 

 

何台か車を見送った後、
30分も経たずに一台の車が止まってくれた。

白人ではない、眼鏡をかけた
ふくよかなお兄さんが車を運転していた。

 

 

 

「君の笑顔がフレンドリーだったからね」

そう言うテバスチャンさんは
スコットランド生まれだったが、
自分のルーツはパキスタンにあると言っていた。

英語にクセがあり、
時々なんて言っているかわからない。

ただ、背中を痛めているらしく、
グラスゴーに来るまで
通院しているということが分かった。

 

 

「それ、ギターかい?」

「そうですよ」

「僕に双子の弟がいるんだけどね、
ギター好きで家に5本も持っているんだよ」

 

 

テバスチャンさんは
僕がギターを持っていることを知ると、
「あのアーティストは知ってる?」と
色んなアーティストの名前を挙げたが、
そのほとんどを僕は知らなかった。

そんな詳しくないんすよ..。ゴメンね。

 

 

 

「今日はどうするんだい?」

「そうですね、
とりあえず町の中心にでも
行こかなって考えてます」

「どうだい?
よかったらうちに寄ってくかい?
お茶をごちそうするよ」

 

 

なんだか面白そうだなと思った僕は
「それじゃあ一杯だけ」と、
そのお誘いを受けることにした。

これもきっとギターを通じたお誘いだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

中心地から

少し離れたマンションに
テバスチャンの家はあった。

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エレベーターは横開きの二枚のドアを
手動で閉める古い型だった。

インターホンを押すと、
中から同じ様な体型をした弟さんが僕を迎えてくれた。

案内されたリビングは
二人の体の大きさとは似合わず、
物で散らかっている。

さっき車で言っていた通り、
部屋の隅にはギターが4本立てかけてあった。
日本製のフェンダーのベースもあった。

 

 

どうやらテバスチャンと弟のアンジュは
ここで二人で暮らしているようだ。

ごちそうになった巨大なマグカップに
なみなみとつがれたミルクティーをすすりながら、
僕は一息ついた。

 

 

こういう時にはしっかり弾き語っておくことも忘れない。

せっかく音楽がつないでくれた出会いだからさ。

二人が聴いていたのはロックや
ヘヴィメタルやブルースだったから、
そこまでウケはよくなかったんだけどね笑。

 

 

 

「シミ、
今日はうちに泊まっていったら?
ソファでよければ寝かせてあげるよ」

 

 

マジか!!!

 

 

「え?いいの?
だって、悪くないかい?」

「全然!
僕たちも君みたいなお客さんが
来てくれて嬉しいんだ」

「じ、じゃあ、
お言葉に甘えさせてもらうね」

 

 

 

 

そう言ったらだんだんに眠くなてきた。

まさかさっきのミルクティーに睡眠薬が…。

 

 

 

いや、ソファの座り心地のよさだ。

それに昨日は寒過ぎてよく眠れなかったし…。

 

 

 

「ちょっと寝かせてね」

 

 

そう言って、2時間くらい昼寝をとらせてもらった。

まさかスコットランドで
ホームステイするとは思わなかったな。

テバスチャンは
「シミ、お腹がすいたら、
いつでも言ってくれよ?ミルクティー飲むかい?」
と、かなりの頻度で僕に訊いてくれる。

こっちが申し出を交わすのが大変なくらいだ。

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テバスチャンはベジタリアンだと言っていた。

その割にはけっこう揚げ物系のご飯やピザを食べている。

テバスチャン特製の豆と
ポテトフライとパイをいただいたあと、
ジャック・ダニエルズのオンザロックを飲みながら、
オススメのブルースアーティストのライブ映像を観た。

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ここはまるでバーか何かだろうか?

沢山の「thank you」と居心地の良い双子の家。

 

 

 

「明日も泊まってもいいんだよ?」

「えー、じゃあ…、
お願いします」

 

 

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「どこに泊まるのー?」って訊かれると「キャンプさ!」
「Park! Sleping outsaide!!!」って超絶爽やかに言ってます。
だけど、それが気を遣わせてしまっているのかなぁ?

「ウチ来る?」って言われた時には
「いやいや!僕はどこでも寝れるんだゼ!」って遠慮してますーがー…、

ノジュカーにはこういう申し出はマジで嬉しいです。
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ABOUTこの記事をかいた人

「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!