「人に優しくされた時、」

世界一周469日目(10/10)

 

 

ここはアイルランド、
首都のエディンバラ。

 

 

今日も起きたのは12時前だった。

もうソファの寝心地といったらそりゃぁもう。

あー、なんでおれって野宿しているんだろ…???

 

 

自分がバカなこと
やってるなぁって思うのは重々承知の上だ。

だが、着実に物価が
上がっていることは間違いない

2014年、10月の現在
1ポンドは約180円。

そして、この国では、
そんな金銭感覚なんておかまいなしだ。

日本の感覚で言うと
「1ポンド=100円」の感覚だろう。

 

 

僕も日本円で考えるのはやめにした。

だから、スーパーで「1£」のマークを見ると
『や、安っ!』とついつい買い物してしまうのだ。

ここへ来る前、一応100ポンドは
ATMでおろしておいたが、
この調子だとあっという間に
なくてってしまいそうだ。

 

 

もちろん宿の値段もばかにならない。
こっちの金銭感覚だと
30ドルくらいするんじゃないか?

僕がスコットランド、
イギリスに滞在する期間は17日

ナンバーセブンティーン。
永遠の17歳。椎名林檎。良い曲だ。

 

 

 

 

テバスチャンには
今日まで泊まらせてもらうことにした。

ありがとうね。

昨日とか
夕方にけっこう雨が降ったから、
あの中を野宿してたと思うと、
二人には感謝の気持ちでいっぱいだ。

 

 

昨日エディンバラの町も一通り歩いたのだが、
少し離れたところにお城のような
建物があることに気がついた。

ブレア首相も在学していたという大学らしく、
大学に遊びに行くのも面白いかなと考えたのだ。

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テバスチャンには来るまで大学の前まで
送ってもらったのだが、
大学の敷地は大きな鉄柵で囲われている。
なんだか部外者は入ってはいけないような気がした。

 

 

 

 

「それなら、植物公園なんてどうだい?」

テバスチャンのオススメで
僕は王立植物公園へ行ってみることにした。

ちなみに入場料は無料だ。

じゃなかったら、外から眺めておしまいだ。

昨日のエディンバラ城内も、
外から眺めるだけでおしまいだ。
さっきも言ったけど、ポンドって高いんだぜ???

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『植物公園なんて…』

なんて最初は期待していなかったのだが、
植物公園はそんな僕の低めに設定した
ハードルを余裕で飛び越えてくれた。

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なんか、ヨーロッパでこういうノートよく見かけるんだけど、
国ごとに集めたら面白いだろうなって
思うんだけど….
お金もバカにならないだろう。

 

 

 

 

秋のひんやりした空気。

植物公園の中を歩くと、
それだけで気持ちがリフレッシュする。

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散歩するにはもってこいの素敵な公園だった。

お年寄りから家族連れまで。

誰でも気軽に足を運ぶことのできる公園。

もっと寒くなれば紅葉も楽しめるだろう。

 

 

僕はあまり観光地に行かないけど、
エディンバラの植物公園はオススメするよ。

公園内にあるカフェでアメリカーノをすすりながら、
長いことノートに絵を描いていた。

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最近気をつけるようになったのは

「Swing」だ。

イギリスのアーティストで
好きな人物がいる。

Jamie Hewlettっていうイラストレーターで、
今はもう活動していないが、
「Gorillaz」とうバーチャルバンドの
キャラクターデザインをしてた。

その人のことを調べていたのだが、
ある記事で

「しばらく描かない期間があると、
勘を取り戻すのに日数を要する」

というのだ。

めちゃくちゃ上手い絵を描くプロですら、
怠けると、腕が鈍ると言っているのだ。

僕なんて『旅をしているから』とか言い訳して、
描かない期間がけっこう空くこともあるが、
このままではいけないなって考えた。

 

 

今はヨーロッパで比較的、
作業するのにうってうつけの
勉強机が手に入りやすい環境だ。

描ける時間をもっと増やしていかなくちゃいけない。

絵を描き出すと、自分の足りない部分が
どんどん見えてくる。

ストーリーを創るための引き出しを
もっと意識しなくちゃいけなかったりだとか、
キャラクターのポーズだとか、
構図、背景資料、etc…。

同じことを繰り返していてもだめだ。

 

 

 

 

 

カフェで作業してあっという間に
2時間が経っていた。

あー、また書いてない日記が
たまってっちゃうなと思いながらも、
そんなのはあとで書けばいいさ。

エディンバラの中心地でマグネットなどの
雑貨を仕入れ、バスキングをして、
あっという間に18時になった。

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ちなみにスコットランドのレスポンスは…悪い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は
テバスチャンが

ご飯に連れて行ってくれると言っていた。

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それにも関わらず、
クッキーの魔力に僕は抗うことができない。

いつものようにスーパーで
1ポンド5枚入りのチョコチップクッキーを
買って帰路についた。

 

 

 

もうクッキーモンスターの気持ちがよく分かるよ。

あれって喰いだすと泊まらないよね。

やべ…、お腹減ってないぞ???

 

 

 

 

20時にテバスチャンと一緒に外に出た。

なにやらインド料理屋へ連れて行ってくれるようだ。

弟のアンジュは肉メインの
食事しかしていないかなりの偏食家。
だからインド料理は食べないらしい。

ということでアンジュは家でお留守番だった。

 

 

 

 

町の中心地まではバスで行くことにした。

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お金は払わず、
定期のようなものを見せて乗り込むテバスチャン。
なぜだか僕もお金を払わなくてもよかった。

ここ3日、テバスチャンの家に
寝かせてもらって気づいたのは、
どうやら二人とも仕事をしていないということだった。

テバスチャンは背中を痛めていると言ったが、
それはうんと昔にアイスホッケーで
痛めたものだと言っていた。

そのダメージは日常生活に支障を及ぼすものらしく、
仕事もできないでいるようだ。

もしかしたら国からの
補助金みたいなのをもらっているのかもしれない。

テバスチャンは定期入れに入った
自分のIDカードを見せてくれた。

10年前の写真の中のテバスチャンは
黒い髪をしていたが、
今、僕の横に座っている彼の髪の毛はグレーだ。
今彼は48歳だと言っていた。

もしかして、さっき見せたのは
障害物手帳みたいなものだったのかもな。
僕はその同行者として
タダでバスに乗れたのかもしれない。

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込み入った質問をしたくはない。

だけど、ちょっと二人の生活に
ちょっと考えを巡らすと、
どこか寂しい気持ちにもなった。

 

 

兄弟二人で、慎ましく暮らしてたのかなぁ?

だから突然やって来た来訪者をもてなしたいのかなぁ?

 

 

 

 

それにテバスチャンたちは
インドやパキスタンに想いを寄せているようだった。

生まれも育ちもスコットランドだが、
彼らのルーツはパキスタンだ。

だから今日の外食先もインド料理屋なのかもしれない。

 

 

バスの中からテバスチャンは
お父さんが働いていたというホテルを教えてくれた。

パキスタンから奥さんと一緒にやって来た
テバスチャンのお父さんは一流ホテルの
ポーターやバスの運転手として働いたらしい。

そこには色々なドラマがあったんだろうな…。

 

 

 

 

 

 

インド料理屋は小さい店舗だったが、
客で混み合っていた。

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真ん中の方のテーブルでは
中国人の家族が楽しそうに食事をしている。

テバスチャンと同じ顔の作りをした従業員たちは
忙しそうに働いている。

 

 

「ここはね、エディンバラにある
インド料理屋の中で一番美味しいんだよ」

 

 

メニューをみたが、
物価の高いスコットランドにしては
だいぶリーズナブルだ。

それに、
ナン!
ターリー!

大好きなインドで食べた料理名が
英語で書かれているのを見ただけで顔がにやけた。

適当に料理を4品くらい注文して
出て来たのはまさにインドで食べたそれ。

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「うわぁ~~~!
マジで美味しいよ!」

と言ってがっついたのだが、

 

 

残り3分の1を
目の前にして
僕の手が止まった。

 

 

バスキングが終わった後に食べた
チョコチップクッキーが
僕の胃袋にジャブを喰らわしてくる。

ぐぬぅ…、

 

 

「ご、ごめん、
もう食べられない」

「大丈夫だよ。
あ、持ち帰りたいから
ラッピングしてもらえるかな?」

 

 

テバスチャンは
ここで働いている友達に頼んで
残った料理を包んでもらった。

残しちゃったけどさ、美味かったよ♪

ありがとうテバスチャン。

 

 

 

帰りもバスに乗って部屋まで帰った。

寝る前に双子は
僕とのツーショットを写真に撮った。

僕は自分のスマートフォンを渡すタイミングを
すっかり逃してしまい、
一緒に写った写真を撮ることはできなかった。

ラジオのボリュームをゼロまで落とし、
照明を消して、ソファに敷いた寝袋にくるまる。

 

 

 

「人にやさしくされた時、

自分の小ささを知りました」

 

 

頭に浮かんだのは
モンゴル800の歌詞だった。

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2 件のコメント

  • 初コメです。自分探しをしていたら、シミさんのblogに行き着きました。
    僕より若いのに、なんてカッコいいんだ!

    応援してますよ!頑張って^^

    • >keithさん

      んなっっっ!!!
      カッコいいだなんて!
      ちまたでは「カッコわるい」男として有名なんですよ笑?

      ちょっとリアルタイムのお話しますね。

      ついこの間、ゴッホ美術館に行って、その後に彼の生涯を
      ネットで調べたんですけど、
      ゴッホの人生って挫折の連続で、娼婦と恋に落ちちゃったりして、まぁ、波瀾万丈で
      そのくせ死ぬまでに売れた絵はたった一枚のみ。
      死後、その実力が評価された画家なんですって(有名か)

      何が言いたいのかっていうと、
      有名人の生涯を調べると、
      意外に良いカンフル剤になるっていうことです。
      『よっしゃ!やるぞ!』っていうモチベーションに。

      僕はまだまだハナクソですが、
      そんなkeithさんの
      まぁ、缶コーヒーのカフェインくらいになれればいいかな?

      コメントありがとうございます。

      あー、またベラベラとくっちゃべっちゃったな。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!