世界一周479日目(10/20)
ここへ来た目的
は果たせていない。

っていうか来る直前まで
「オックスフォード大学に
ロケ地があるんでしょ!調べるまでもないぜ!」
って調子こいてて
結局どこにあるのか分からなかった昨日。
ショッピングストリートの
無料Wi-Fiで調べた情報によると、
「クライスト・チャーチ」
って場所に行けば、ハリーポッターの
ロケ地として使われた食堂が拝めるらしい。
原っぱに立てたテントは
ずっと夜風にあおられていたけど、よく眠れた。

この街には夜酔っぱらって
騒ぐようなヤツはほとんどいない。
街柄ということなのだろうか?
てかオックスフォードの大学は
現存する世界最古の大学なのだとか。
テントをたたみ、公園のトイレで顔を洗うと、
僕は歩いてクライスト・チャーチへと向かった。

朝10時だというのに、
もう観光客の姿がチラホラ見える。
そして街全体が観光地として
開かれているってのもあるのだが、
主要な大学の敷地に入るには
逐一入場料がかかるのだ!
しかも大人だと7ポンドだとぉぉぉおおお!
1,207円ってどういうことだぁああああ!!!
でも見たかった場所だ。
それがわずか数分の滞在時間だとしても
お金を払おうじゃあないの!
高ぇっ!
チケットを買う段階になって、
チケット売り場のおばちゃんが
「14時にならないと、カセドラルが
見学可能にならないのよ」と言って、
何も言っていないのにチケットを
学生価格で販売してくれた。
そうだ。人間一生勉強だよね!
おばちゃん!ありがとう!
たぶんこの2ポンドは
そっこーでカフェ代に消えることだろう!



そうかルイス・キャロルもここ出身だったんだ。
この挿絵、めちゃくちゃ好きなんだよね。
クライストチャーチの中、
そして一番見たかった食堂は
『ほんとうにこれが
大学の食堂なのか!!??』
ってくらい雰囲気のある場所だった。


ロケ班もよくここを見つけてきたよなぁ。
ホグワーツの全校生徒は
ここには収まらないけど、
映画うんぬん、この場所の
雰囲気を楽しむことができた♪


これね、他の人がジャンプしている所を撮ってくれたんだけど、
タイミング、合わなかったね。

クライスト・チャーチ見学のあと、
オックスフォードの町をフラフラと歩いて
バスまでの時間をつぶした。
そして14時20分のイギリス行きのバスに僕は乗り込んだ。
今回乗ったのは
「Oxford Tube」とかいうバス会社。
事前予約と時間帯を選べばわずか
1ポンドでロンドンまで行くことができる。
ちなみに当日券を買おうとしたら
15ポンド(2,586yen)もする。何?この差。



バスの中でテーブル席が
2つあっただけでないく、
充電用のコンセントもあり、
なおかつWi-Fiまでついていた。
バスによってはWi-Fiがあっても
つながらなかったりするのもあったんだけど、
この会社はバッチしネットを使うことができた。
大体、無料のWi-Fiを使う時は
メールアドレスや自分の名前を記録して
アカウントを作る。
僕は一体イギリスでどれくらいの
個人情報をばらまいてきたんだろうか…???
いつもなら爆睡のバスだが、
Wi-Fiの使える貴重な環境に
寝ないで作業していた。
Wi-Fiを使える時にババーっと予約投稿だ!
そういう風に限られた環境下でお届けしております。
今は違います(11/7現在笑)
僕はついにロンドンへと
やって来たのだ。

カルチャーの発信地ロンドン!
そしてここはどこだ???


大きな駅、今までの町に比べて
人の数がぐっと増えたことに少々戸惑った。
それでも行き先は決めてある。
とりあえず無料のWi-Fiを見つけ出し、
住所を調べて向かった先はー、


お!あのバスカー警官のコスプレしてるーって、
本物か笑。お立ち台がある…。
“nudie jeans repairing shop concepts store”だ。



もうどれだけnudie jeans好きなのって感じ笑。
実は今日20日を持って、
スウェーデンで手に入れたジーンズを穿き初めて
かっきし一ヶ月が経過したのだ。
もちろん洗濯はなし!!!
六ヶ月洗濯しないで穿いてやるんじゃ~~~!!!
注)nudie jeansのコンセプトは「第二の肌」。穿き込めば穿き込むほど、その人に合ったジーンズへと育っていくという考えがあります。糊のきいた生デニムはすぐに洗わず、体にフィットして自然に色落ちしたアタリが出すために6ヶ月洗濯しないで穿きこむことをnudie jeansは推奨しています。

「ハロー♪」
お店のミシンでジーンズを
修理しているお姉さんに声をかけた。
簡単に自己紹介して、
スウェーデンで今穿いている
ジーンズを手に入れたことを話した。
「あなたのこと、
インスタグラムで見たことがあるわよ」
とお姉さんは言っていた。
ふふふ。僕もついに有名人さ!
イギリス店は地下にストックがあり、
そこでも沢山のnudie jeansを見ることができた。

ただし、お客さんが自分の手で取って
見ることはできない。
スタッフに自分の穿きたいジーンズを
相談するなりしてピックアップしてもらうという
ちょっとめんどくさい感じ。
まぁ、ここは来れただけでいいかな?
ちなみにnudie jeansのコンセプトストアーは
ヨーロッパにはスペイン、バルセロナにあるらしい。
そこも行くしかない笑!

外に出ると
辺りは暗くなりかけていた。

人が多そうなあてずっぽうの方角へと歩いて行き、
見つけたサブウェイでいつものように時間をつぶした。
21時になるとフロアは
清掃のために追い出されてしまうのは
いつものパターンだ。

外に出ると
冷たい風邪が吹き抜けていた。


とりあずマップアプリで公園を探し黙々と歩いた。
『あれ?おかしいな。
確かに公園のはずなんだけど…』
マップアプリには僕がいる場所が
公園だということを示していたが、
来てみるとどうだろう?
入れやしねえじゃねえか!

おいおい公園のクセして、
閉園時間とかあんの??!!
さすがお上品な国だなぁ!
公園の周りには
びっしりと先の尖った柵が張り巡らされている。
植木でできた柵もあるのだが、
その裏には金網が隙間をカバーしている。
困った…。
ロンドンは歩いてみると、
そこそこに広いことが分かった。
あとひとつの野宿候補であるテベレ側は
今いる場所から5kmほど離れている。
さすがに歩くのはキツイ…。
なんとかして公園に入れないものか?
僕は柵の周りに沿って歩いた。
公園の中に動物園があるらしい。
22時で真っ暗な敷地内から
園内を照らす懐中電灯の明かりが2本見えた。
この時間、公園の周りを歩いている人間は
僕の他にいなかった。
ロンドンは治安が悪いってきいたけど、
それはやっぱり場所によるんだろうな。
まさか夜の、しかも入ることのできない
公園の周りを歩く人間はー、僕しかいまい。
そういうばバスを降りた時に、
ロンドンのホームレスを見た。
駅の近くにいた現地のホームレスは、
その場に寝れるようにマットが敷いてあった。
たぶん、先輩の寝床は風や雨水をしのげる
大きな建物の近くなのだろう。
公園を二つに割るようにして伸びる
歩道を歩いていた時だった。
『ここしかない!!!』
ガキの時にアスレチックに
夢中だった時の記憶が一瞬にして蘇る。
荷物を先に柵の向こうに投げて身軽になったら、
あそこに足をかけて木に捕まって体を支えて、
そのまま柵を飛び越えれば…、完璧だ!
柵を飛び越える前からどう体を動かすか
頭の中にシミュレートして、
さっさか柵を越えて公園の中へ。
公園の中は真っ暗だった。電灯ひとつない。
公園の中には大きな池があり、
ここに住む鳥たちの姿を暗い中でも
確認することができた。
見回りの時間はきっと数時間前に違いない。
それでも念のため、
朝になって辺りが明るくなっても、
すぐには見つからなさそうな場所にテントを立てた。
雨は降っていない。
夜空を雲が流れて行くのが分かった。

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テントを持っているとどこに公園があるかが重要になってきます。
ロンドンには意外に公園がいっぱい。
ただし一晩中開いているとは限りませんが…。
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こちらも随分寒くなってきたので(ヤッケンさんとこの県)、
野宿の話はサブッ、となりますが、
モンサンミッシェルの回を楽しみにしています!
>あっきーさん
日記では誤字脱字が多い僕なので
大変恐縮なのですが、
変換ミスでしょうか?
「ヤッケンさんと、この件(どの県だろう?)」
なのか
「ヤケンサンと、この(お住まいの県)」
なのか、コナン君みたいに考えてました(笑)。
日本の1月、2月に比べれば
ヨーロッパの秋はまだまだ温かいように感じます。
ヨーロッパももうそろそろ脱出ですからね!
凍死の可能性はないです!!!
シミさん、こんばんわ。
しばらく過去ブログをお休みしてカエルダッシュさんちへ(^^♪
走るカエルさん頑張ってますね。そして今夜はついにYouTubeへ(^^)
シミさんの歌う声が意外に低く太く聞こえましたが・・
ブログ読んでて勝手に高めの爽やか系って思ってて歌を聴いてあれっ?
って(笑)これも勝手な勘違いで済みません(^^;
流れでカエルダッシュさんの動画も拝見!
アイスランドへ行きたくなりました。
??シミさんが行ったのはアイルランドでしたっけ(笑)
風邪がひどくなる前に気合で治してくださいね(*^-^*)
>ミヤワキさん
最近まったく唄のアップはしてないんですよね…。
YouTubeにアップしてあるのはほんとうに初期でして、
キーの高さはどうかは分かりませんが、
今はあの頃よりかちょっとは上達したと思います。
カエルダッシュさんたちの動画は
いいですよね!
僕もツバサさんみたいな編集スキルが
あればいいなって思うんですけど、
その分絵で頑張りたいと思います!
ちなみに体調は今は全快です!