「人に呼ばれている」

世界一周529日目(12/9)

 

 

『誰かが
僕のことを
呼んでいる!』

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テレパシーみたいなものを
貴方は信じるだろうか?

 

 

僕は信じない!

 

 

 

けど、
“縁”みたいなものは
多かれ少なかれ存在してると思う。

 

 

ある人に呼ばれている。

 

 

 

 

 

今日はこのまま
キング・フセイン橋を抜けて
ヨルダン、アンマンへ戻るけど、

そのままペトラ遺跡のある
ワディ・ムーサの町まで行ってしまおうと思う。
強行軍だ!

 

 

 

起きたら、テントの下の方で
丸くなっている自分に気がついた。

落ちたら骨折でもしそうな崖のような場所に
テントを張っていたから、それも無理はないだろう。

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思い出すのは
フジロックフェステイバルでキャンプサイトに、
来場者が場所取りのためダッシュしていく姿だった。

あそこのキャンプサイトも斜面だったよなぁ。

斜面の高い方を頭にするとして、
それ以外に快適に眠る方法を彼らは
持っているのだろうか?

知っているなら是非とも教えて欲しいもんだ。

 

 

いずれにせよ、
人なんて通らないような場所で
寝ているだけあって
いつもより眠ることができた。

足を滑らせて崖から転げ落ちないように
気をつけてテントをたたんだ。

そのまま歩いてオールド・シティーを抜け、
Wi-Fiにパスワードを知っているカフェの前で
軽く情報収集をしてダマスカス門を抜け、

雑居ビルの裏にあるようなオフィスで
キングフセイン橋行きのチケットを
42シュケル(1,245yen)で買うと
ミニバスに乗り込んだ。

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さすがにイスラエルは色々な国から
嫌われているだけあって、出国は必ずしも
スムーズというわけではなかった。

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イミグレーションの手前で
車両の下に爆発物が取り付けられていないか
探知機で探ることはもちろんのこと、
二度ほど足止めを喰らった。

出国税は昨日バスキングで
稼いだコインで支払っておいた。

イミグレのスタッフは嫌な顔せずに
コインの支払いに応じてくれた。

 

 

 

無事出国税も払い終え、
イスラエル脱出かと思いきや、
出国審査のゲート前でツアー団体が
僕の行く手を阻んだ。

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みんな僕と同じ様なアジア人の顔だった。

最初彼らのことを中国人かと思いこんでいた。

彼らが全員英語で話すの聞いて
その語学力の高さに驚いたのだが、
彼らのパスポートを見ると
「シンガポール」と書いてあった。

なるほどそうか。

シンガポールでは英語が公用語として
話されているんだっけ。

 

 

最初はツアー団体の列の後ろに並んで
自分の番を待っていたのだが、
だんだんと焦って来た。

彼らはツアーだから、ヨルダンの
イミグレーションまでのバスがあるけど、
僕はどうなんだ?

できればここまで来る途中まで
一緒だった人たちと同じバスに乗って
スムーズに移動したい!

ってか!これ、
いつになったら自分の番が回ってくるんだ!

 

 

「あの~…スイマセン、
友達がゲートの向こうで待っているので、
先に出国審査してもいいでしょうか?」

 

 

そう尋ねると、
シンガポールのみなさんは笑顔で
「どうぞ」と言ってくれた。

すげぇ…。
なんだか礼儀ただしさが
にじみ出てるようだ!

 

 

 

 

ゲートを抜けると
ヨルダン側までのバスは
僕のことを待っていてくれた。

中には僕以外に2人しか乗客がいなかった。

欧米人のツーリストは
「かれこれ30分以上ここで待っている!
なんで出発しないんだ!」とプリプリ怒っていた。

プルプリ欧米人の抗議によって
バスが出発しそうになったのだが、
乗っていた韓国人のツーリストが
スーツケースを回収し忘れたことが発覚して、
バスの出発は遅れた。

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「さーせん」

 

 

 

わずか15分ほどの移動で
バスはイミグレーションに到着した。

さきほどバスの中で回収された
パスポートを窓口で受け取った。

僕は6日ぶりにヨルダンに戻って来たのだ。

一度足を踏み入れた国に再度訪れると、
どこか帰ってきた気がするのは僕だけだろうか?

そうだ。
ここからアンマンのダウンタウンに戻るのに
タクシーに乗らなくちゃいけないんだっけ?

 

 

僕はシャトルバスに乗っていた韓国人のツーリストに
タクシーをシェアしないかと声をかけてみた。

彼は快く応じてくれたのだが、
彼のパスポートはなかなか返って来なかった。

というのも
韓国人はヨルダンに入国するのに
ビザが必要だというのだ。

向こうも「なんで君はビザがいらないんだ??!!」
と不思議がっていたが、僕もなんでこんなに
日本のパスポートが有用なのかは分かっていない。

日本が天皇制だとか、日本の世界貢献だとか、
そんなん、かな…???

日本に天皇がいるというのは、
かなり評価されるのだとか…。ふーーん。

 

 

 

 

ビザ待ちの韓国兄さんを待っていると、
見覚えのある日本人が後からやって来た。

 

 

「あれ!ひーやんさんじゃないですか!」

アンマンのマンスールホテルで会った、
同じく世界一周しているひーやんさん。
ここで会ったのも何かのご縁!

これでタクシーをシェアすれば
もっと安くダウンタウンまで戻れるぞ!

 

 

「いや、バスで戻れるらしいんだよね。
おれの友達が昨日ここからバスで
ダウンタウンで戻ったって言ってたから」

 

 

なんと!

ヨルダン側のイミグレーションから
ダウンタウンまで、バスで戻れるというのだ!

どこからバスに乗れるのか、
さっそく情報を集めていったのだが、
タクシーの運転手たちはせっかくの客を逃すまいと、
どこからバスに乗れるのかを教えようとはしない。

仮にタクシーに乗った場合、
一人当たり千円くらいかかる金額だった。

だが、しつこく回りの人に訊いていくうちに、
僕たちはやっとこさバス乗り場を見つけた。

っていうか、最終的にはタクシーの運転手が折れた。

『なんだ…
知っているならしょうがねえや。
こっちにこっちだ』とでも言うように。

 

 

バスの料金は3ジュディール(491yen)。
荷物の預け代が1ジュディール(164yen)。

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意気揚々と僕たち三人はバスに乗り込んだが、
韓国兄さんの顔はどこか浮かない顔をしていた。

彼の目的は中心地ではなく、
シティー・モールという場所らしいのだ。

 

 

「どこなの?シティーモールって?
そんな名前の場所なんて
至る所にあると思うけど」

「僕だって分からないよ。
ただ、地元の人はシティー・モールって
言えば分かるらいしんだ」

 

 

自分がどこに行くかさえ
分かっていない韓国兄さん。

ただ、自分の目的地の名前と、
そこが中心地ではないということは
分かっているらしい。

そこに友達が住んでいるというのだ。

 

 

僕はなんだか彼をつき合わせてしまって
悪い様な気がしてきた。

バスも遅々として発進しようとしない。

乗客が次々に乗り込み、
スーツケースをガシガシとバスの中に積み込んで行く。

まぁ、こういうローカルなのも
旅の醍醐味っしょ♪気楽に行こう。

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バスが

ムジャンマ・シャマーリーの
バスターミナルに到着したのは14時だった。

僕がイスラエルを出発してから
5時間が立っていた。

韓国兄さんはどこか分からない
シティー・モール近くで途中下車した。

僕とひーやんさんはバスターミナルで別れた。

ひーやんさんはマンスールホテルに置いてきた
荷物を取りに戻った。

 

 

ひーやんさんの手持ちは中心地まで戻る
セルヴィス代も持っていなかったので、
僕は1ジュディールを彼に貸しておいた。

代わりに僕がマンスールホテルに忘れた
タオルを取って来てもらうようにお願いした。
相棒が日本から持って来たくれた
ごみゼロナビゲーションの黄色い木綿タオルだ。

一人になった僕は近くの売店で
0.5ジュディールのサンドイッチを買って、
別のバスターミナル行きの
セルヴィス乗り場で順番を待った。

 

 

 

乗り合いタクシーのセルヴィスは
普通のタクシーに比べて料金が安い。

定員マックスの車にサブバッグを足下に、
バックパックを膝に抱えて、
ギターは後部座席に横にするように押し込み、
僕は車に乗り込んだ。

 

 

 

 

ムジャンマ・ジャヌーバ、南バスターミナルで
僕はワディ・ムーサ行きのバスを探した。

一応地元の人にいくらで
ワディ・ムーサまで行けるか尋ねると、
わずか3ジュディール(491yen)で行けると言うのだ。

アンマンからワディ・ムーサまでは
3時間以上の距離。
それがこの値段なんて安い!

物価の高いイスラエルから来たから
なおさらそのように感じる!

 

 

 

 

「すいませーーーん!
ペトラまで3.5ジュディールですよね?」

「は?何馬鹿なこと言ってるんだ?
7ジュディールに決まってんだろ?このタコ!」

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ミニバスの客引きたちは
示し合わせたかのように値段を釣り上げた。

まぁ、他の人のブログで外国人は
現地価格で乗れないってのは知っていたから
すんなり7ジュディールをお支払いした。

車が出るまでは近くの売店で
お菓子を買い込んで長距離の移動に備えた。

 

 

 

 

バスの中では、人懐っこいヨルダン人が
僕に話かけてきた。

まるで中学校の修学旅行でワクワクし過ぎた前のヤツが
後ろのヤツにひっきりなしに話しかけてくる
そんな感じだった。

過剰なフレンドリーさに、
僕の警戒心は上がった。それより眠かった。

文庫本を読みながら「眠いんだよね」と一蹴し、
本の内容が頭に入って来なくなると目を閉じた。

 

 

 

 

起きて外を見ると
辺りはすっかり暗くなっていた。

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僕が起きたのに気づいた前のヤツは
再び僕に絡んできた。

どこで小休憩を挟むと、
僕に紅茶をおごってくれた。
なんだけっこういいヤツだったな。

空になった紙コップをどうしたものかと、
前のヤツに
「こういう場合って外にポイ捨てすんの?」
冗談めかして訊くと、

前のヤツは「そんなことをしてはならない!」
と僕のポイ捨てを未然に防いだ。

いや、そんなポイ捨てなんてしませんよ?
ただ、どうするのかなーって思ってさ。

 

 

 

 

バスがワディ・ムーサに到着したのは
19時半だった。そこそこに時間がかかっている。

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調べておいた
Valentine Inn
というホテルに足を運んだ。

 

 

途中、ATMでお金をおろすにのにてこずった。

どういうわけだか
20ジュディール(3,275yen)分の
お金しか降ろすことが出来なかった。
こちら側のATMの問題だろうか?

 

 

バレタイン・インは日本人に有名な宿だ。

中には僕をここまで呼んでくれた人がいた。

 

 

 

 

「あ!シミくーん!」

 

 

 

僕と同じく世界を旅するブロガー、
Masato 世界一周学校」のマサトさんだ。

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どういうわけだか、
マサトさんは僕より一日早くここに
やって来たのにも関わらず、
ペトラ遺跡を観光せずに
僕を待っててくれたようだ。
え?そんなことはない?

 

 

 

最近、人の話を聴くのが
楽しくてしょうがない。

 

 

この人からは
一体どんな話が聴けるのだろうか?

個人的にはクッソ高いと感じてしまう朝食、
夕食込みで2日間、24ジュディール(3,924yen)を
支払ってチェックインを済ませた。

夢だとか、どんな想いで世界を旅しているのかとか、
他の人が聴いたら青臭く感じてしまうような質問にも
マサトさんはまっすぐ僕に向き合ってくれた。

 

 

僕たちはどんな話をしたっけなぁ。

一日経つと話の内容のほとんどは
忘れてしまうことが多い。

ただ、ブログを通してその人を知るのと、
現実に向かい合ってサシで話すのだと、
その人の印象はガラリと変わってくる。

 

 

 

『こんなに純粋な気持ちで
旅を楽しんでいる人はいない』

僕はそう思った。

 

 

僕はマサトさんに会いに
ここまでやって来たのだ。

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たぶんいつまでたっても、
僕はこんなことをずっと語っていくんだと思います。

これにアルコールが加われば
もっと青いトークが繰り広げられることでしょう!

畜生!なんでおれは酒に弱いんだ!

 
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「人に呼ばれている」” への2件のコメント

  1. シミ君ありがとうーー!!!
    こんな風にヨルダンまで来てくれたんだ!!
    嬉しいっす(^O^)/
    あの夜はたくさん話したねー!!
    まだ一緒にいるけど、よろしくー(≧▽≦)w

    • >Masatoさん

      スルタンのくっそ遅いWi-Fiから失礼します。
      返信遅れてごめんなさいね。

      やっぱり、呼んでもらえると嬉しいですし、
      こういう機会って大事にしたいんですよね。

      ペトラの時はトークセッション楽しかったです。
      まだまだ色々話したいですね。
      二人ともお酒に弱いのが残念です。

      それにしてもー、

      不思議ですよね。
      ブログやっているだけで、
      繋がりのようなものが生まれるんですから。

      こちらこそ、もう少しの間、
      よろしくお願いします!

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