世界一周５４１日目(12/21)
・宿代３３７円。
・カフェ代１６８円。
・お菓子代８４円。
・宿の方々が作ってくださるシェアメシ２５３円
トータル８４１円。
これがダハブの僕の一日の出費だ。
もちろん歯磨き粉を買ったり、
時にはシーシャを吸ったり、
この前みたいに観光に行ったりして
出費の変動はあるが、
安過ぎやしないだろうか？
ここはエジプト、ダハブ。
どこの誰だか分からねーけど、
「恋するダハブ」
とか抜かしやがったヤロ－がいるが、
今のところ、
僕がそんなロマンスを手に入れるそんな気配は
１ミリも”ない”。
１０時前に起床して、歯磨いて、
ガザラマーケットで１ポンド(17yen)のクロワッサンと
二個とスナック菓子を一袋、計３ポンド(51yen)の
朝メシとも言えない食糧を持ってカフェに行く。
８ポンド(135yen)のブラックコーヒーを
注文していつもの席につく。
タバコを一本吸い終わると、ノートを広げる。
コラボレーションの企画を持ちかけてきたマサトさんから、
まだ具体的な指示は出ていない。
僕も鈍ったペンタッチを元に戻したいから、丁度良い時間だ♪
僕が絵を描いていると猫が足下にやって来た。
昨日もこのカフェにいた茶色い毛をした猫だった。
この町には猫が多い。
野良犬もいるが、そこまで数は多くない。
僕が今泊っているディープ・ブルーにも
看板犬のような野良犬がいる。
「ネスカフェ」と呼ばれる茶色い犬で、
かなり人懐っこい。初対面の人間に出会ってから
わずか５秒で腹を出してしまうくらいだ。
犬派の僕は適当に足下にすり寄って来た
猫の背中を撫でてやった。
猫はぴょんと僕の隣りにやって来て、
僕のひざの上に乗った。
懐かれるとより
一層可愛く思えてしまうのだから不思議だ。
ここの猫たちは野良猫のくせして毛艶がいいものばかりだ。
きっとどこかからエサをもらっているのだえろう。
だから人懐っこいに違いない。
膝に乗せた猫の体温がじんわりと温かかった。
猫はしばらくして僕の膝から降りると、
ちょこんと僕の横に座った。
特にやることもなく、
ただ、行儀よく僕の横に座っている。
手を延ばして撫でてやると、
気持良さそうに顔を擦り寄せてくるのが
またなんとも言えずカワイイ♪
いやーーーー、
猫にモテても仕方ないんだけどなぁ。
できることなら女のコにーー…
ま、いっか♪
良い顔してるなぁ、お前。
最近、Jake Buggを聴いてるか、
the HIATUSの”Unhurt”をひたっすらに
リピートで聴いているからのどちらかだ。
http://youtu.be/rd9XMV7vqYA
あーーー、
いつ聴いたって
細美さんは良い声しているよな。
夕方５時に帰路についた。
ガザラマーケットに立ち寄って
クロワッサンをふたつほど買い足した。
宿のみんなの中では安いことで有名で
「ぜったいあの中に
覚せい剤的なものが入っているよ！」
と言われているチョコが入ったクロワッサンだが、
甘党の僕には止められないのだ。
マサトさんにいたっては
１０個くらいまとめ買いをしている。
宿の談話室ではマサトさんとトシさんが
朝見た時と同じ場所にいた。
ほとんど外に出ずにここで作業しているブロガー二人。
まぁ、僕もカフェで
似た様なことしているんだけど。
トシさんはこの後、
カイロへ行き、スーダンに入るそうだ。
情報収集に余念がない。
「自称、女子力系スイーツ男子写真系旅人」らしい。
なんだその肩書き!!!
『休日のお父さんの間違いでは？』と思う
いつもはイケメン、そんなトシさんのブログはコチラ。
マサトさんは人気ブロガーということで、
黙々とブログを書いている。
風邪気味らしいので
でこれで体の熱を高めているか、
アグリさんに切ってもらった髪の毛がまだ
恥ずかしいのだろう…。
対する僕は宿に戻ってくると
何もする気が起きなくなってしまうのだ。
本棚から「いぬまるだし」の適当な巻を抜き出し、
パラパラとページを繰った。
そしてシェア飯を今日もごちそうになって、
シャワーも浴びずにベッドに横になる。
そんな一日。
勉強机があればいいんだけどなぁ…。
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