「マラウィでの雑貨の郵送とドナー」

世界一周621日目(3/12)

 

 

ここはマラウィの首都、リロングウェ。
泊まっている宿は”MABUYA CAMPS”。

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宿代が7ドルらしいけど、3320マラウィ・クワチャ。
日本円に換算すりと883円もする。

あぁ、この宿代がじわりじわりと上がって行く感じ、嫌だなぁ。

できることなら滞在費の安い場所へサクサクと移動していきたが、
フライトの予定もある。

また、物価がヨーロッパ並みの南アフリカに早く着き過ぎてしまっても、
余計に出費がかさむであろうことは目に見えている。

ここでしのぐしかないのだ。

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巨大な犬がいるのだ。でも、ワンコは好き♪

 

 

 

 

エチオピアやタンザニアで
仕入れた雑貨をビニール袋に入れて僕は宿を出た。

郵便局は8時から業務が開始されるらしい。

 

 

どうしてアフリカから雑貨を送ろうと思い立ったのかと言うと、

「ジンバブエでからなら
1kgあたり1500円以下で

日本に送ることができるらしい」

と話を聞いたからだ。

国によっては日本に安く郵送できるのであれば、
マラウィでも同じなのではないだろうか?

僕はそう考えてここで雑貨を送ってみることにした。

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だが、カロンガで会ったJAICAの隊員の方々の話は、

かなり悲観的だった。

「飛行機だとかなり高い」
「船便だと5ヶ月かかる」
「時には日本に届かない」

などとネガティヴな情報しか出て来なかった。

せっかく仕入れた雑貨が日本に届かないだなんて、
そんなことがあっていいのだろうか?

「あぁ、たまにあるよね」って済む話ではない。

 

 

そんなリスキーに思える郵送だったが、
僕は早いうちに雑貨を送ってしまいたかった。

今手元にあるのは“布系”の雑貨が多い。

個数はそれほど多くなくても、かさばる上に、
重たいのだ。

15kgもないバックパックで旅をして来た僕にとっては、
この布の雑貨の重さがしんどかった。

 

 

旅を始めた頃はかなり物を持ち歩いていたのが今では嘘のようだよ。

昔は「活動時間のリミットは30分!」とか言ってたもんな。

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キャンプサイトはこんな感じ。

 

 

 

 

そんな葛藤と戦いながら向かった郵便局。

旅をしているとDHLやEMSと言った
色んな国で見かける速達便があるが、
僕はそれらの会社を使うことはしなかった。

矛盾しているようだけど、
あくまでもコストをかけずに物価を郵送するのが、
お金のない僕にとっては大事なことなのだ。

 

 

 

郵便局のひっそりとした場所に窓口があった。

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DHLなどの大手の会社とは隔離されており、
心なしか日当りも悪いように思える。

部屋の一部はインターネットカフェのようになっていた。

 

 

僕は窓口に並んで、雑貨を受付の女性に渡した。

今回は3.83kg。体感よりも実際は軽かった。

そして値段は17300クワチャ。

日本円に換算すると4,601円。
1kgあたり1,201円。もちろん船便だ。

あれ?かなり安いぞ。

 

 

「でもー、これって、
船便だと5ヶ月とかかかって、
場合に酔っては紛失したりするんですよねぇ」

と僕は冗談めかして受付のお姉さんに訊いてみた。

 

 

 

「何言ってんの?
三週間もあれば着くわよ!」

受付のお姉さんは自信満々で人差し指と親指で
丸く輪っかをつくり、他の指で「3」を作った。

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なんだか、それを見ると
日本に無事に届くような気がしてきた。

これでもし三週間以内に雑貨が相棒の家に届けば、
マラウィの郵送事情の株をぐんと上げることに
なるのではないだろうか?

 

 

 

 

 

「えっと、あなた、段ボールは持って来た?」

「え?いや、ないです」

「じゃあ用意してきてね♪」

 

 

時度、郵送する物を入れる段ボールは
自分で用意しなければならない時がある。

マラウィの場合もそうだった。

こうなると郵送するのに
「段ボールをゲットする」というミッションが発生する。
問題はどこで調達するかということだ。

大概はスーパーでもらえたりするんだけどね。

 

 

マラウィでおなじみのスーパー”peoples”に行き、
「段ボールをもらえませんか?」と訊ねると、
品出し中の商品が詰まった段ボールをすぐに空にしてくれた。

ありがとうございます♪

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再び郵便局に戻り、ダンボールに雑貨を詰めた。

再びお姉さんが僕に尋ねる。

 

 

「あなた、テープは持って来たんでしょうね?」

 

 

そうなのだ。

場所によってはガムテープまでも
持参しなければいけない郵便局がある
今回がまさにそれだ。

僕は疑問に思うんだけど、
郵便局ならそれくらいの備品は置いてあって当然ではないだろうか?

なんで必要な物がないんだ???

 

 

僕はその時、「もしも」の自体に備えて、
なぜかテープだけは持って来ていた(段ボールはなかったくせに)

雑貨を入れたダンボールが開かないようにテープで
ぐるぐる巻きにすると、今度は住所を書いた紙を
段ボールに貼付けることになった。

 

 

普段ならカーボン紙が挟まった控えがとれる紙
に住所を書き込むんだけど、

ここではなんと
A4判の紙をふたつに折って切っただけの白紙
が住所を書く紙だった。

僕はそれに相棒の家の住所を書いて段ボールに貼付けた。

どこかではがれ落ちてしまうんじゃないか?
雨が降って濡れたら届け先が分からなくなってしまうんじゃないか?
と見ていてかなり不安になった。

マラウィから日本に物を送った際に届かない時があるのは、
こういう雑さが原因なんじゃないだろうか?
透明なテープがあったら、ガチガチに固めるんだけど…。

だが、最後にはしっかりと
データをパソコンに打ち込んでレシートを発行してくれた。

あとは雑貨が無事に日本に届くのを祈るばかりだ。

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そうして今日のメインイベントのひとつは終了した。

 

 

 

 

 

 

 

雑貨を

郵送し終ると、近くのカフェでコーヒーを注文し、
テーブルで絵を描いた。

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イスラム教徒のための食事を提供することのできるカフェでもあり、
オーナーらしき人物はアジア人の僕にフレンドリーだった。

一時間半ほどそこで絵を描いたところで雨が降り出した。
僕のテントはすぐに浸水するので、かなりブルーな気持になった。

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そしてこういう時に限って、テントの中は散らかっているのだ。

一時的なゲリラ豪雨だったが、
雨脚が弱まってもしばらくは降り続いていた。

湿度が100%に達すると紙が湿気ってしまうので
オープンテラスでは絵を描くことができない。

諦めてノートをしまい、雨がやむのを待った。

 

 

 

 

雨が小降りになると、
僕は昨日パソコンを預けたジャンク屋に足を運んだ。

ジャンク屋に行くと、僕のパソコンが
いままさに修理されている途中だった。

裏蓋が開けられ、作業机がないので、
椅子に深く腰掛けたスタッフが中をいじくっている。

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「先生!うちの子は助かるんですよね!」
「難しい手術ですが、まかせてください」

 

 

「あぁ、いい所にきたね」

窓口担当の英語の喋れる彼が言うには
僕の愛用のMacBook Proちゃんが壊れてしまった原因は
HD・イズ・クラッシュ」らしい。

おいおい。マジかよ。
これで中のデータが消えてたら…、

と思うと気持悪くなってきた。

肝心な時にバックアップはとっていないのものだ。

バックアップをとっていても、
それを盗まれたりするんだから、いずれにせよ、
データがなくなる時は失くなってしまうものなのだろうけど。

 

 

そして修理費の25000クワチャに加え、
ハードディスクを取り替えるからさらに追加で
同じくらいの料金がかかるようだ。

「500ギガバイトか1テラバイトで選べるけど」

英語で専門的なことを言うので、
僕にどういう選択肢が残されているのかは分からなかった。

 

 

 

 

修理をしているスタッフは古いHDと新しいHDを入れ替えたりして
動作状況を何度もチェックしていた。

てっきり新しいHDを買わなければならないのだとばかり思っていたが、
今度はケーブルに問題がああるのか調べ始めた。

 

 

狭い店内の椅子に座らされて
僕は修理が終るのを待たなければいけなかった。

店内には僕と同じようにパソコンを修理しに来た客が二人ほどと、
スタッフが5人ほどがひしめき合っていた。

たぶんスタッフの1一人だろう。
中にはずぅ~~~っと眠りこけているヤツもいた。

 

 

待っている間に僕もうたた寝をしたり、
On the Roadを読んだりして時間をつぶした。

修理をしているスタッフはずっとパソコンの裏をいじくっていた。

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気づいた時には3時間も経過していた

もしこれで直らなかった場合は
お金はどうなるんだろと僕は不安になった。

既に昨日前払いで15000クワチャ(3,989yen)支払っているのだ。

直せないのに時間と労力だけかけて、
対価を得るのはパソコンを直しに来た僕にとって割に合わない。

直せないのなら直せないと見切りをつけるのが
プロのなのではないだろうか?

 

 

 

 

 

だが、パソコンは直ったのだ。

 

 

やはり僕が調べていた通り、
ケーブルの破損でHDが読み込めなかったことが
故障の原因だったようだ。

 

 

「それで、お金は昨日言われた25000クワチャのうち、
残りの10000を払えばいいんでしょう?」

「いや、新しいケーブルを手に入れるのに
お金がかかったからね。もう5000だ」

 

 

事前にケーブルの交換くらいの修理でいくらになるのだ?

と訊ねた上での金額だったに、
さらに1300円も追加料金が加わるのだ。

うーーーむ…、トータルで8000円。
でもしょうがないかぁーーー…。

 

 

 

彼らは別のMacからケーブルを調達してきたようだった。

「ケーブルは彼のだったんだ」

と別のMacの持ち主を紹介された僕は、

「それでは彼のパソコンはどうなってしまうんだ??!」
と考えずにはいられなかった。

 

 

マラウィでパソコンを修理することには成功したが、
それは単に運がよかっただけかもしれない。
まさに臓器移植のドナーが見つかったような心持ちだった。

ジャンク屋のスタッフたちには
オーバーリアクションで感謝の気持を伝えて、僕は宿に戻ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

夜になると

雨がまた降り出した。

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僕は直ったばかりのパソコンで日記を書こうと
レセプション前のスペースに移動したのだが、
レセプションはバーのカウンターの役割も果たしており、
図体のデカい欧米人が固まって酒を飲みながらわめき散らしていた。

なんで欧米人ってあんなに酒を飲むと醜態をさらせるんだろう?

僕は気にかけまいと、パソコンの画面に集中したが、
欧米人の一人が会話の中で口にした
「ジャップ!」という言葉が気になって、
文章なんて書けなくなってしまった。

それが僕に直接向けられた言葉ではないと思うが、
日本人を差別していることは分かった。

 

 

 

気分もノらなくなってしまったので、そのままテントに引き上げた。

いつまでも欧米人がうるさいくて眠れやしない。
明日は早起きしなくちゃいけないのに…。

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いつだったか、日本で起こった事件で、
スナックで自分を中傷されたと勘違いした中国人が
日本人を殺すという事件があったのを思い出しました。

や、何言ってるか分からないけど、自意識過剰だろうけど、
ジャップと言われていい気はしない。

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