「自炊、始めました♪」

世界一周623日目(3/14)

 

 

たまに

自分が旅を始めた頃のブログを読み返す時がある。

この日記を書く前にラオスでの日々を読み始めたら、
一週間分くらいまとめて読んでしまっていた。

相変わらずグダグダと長い日記なのだが、
今のスタイルよりもどこか軽い感じがするし、初々しくも見える。

変わらないのはアホなことばかりしているってことだけだ。
(だってラオスで野宿とかしてるんですよ?阿呆だあなぁ…。
それにしても太っていた)

 

 

 

人によっては断片的なキーワードで記憶を
蘇らせることのできる人もいるのだろうが、
僕は長く書くのが性に合っているようだ。

可能な限り細部まで書き込むことによって、
その時の気温や吸っていたローカルのタバコの味なんかも
思い出すことができる。

 

 

これでいいのだ。

誰のことも気にする必要なんてない。僕はただ書けばいいのだ。

 

 

600本以上もこんなにグダグダと日記を書いて、
自分の成長を感じたり、自分の夢に向かって進めている実感はある。

記録に残しておくということは、過去の自分の足跡を辿り、
その伸び白を確認する意味においても大事なように思える。

 

 

ただ、続けているからと言って、
クオリティが上がり続けているというわけでもない。

僕は日記を書く時は気分に左右されやすいので、
ノらない時の日記は自分で読んでいても面白くなかったりする。

それでも首尾一貫して、
自分が日本にいた時に読みたかったブログを書けているように思える。

 

 

もちろんこれで僕のブログが完成したわけではない。

もっと本を読んで自分の知識を増やしたいし、
文章を書く技術的も上げていきたい。

まぁ、今は書くしかないんでしょうね。

 

 

日本に帰ってからどうしたいのか。

最近は日本に帰ったあとのことを考えるとワクワクするのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはマラウィの国境の町、ムチンジ

約二週間旅したこの国とも今日でお別れ、
そして僕はここから駆け足でザンビア、ナミビアと通過し、
ゴールの南アフリカを目指す。

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朝早くに起床し、テントをたたんで宿を出ると、
国境行きのタクシーが出るバスターミナルへと向かった。

タクシーの運転手の一人は僕のことを覚えており、
すぐに車まで案内してくれた。

ここから国境までは500クワチャ(142yen)。
最後の移動だってのに、ここは両親的なあ価格だ。

 

 

僕は両替してもらえなさそうな
細かいマラウィ・クワチャを使い切ろうと、
タクシーに荷物を置いて近くの売店でクッキーとドリンクを買った。

いつもなら買わないようなリッチなお菓子を買うと
600クワチャもした。タクシー代を越えている…。

 

 

朝6時半くらいになって乗客が集まったので、
タクシーは国境に向かって走り出した。

 

後部座席には四人、そして助手席にもドライバーも含め、
四人の大人たちが座っている。
このアフリカンテイストなシェアカーがどこか楽しくもあった。

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「ボダボダがボーダーだ!」

 

 

おっちゃんの一人が言った。

 

 

あれ?
タクシーなのにボダボダって言うのか?

てっきり乗り合いのバンのことを「ボダボダ」って使っていたけど、
もしかしてボダボダってのは
「乗り合い」とか「シェア」とかそう意味なんじゃないのか?

僕はおっちゃんに訊ねてみた。

 

 

 

「あ、今のはシェア・カーのボダボダと、
ボーダー
(国境)をかけたジョークでー…」

 

 

なんだ。
ただのオヤジギャグか…。

 

 

冗談の説明ほど、つまらないことはない。
僕はおっちゃんに変なことを訊いてしまい、申し訳ない気持になった。

 

 

 

 

 

 

国境まではあっという間だった。

10分そこら車をを飛ばせば、
そこはマラウィの端っこでイミグレーション・オフィスがある。

 

 

クルマを降りるとすぐに闇両替商から声がかかった。

大抵こういう場合、レートは悪いのだが、
ザンビア手前ではアプリに表示されるものと
ほぼ同じのレートで両替をしてくれた。

僕は5千円ほどのザンビア・クワチャを手に入れると、
出国審査を済ませ、そのままザンビアの入国審査を終えた。

ビザ代に50ドルもかかるのもこの国でおしまい。

 

 

 

世界一周46カ国目、ザンビアへとやって来たのだ。

 

 

 

 

 

チパタという最初の町までは乗り合いのタクシーで向かった。
150クワチャ(244yen)。今のところそこまで高い感じはしない。

こちらのタクシーも乗り合いだったが、
さすがに助手席に三人も座らせるようなことはなかった。

車はハイウェイを滑らかに走った。

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そう言えばマラウィの首都リビングストン以降、
道路のコンディションがぐっとよくなった気がする。

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これ欲しかったなぁ〜〜…

 

 

 

 

 

 

町の中心地
で僕は下ろしてもらった。

 

 

ドライバーのおっちゃんはなかなか親切ヤツで、
宿の場所を教えてくれさえもした。

町の中心地らしき場所にはガソリンスタンドがあり、
近くは小さなショッピングモールになっていた。

“SPAR”と呼ばれる大型スーパーもそこにはあった。

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僕はさっそくそこで物価を確認することにした。

その国の物価を知りたければ、スーパーに入ってみるのがいい。
これは結構正しいんじゃないだろうか?

 

 

店内はマラウィに比べると、ずっと整っており広々としていた。
欧米人の姿もチラホラと見かけた。

そして当然のことながら、物価も大分上がっていた。

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このパッケージはどうだろうか..??

 

 

 

物価の低い国からやって来ると、
自分がそれ以前の物価の低い国でやってきた節約が
無意味に感じてしまう時がある。

ザンビアで節約しようと払ったお金は、
マラウィの贅沢だったりする。

あぁ、こんなことならマラウィでもっとお金使えばよかったかな?
なんてそんな気にもなってしまう。これは数字のトリックだと思う。

2.5クワチャ(47yen)のパン屑だけ買って、僕はスーパーを後にした。

 

 

なお、ここの国でもマスターカードは使えたが、
シェアで言うと圧倒的にVISAカードだった。
「バークレイ」という名前の銀行で
一万五千円ほどのザンビア・クワチャをおろした。

 

 

 

 

 

僕はタクシーの運転手が教えてくれたとおりの道を進んで
宿を探しに出かけた。

道自体は一本道で道に迷うことはなさそうだった。

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だが、歩けども歩けども、一向に宿は見えてこない。

マラウィもそうだったけど、
外国人向けの宿泊施設が町のはじっこの方にあるのは困ったものだ。

そう考えたところで
「じゃあ日本はツーリストに対して親切か?」
と訊かれれば答えはノーだろう。

 

 

 

ガソリンスタンドから汗をだらだら垂らして、40分かけて歩いた。

一件目に見つけた「Cross Road Lodge」という宿は
見た目からして高そうだった。

塗装され、装飾が施されているコンクリート塀は
外敵からの侵入を阻む堀のようにも見えた。

宿のスタッフにキャンプサイトの有無と値段を訊いてみたのだが、
日本で言うビジネスマン向けの宿のようだ。
50ドル以上もするような宿だったので、
僕はまた宿探しを続けなければならなかった。

治安もよさそうだし野宿しようか本気で考えた。

 

 

 

 

 

小高い山の途中にある「DEAN’S HILL VIEW」という宿は
キャンプ泊で35クワチャ。(571yen。
あれ?ここ数日でレート一気に変わったな…。
僕が泊まった時は815円だったのに。どっちが正しいんだ?)

僕はとりあえず二日分の宿代を支払っておいた。

特にこれと言って見所はなさそうだったが、
サクサクと飛ばしてここよりも物価の高い場所に行っても仕方がないのだ。
ここはうまく時間調整をしよう。

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テントを立てた後は、
5クワチャ(81yen)のコーヒーを飲みながら
nudie jeansに更なるパッチを当てていった。

もうあと6日履き込めば、
一度も洗濯しないで6ヶ月穿き込んだことになる!!!

いやぁ~~~、マラウィにいたときなんて、
あまりにベトベトしてたから洗濯しようか本気で迷いましたね。

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相棒からもらった財布もパッチを当ててご覧の通り。
まだまだ使ってます!

 

 

キッチンがある場所が共有スペースの代わりを果たしていた。

ここには国籍不明のラスタマンとイタリア人のツーリストが泊まっていた。

ラスタマンは宿に遊びに来たザンビア人と
ザンビアの抱える問題とその解決策について英語で議論していた。

ここに来て感じたことは、
ザンビアの人たちはかなり英語を喋れるということだった。

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昼過ぎに僕は再び町の中心地へと行ってみることにした。

物価も上がって来たので、自炊を始めようと思ったのだ。
宿にキッチンがあるのがいい♪
さて、今日は何を作ろうか?

と言っても、僕に料理のスキルなんて一ミリもない。

 

 

 

たまたまローカルなマーケットを見つけたので、
トマトとタマネギ、ジャガイモ、
そして先ほどのSPARでパスタ500gを買い込んだ。

小さなお店がひしめき合うマーケットはいるだけでワクワクした。

食糧を買い込むのにかかった費用は700円ちょっとだった。
これで何日分の食事が作れるのだろう?

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宿に戻る前に、僕は食糧の詰まったビニール袋を
両手にぶらさげてバスターミナルに向かった。

途中に休憩した小さな売店の人たちの話だと
「JOHABY」というバス会社がオススメらしい。

チパタから次の目的地のルサカまでは6時間以上かかるらしい。
到着にかかる時間は交通状況とバスの運転手次第なんだとか…。

 

 

二日後のバスチケットを僕は購入した。値段は150クワチャ(2,447yen)。

交通費を見てもやっぱり物価が上がったように感じる。

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宿に

戻ってシャワーを浴びると、
僕はさっそく夕飯作りに取りかかった。

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野菜の見栄えなんて無視してトマト、タマネギ、
ジャガイモをざく切りにして、
少なく水を張った鍋の中にぶちこんで火にかける。

沸騰してジャガイモに火が通ったところでパスタ投入。

 

 

ラスタマンが僕の横に来て

「それ、パスタの茹で方間違ってるんじゃないの?」

と言った。

 

 

 

んなぁこたぁ
知ったこっちゃねえんだよ!

 

だってパスタ茹でるのに
もうひとつ鍋使うの面倒くさいじゃねーーかぁあああ!!!

 

 

 

 

 

よしできあがりっっっ!!!

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このなんの料理だか分からない僕の自炊メシ。
とりあえずは「トマトパスタ」と呼ぶことにした。

味の方はあっさりと塩を混ぜただけだったが、
そのトマトがいい感じにソースの役割を果たしてくれる。

 

 

 

 

やばぁい!これめっちゃ美味いじゃん!

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必要に迫られれば僕だって料理くらいできるのだ!

栄養さえ摂れていればそこまで見た目も味もこだわらない!

明日もこれだな♪

 

 

 

 

 

20時を回ると、
イタリア人が友達と大量の瓶ビールと共に戻って来た。

僕は変に気を訊かせて、
別の場所でギターの練習をしていたのだが、
イタリア人がやって来て、曲を褒めてくれたばかりか、
瓶ビールまでごちそうしてくれた。

彼らはBBQをするらしかったが、
料理なんてそっちのけでず~~~っとお喋りしていた。

僕はほろ酔いで気持よく弦をつま弾いた。

 

 

 

そんなザンビア一日目。

お母さん、自炊始めました。緑糧食野菜を茹でたいんだけど、
あんま緑系の野菜って茹でるイメージないなぁ。炒めるの?

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2 件のコメント

    • >そらさん

      え??!!どこどこ???

      なんだ、ベトナムか…。
      フォー喰いてぇ。

      また彼のブログが復活したことを嬉しく思います(笑)
      (あれってリアルタイムなんでしょうか?)

      いやぁ、それにしてもイクゾーくんって
      達筆ですよねぇ。

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