「Penny × Cambodia」

世界一周78日目(9/14)

最近の僕のブログは
「その日の自分の旅をできる限り綴ってみよう」
ってのがテーマです。

通勤通学の電車の中で読んでもらえれば
いい時間つぶしになると思います。

そんなシミの長ったらしいブログに
つき合っていただける方だけどうぞ!

 

 

「ケプ?

ケプにはなんもないよ。
静かなところさ」
シハヌークビレのバーで
カンボジア人のお姉ちゃんを
はべらせていた欧米人が言っていた。

 

観光地化され
夜は重低音の効いた音楽が
流れるような町よりか

静かでのんびりしたビーチの方が
僕の旅に合っているような気がした。
何もないけど居心地のよかった
カンポットからミニバスで1時間。

ビーチのある町、

KEP(ケプ)

僕はやってきた。
バスターミナルで降ろされたあと
僕はさっそく安宿を探し始めた。

確かにこの町は
シハヌークビレに比べて
どこかこじんまりした感じがする。

 

 

ビーチの目の前に位置する
ホテルは安くても8ドル。

3ドルのドミトリーに
泊まっていた僕には
いささか高すぎる。

 

安い宿は海岸沿いではなく
ちょっと離れたバンガローなどに
なるみたいだ。

 

 

 

カンポットを出る時
宿のおっちゃんが
僕を惜しむようにこう言っていた。

 

 

「ケプに行ったら
宿代が高くて
すぐにカンポットに戻ってくるよ」

 

おっちゃんの言う通り
ビーチを売り物にしている町の
物価は高いのかもしれないな。

 

0.8ドルだった大好きなオレオも
ここでは日本の価格と変わらない。

僕は安宿を求めて
重たいバックパックを背負って
バンガローの立ち並ぶ山の方へ
行ってみることにした。

 

 

 

ケプのバンガローを有する宿は
ちょっとアクセスしずらい。

「入り口まで300メートル」

とか普通に書いてある。

バックパックを背負った状況で
そんな看板を見せられたら
ちょっと躊躇しちゃうよ。

 

 

やっとこさ見つけた
最安値4ドルのバンガローの看板の前で
うだうだしていると

カンポットから同じバスだった
イギリス人の女性が後ろから
トゥクトゥクでやって来て、
僕もそれに乗せてもらうことができた。

IMG_0093

 

 

Tree Top guest house

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それが僕のチェックインした
宿の名前だ。

まだ、完成しきっていないらしく
レセプションの半分は
工事中だった。

IMG_0109

 

そして案内されたロッジは…
 

 

 

 

 

く、
暗っ…!

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おかーさーん!
ここ、夜になったら
絶対なんか出てきそうだよー!

 

 

外から見たらまさに小屋。

簡素に作られロッジの内部は
日の光が届かず、
照明が薄暗い。

 

ていうか
トイレの照明の方が明るい!

これなら
カンポットの3ドルのドミトリーの方が
全然快適だったなぁ。

でも4ドルより安い宿は他にないだろう。

 

荷物を薄暗いロッジに置いて
南京錠をかけると
僕はさっそく町歩きを始めた。
 

 

 

ロッジのある山を
下って道路に出ると
辺りには何もなかった。

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時々、ポツポツと思い出したように
いつもの売店やら
サトウキビジュースの屋台があるだけで

コンクリートの路面の脇は
雨でゆるくなった赤い地面が
むき出しになっている。

30分くらい同じ道を歩いも
その景色は変わらない。

 

 

僕は諦めて元来た道を引き返した。
途中、ビーチに出れる場所を発見し
ずんずん進んで行った。

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小学生の時に

 

「ここから落ちたら
サメに喰われて死亡ねー!」

 
的な

「落ちたらびしょ濡れ
電子機器即死亡」

な垣根を
童心に帰って渡っていたら、
波が打ち寄せて
服がびしょびしょになった。

 

マネーベルトの中の
パスポートも
ちょっと被害を受けてしまった…

これって完全に浸水したら
中のICカードが使えなくなっちゃって
色々と困ることになるんだよね…

やばい!
おれ、この町嫌いに
なっちゃうかもぉ~っ!
 

 

一旦、ロッジに戻り
Penny Boardを持って
再び町歩きを始めた。

最近気づくようになったのは
カンボジアの町には
銅像が多いということだ。
これって…

IMG_0148

 

「ち◯ビーーームッ!!!」

ごめん…
僕にはそれしかイメージできないよ…

 

 

 

ビーチの手前に市場があった。

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どうやらここは
漁をするポイントみたいだ。

おばちゃんたちが海の中から
引っ張ってくる木の籠の中には
カニがたくさん詰まっている。

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そうか。
ここはビーチと言うよりかは
漁をする土地なのかもしれないな。

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ここでもカンポットで見つけた
ラッチャ・エッグを見つけた。

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最初1ドルとか
ふっかけてくるもんだから

「いや、それは3000でしょー!」

と返したら
おばちゃんはあっさり
値下げしてくれた。

僕がモリモリ食べていると
横で子供たちがPennyに
興味を示していた。

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「いいよ♪乗ってみ。
でも、ケガすんなよ」

 

カンボジアに来てから
けっこうな確立で
子供たちはスケボーに興味を持つ。

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こういう時にね、Pennyが
コミュニケーションツールになると
『持ってきた甲斐があったな』って
思えるよね。

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重いしかさばるし
思わず宿のベッドの下に
こっそり置いて行きそうになる事の方が
多いんだけど…

 

 

ご飯を食べ終え
ガキンチョどもに別れを告げた。
バスターミナルまで戻ってきて
気がついたのは

ハンモックが多い町だなってこと。

なんだかビーチっぽい。

ビキニのおねーさんは
ひっとりもいないけどね!

 

 

 

 

ん?

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やや!

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ややや!!!

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ビキニどころか、
ねーさん、
裸じゃないっすか!

 

 

 

そしてカニ。

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カンボジアのみなさんは
銅像がお好きな様で。

 

 

 

 

 

 

道路がきちっと
整備されている場所に出て
Pennyで進みやすくなったが、
町の景色は変わらない。

と言うか
ますます何もなくなってくる。

 

大きなオブジェが目にとまり

IMG_0232
行ってみると
そこでは子供たちが
鼻緒のとれたゴム草履を蹴飛ばして
遊んでいた。

Pennyを見つけたがきんちょが
真っ先に僕のところへすっ飛んでくる。

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「それ、ちょっと乗らせてよ!」

 
そんな感じで訊いてくるがきんちょ。

もちろん僕は
彼らにPennyを貸してあげた。

新しい遊び道具に
子供たちは大はしゃぎ。

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まぁ、
乗り方ちょっと
違うけどね。

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楽しければ何よりです。

 

ひざを擦りむいて
泣く寸前の彼。

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そろそろ
日も暮れてきたし
戻るとしよう。

がきんちょ共にバイバイして
僕は宿に戻った。

宿のレセプション
兼レストランスペースのWi-Fiを使って
旅に出てから初めて家族とスカイプをした。

奨学金の返済の
滞納届けがきたらしい…

一応、半年分のお金は
銀行に振り込んでおいたのだが…

次回分のお金が足りないと
すぐこれだ!

リアルを突きつけられると
不安に駆られるよ。

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みんな大なり小なり
リスクを背負って旅をしてるんだよなぁ。

会社辞めて世界一周する人とか
根性あるよなー。

 

おれ…
漫画家として
やってけんのかなぁ…?

 
今から悩んでも
しょうがないような事が
次々と頭に浮かんでは
燃えかすの様に頭の隅っこに残っていた。

 

 

家族とのスカイプを終え、
僕が水を買おうかどうしようか
苦しそうな表情を浮かべていると
(これスカイプやる前もやってたんだ)

宿のスタッフは冷蔵庫から
ミネラルウォーターを取り出し
ニッコリ笑って

「for free」

と僕に渡してくれた。

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ここに来て
「物価が高ぇ!」って
ずっと言ってた僕に

気を使ってくれたんだ。
僕はそこまで気を
遣わせてしまったことに
悪く思った。

 

そしてミネラルウォーターを
冷蔵庫に戻した後、
僕が代わりに取り出したのは
1ドルの
トニックウォーター笑。

だって飲みたかったんだもーん!

 

 

はあ…
節約全然できてないよ。

 

 

レストランの同じスペースに
昼間っからずっとそこにいる
欧米人のグループ
ちょっと戯れた後、

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明日の朝のバスのために
僕は早めにベッドに就いた。

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世界一周の旅してるみんな
ほんとすごいよ。

あんなに旅に焦がれて

「一度しかない人生だから!」

って自分の夢を追いかけてきたけど、

時々不安になるよ。

 

やるしかないぜ。

形にするんだ。

 

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