「ケープタウン初日」

世界一周632日目(3/23)

 

 

バスの中

ではウトウトしていた。

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途中休憩に立ち寄ったガソリンスタンドでATMを見つけ、
そこで1万円ほどお金をおろしておいた。

南アフリカ・ランドは桁を十倍すれば
日本円の価格になるので分かりやすい。

 

 

10ドルのコーヒーを飲んで、目を覚まし、
ただぼっと外の景色を眺めていた。

自然と人の手が入った場所がうまいこと混ざり合っている。

アフリカで一番豊かな国であることが
外の景色を見ていても分かる気がした。

外を眺めるのにも飽きてしまうと、音楽を聴きながらまた眠りについた。

だって、暇なんだもん。

 

 

 

 

 

 

 

ケープタウンに到着したのは13時過ぎだった。

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バスターミナルには時間制限付きだが無料のWi-Fiを使うこととができた。

僕はすぐにマサトさんたちに連絡を取った。
ここまで迎えに来てくれるらしい。ありがたい。

ここまで来るのに30分かかるとのことだったので、
僕はギターを弾きながら待つことにした。

綺麗なバスターミナルのベンチに座って辺りを見渡す。
やっぱりここは先進国なのだと思う。アフリカじゃなくてヨーロッパだよ。

 

 

 

 

 

「わっっっ!!!」

 

 

後ろからいきなり声がかかった。

驚いて振り返ると小柄な女性と
髭をたくわえサングラスをかけたチャラい男
がニヤニヤして僕の後ろに立っていた。

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「おあぁあ!マサトさ~~ん!!」

 

 

これで何度目だろうか?

エルサレム、ペトラ遺跡の街、ダハブ、カイロ、ナイロビ、
そうやって僕とマサトさんは再会と別れを繰り返して来た。
僕が今旅してきた中で一番多くの日数を共に過ごした人だと思う。

そして、隣りにいるのが、
僕が会いたかった冒険家(と僕は思っている)のマユさんだ。

あ、今は自転車で旦那さんと旅されてます!ブログはコチラっ!

 

 

 

これから数日間、マユさんのお宅に
お邪魔させてもらうことになっている。

 

 

「それじゃ、どうしよっか?
ウォーターフロントにでも行ってみる?
シミくん荷物大丈夫?」

「平気です。そんなに重くないですから。
それにしてもマサトさんチャラくなりましたね~!」

「えぇ?そう???」

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昼下がり

のケープタウンの街をぶらぶらと歩きながら、
ウォーターフロントと呼ばれるショッピングモールまで歩いた。

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ケープタウンは自分が想像していた以上に都会的だった。

大きなビルが立並び、街の大きさを歩いても感じた。
白人もかなり見るようになった。

 

 

歩いているとすぐに汗をかいた。

僕はヘーヘーと喘ぎながら、二人の後に続いた。
水がすっかりなくなってしまっていたので、
すぐにでもジュースが飲みたかった。

 

 

歩きながら話したのは、
マサトさんがつい先日カメラをひったくられそうになった話や、
テーブルマウンテンに登った際に、腹に虫刺されと
目にできものができてしまったということだった。
だからサングラスをけけているらしい。ほんとうだろうか?

 

 

 

 

 

 

ウォーターフロントまでバスターミナルから歩いて20分。

ゆっくりとした歩調だったが、
バックパックを背負って歩くなると、なかなかに疲れる。

ウォーターフロントには観覧車があり、
海辺の鳥たちが気持良さそうに風に乗っている。
ここでも白人の数の多さにヨーロッパ的な雰囲気を感じた。
ここは観光地としても有名みたいだ。

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僕はここでバスキングをやってみようかと思っていたのだが、
マユさん曰く、ここで路上演奏するのは禁止されているとのことだった。

なら仕方ないよね。
しばらくは大声だして練習することはできないかもなぁ。

 

 

モール内に入るとひんやりと冷房が効いていた。
汗で湿った体をより一層冷やしてくれる。

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まずは僕が宣言していた通りにスーパーで飲みものを買った。
70円程度のフルーツジュースだ。

ここでも物価はそれほど高くは感じない。
まぁ、ヨーロッパに比べたらだけどね。

マサトさんはスーパーに寄ると
ドーナッツかフライドポテトを買うのが決まりになようで、
ここでもドーナッツを買っていた。

 

 

水分を補給した後は、モール内をブラブラ歩いた。
もちろんバックパックと一緒に。

中にはナイキやハーレーなどのスポーツアパレルメーカーや、
南アフリカ発のアウトドアメーカーのお店が入っていたりと
なかなかに充実している。

アウトドア専門店のような場所でテントのポールが手に入らないかと
探してみたのだが、ここでもポールの替えは手に入らなそうだ。

 

 

 

マサトさんは思い出したように、ベビーパウダーを買っていた

虫さされに使うようだ。え?虫さされにベビーパウダー?

大阪出身のマユさんから見たらマサトさんは
「ツッコミどころ満載」だと言う。たぶん、こういうことなんだろう。

 

 

ベビーパウダーのあたりから、
だんだんとマサトさんは元気をなくしていった。

今まで僕が見てきた

マサト史上、
一番テンションの低いマサトだろう(笑)

 

 

虫さされの患部はポツポツと赤い痕になっていた。

というか、アフリカ旅だったらこんなものは
いつものことのように感じる。

僕もエチオピアではベッバグにボコボコにやられた経験があるので、
まぁ、放っておけば治りますよ?とそうマサトさんに言っておいた。

 

 

だが、ここで面白いのは、
マサトさんはこれ以前にベッドバグに
やられたことがないということだった。あの南京虫ですら!

つまり、これが初めての虫さされ経験。
痕が残らないか心配というマサトさん。

あまりに深刻な顔をする。それがまたおかしかったりする

サングラスをはずしたマサトさんは目がぽってりと腫れており、
二重から一重に変わっていた。

最初は変な違和感しかなかったのだが、
そこに注目するにつれて、僕もツボにはまっていく。

マサトさんの顔を見ると、
思わず吹き出しそうになって、それをこらえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

17時

を過ぎたころにマユさんの旦那のエリオットを職場に迎えに行った。

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ここが有名な〜…、うん。なんかいいよね!

 

 

 

エリオットはキッチンのデザイナーの仕事をしており、
職場はとてもお洒落な空間だ。

職場のトイレを借りたのだが、
まるで忍者屋敷のような場所にトイレが設置されていた。

 

 

 

仕事を終えたエリオットは一緒に家まで歩いた。

自転車を押しながら歩く長身のイギリス人。

それでも、分かりやすく喋ってくれているのであろう。
英語はクイーンズ・イングリッシュという感じはしなかった。

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職場からマユさんとエリオットの家までは地味に時間がかかった。

僕はここにケープタウンに着いてから
バックパックを背負いっぱなしだった。

 

 

 

家の近くのCheckersというスーパーで夕食の材料を買った。

スーパーの近くにいたホームレスに
食べ物を分け与えるエリオットを見て

『あぁ、彼はなんていいヤツなんだろう』
と思わずにはいられなかった。

彼は僕より若い25歳というのも驚きだ。
すっげー大人に見えるんだよなぁ。

 

 

 

 

 

家に着くと、まずは荷物を置かせてもらった。

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マサトさんの馴染みっぷりがハンパねぇ!

 

 

 

4月1日にアフリカ縦断の旅が始まる二人の部屋はかなり簡素だった。
窓辺にはプランターらしきものがあったが、そこには植物はなかった。

だが、二人ともキッチンのデザイナーということもあり、
部屋はシンプルだけど、どこか居心地のいい空間だった。

マサトさんが寝ているベッドも手作りらしい。

 

 

 

部屋の中でひときわ目を引くのは手作りのスピーカーだった。

なんと7千円以下で作ったというDIYスピーカー。
iPodを繋げてスピーカーからジャズが流れる。
重低音に思わずうっとりさせられる。

スピーカーというのは
その空間の雰囲気までも演出してしまう装置なのだ。
デンマークで会ったジェイクに家にもいい音の出るスピーカーがあったな。

 

 

 

今日の晩ご飯は野菜のパスタだった。

僕が自炊で作っていたものなんか
比べ物にならないくらい美味しかった♪

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じゃ〜〜〜ん!

 

 

 

 

 

夕食が済むと、フリーター時代の杵柄で皿洗いをさせてもらった。

「串焼きおんばのホールなめないでください!」

っていうアプローチの仕方はいいと思う。

 

 

 

 

「これ、友達が送って来てくれたんだけど、
よかったら持ってく?」

そう言ってマユさんから手渡されたのは
史群アル仙(シムレアルセン)の漫画だった。

 

 

僕はこれをTwitterで話題になって初めて知った。

作者は23歳でとても若いのだが、
作風はどこか昭和タッチで内省的な話が多いのが特徴だ。

僕は一通り読み終わった後で感想を述べた。
それをマユさんが英語に直してエリオットに伝えた。

 

 

「こういう内省的な話って、
最近よくあるじゃないですか?
やっぱり内に向く話ってのは書きやすいんですよね」

「なんだい?その内向きの話って?
それって読み手によるんじゃないのか?」

 

 

急にエリオットの目が
ディスカッション・モードになる。

こっちも自分の持論を述べるのだが、
向こうも言いたいことをバシバシ言ってくる。

微妙なニュアンスが英語だとなかなか伝わらない。

途中からはマユさんに通訳してもらったくらいだ。

 

 

こういう機会はあまりなかったと思う。

僕は日本の漫画を読んでも
どこにも行けない閉塞感のようなものを感じてしょうがなかったけど、
それは僕自身の受け取り方でしかないのだということに気がついた。

そして、一見内向きな話でも、
人によってはそこからポジティヴな意味合いを汲み取ることができる。
それもまた発見のひとつだった。

この鬱気味のテイストの史群アル仙の漫画は、
議論を交わすいい題材になったわけだ。

でも、人の受け取り方を気にしていても、漫画は描けない。

結局信じるのは自分自身だ。

やるしかない。描くしかない。突っ走るしかないのだ。

 

 

 

そんなケープタウン1日目。

初日から面白くなってきた♪

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 家に帰るとリラックスモードなエリオット!

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ABOUTこの記事をかいた人

「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!