「病に臥せる」

世界一周754日目(7/23)

 

 

朝から体調が悪い。

 

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食欲も湧かない。貧乏根性でとりあえず朝メシを食べた。

まともな物
(と言ってもパンとちょっとしたものとコーヒーくらいなのだが)
を食べる機会は朝くらいしかないからだ。

いつものようにマグカップにコーヒーを入れて
三階のドミトリーに持って行った。

しばらくしすると腹を壊した。

 

 

胃が弱ってるのか?

少し頭痛がするような気がする。活力が湧かない…。

 

 

ここはメキシコシティ。滞在10日目

 

 

 

 

 

昨日に引き続き、絶不調だ。

だから今日の日記もとてもつまらないものだ。いつもに増して。

 

 

ここ数日ブログのアップどころか日記のアップも書いていない。

書く気になれないのだ。

外に出る気もせず、宿にあった村上春樹の
「スプートニクの恋人」を読み始めた。

 

 

 

文章ってどうすれば上手くなるのだろう?

初めてこの本を読んだ時は比喩や表現方法の仕方が
スタイリッシュだと思った。
いや、そう文庫本の帯に書いてあったんだと思う。

浪人したての頃、というか高校生、
いや、もっと前から現代文の問題の解き方がイマイチ分からなかった。
今だってそうだ。

 

 

早慶上智と呼ばれる私大上位校の問題なんかは最たる例だった。
『どうしてこの答えになるんだよ!!』回答を見ても
そこまでの解答プロセスが理解出来なかった。
同じ日本語なのにどうしてあんなにも難解に書かれているんだ?

きっとそれは馬鹿には読み解かれないようにするためだろう。
そんな陰謀論めいた考えさえも浮かぶ。

 

 

こうして毎日分の日記を、それも二年間書いてきたわけだが、
「少しは文章が上手くなったか?」と問われても、答えはノーだろう。

多少の上達はあったかもしれないが、毛の生えた程度。
日記の持つテイストは少しは成長しただろう。
未だにアホなことは書いてるけどね。

 

 

この日記は自分の活動をただ文章にしているに過ぎない。

朝起きてから、その日一日を終えるまで。
ストーリーのような起承転結もなければ、
時にはマジで何もない日だってある。

今日がそうだ。腹痛ぇんだよ。ゴロゴロ言っとんの..。

 

 

コラムを書いたり、過ごした一日とは別のことを書けば
少しは違うだろうが、それは僕のスタイルじゃない。

「その日に何をしたのか?」

それをひたすら書くのが僕のスタイルだ。

 

 

文章を上手く書くためのインプットはあまりしていない。

まぁ、上手い文章が書きたいなら、
有名な作者や人気ブロガーの書いた
「ハウ・トゥー本」みたいなのを読めばいいし。

Kindleなんかでガンガンダウンロードして日本語の本を読めばいい。
もしかしららそういう若い作家向けのサイトなんてあるのかもしれない。

 

 

ご存知の通り、僕は時間の使い方が上手くない。

あれもしたいこれもしたいで結局できないし、
そんなにキャパシティーが多いわけでもない。

だからーーー….

 

 

 

 

 

やめやめやめッッッ!!

 

 

あーーーー、マジ
自分で書いててもつまんねぇ。

 

 

マジ無駄な時間つかわせてごめんなさい。ゆるしてちょんまげ☆

 

 

『あーー、文章上手くなりてぇーーー。本書いて出版して、売れて、印税で暮らしてー…』

 

 

はい

そんだけです。

馬鹿ですか?

何を言ってるんですか!

夢を見るならタダですよ!

 

 

分かってます!

そんなことをするくらいなら漫画描けってね。
妄想所要時間はほんの15秒程度なので大丈夫だと思います!

収集着かなくなったなぁ..。
一体何をかけばいいんだろう?
テーマ?テーマが必要なの?エッセイ的な?

 

 

こういういう病で臥せている時って
とりあえず考えるじゃないですか?

ないですか?「ですか?」ってなんだ?まぁいいや。

 

 

 

ご覧の通り、外は雨ですよ。結局どこにも行けやしないのです。

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僕は相変らず同室のアツシさんから、
顔色をうかがいながら「アツシさん、タバコ一本いいっすか?」
ともらい煙草を続けています。

いつか「お前いい加減にしろよ」と言われそうで怖いです。
それでもニコチン中毒の僕はやめられないのです。

 

 

「もらい煙草のメリット」
を説いていいですか?
いいですね?

ずばりパッケージで買わなで済むことによるコスト面での
節約と体の負荷の軽減に繋がります。
禁煙したての人はここからやってみると良いでしょう。

もらい煙草は時には人とのコミュニケーションにも役立ちますし、
普段自分が吸わない名画の煙草を吸えることもあります。

アツシさんが吸っているのは「ジャイサルメール」という柄。

 

 

「って、これインドじゃないっすか!」

「そうだよ~。インドおれも行ったんだよねぇ」

「どこっすか!」

ってな具合に。

 

 

もちろん女性のみなさまには
嫌煙家が多くいらっしゃることかと思います。

ですが、女性の方でも煙草を吸う人はいる。

反対にこれってメリットですよ!

そこから始まる会話もなくはない。

ただし、煙草を吸っているかどうかも分からないのに
「ライターいいっすか?」みたいに話かけるのはやめましょう。

僕はやりましたけど☆

中国人の女のコめっちゃ眉に皺寄せてました。

 

 

おっと、だんだんと旅に関連した日記(コラム)っぽくなってきたぞ!

 

 

僕の旅した感じですが、
旅人の半分くらいが煙草吸う人が半分くらいいますね。
コミュニケーションに役立つツールです。

もらい煙草と言ってももらってばかりはダメです。
きっと町を歩いていると煙草をねだられる時があるでしょう。
その時は快く煙草を渡しましょう。

こうして「もらい煙草」の輪が広がって行くはずです♪

 

 

 

 

 

あれ?おれ、禁煙したんじゃなかったっけ?

煙草が安いとこうなっちゃうんだよね。

日本帰ったら辞めるよ。きっと。

 

 

 

またこの体調不良は一体何なのだ?とこの時は考えましたね。
あ、話しが全然違う方向行くのも僕の悪いクセなんです。

いつだったテレビで、かの有名なナポレオン三世が
コルシカ島に幽閉されて死んだ原因は「黴(カビ)」によるものだった。
って見たことがあるんですけど、それかと思いましたもん!

いやぁ、年季のある宿ですからね。それもありうるんじゃないかと。

 

 

まーーー、前回も書いていた通り体調不良は

「激辛サルサソース」が原因だったんスけど。

 

 

いや、マジで後に残るんですよ!
サルサソースは事前に味見することを強く勧めます!

ちょっとだけいつものテイストに戻しますね。

 

 

 

 

 

 

 

体調が

よくなると、僕はB3の紙に絵を描いた。

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コーヒーを飲むと腹を下すので、白湯(さゆ)しか飲めなかった。

高城剛が本の中で
「南インドの医師が白湯は胃腸を休める」と書いていた。
それを実践してみると分かる。
白湯がじんわりと胃腸を温めてくれることを。

体温の低下は体調不良を引き起こすとも彼は本の中で書いていた。

 

 

 

夜になる「とスプートニクの恋人」を読みながら落書きをした。

B3の紙が絵で埋まると、どこか満足した気持ちになる。
その一面は僕だけの世界だからだ。

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漫画というのは俳優/女優を雇う金がなくても、
ロケーションを探さなくても、セットを作らなくいてもいい、

いわば低コストで作れるストーリーだと思う。

人間を書くことは当然であり、
魅力的なキャラクターが描けることは必須である。

動物や人間以外を主人公にした漫画も中にはあるが、
基本は人間を描けることなんだな。

 

 

当たり前のことを視点をずらして考えると、妙に納得した。

やはり漫画は映画やその他の映像作品と繋がるし、
ストーリーを作る上で必要な者があれば描けばいいのだ。

それをイメージ通りに表現出来るか?
その再現度を高めるために僕は絵の練習をしている。

 

 

午前中に寝過ぎたせいか、夜は共有スペースで遅くまで起きていた。

雨が降った後なので蚊が少ないのが嬉しい。

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