2月12日/オーストラリア、パース

毎週金曜日
はマレーストリートでマーケットが開かれるらしい。
人通りも増える。バスキングで稼げるこ間違いなしだ!
早起きして朝シャワーを済ませ、図書館の開館時間である9時から12時までの3時間作業した。

というか最近、ディジュリドゥにハマりすぎて色々なアーティストのディジュリドゥを聴いている。
その中で神様のような存在なのが「松本族」だ。もともとはKouji Matsumotoのソロの時代を追っていたのだが、ビートボックスのRei Matsumotoとタッグを組んだことによりさらに世界観が広がった。彼らもまた世界中を飛び回りパフォーマンスをしている。近年は海外のフェスに出ることが多かったみたいだ。バスカーの目指すべき姿なのではないだろうか?
確かにウケのいい曲をやってリスナー楽しませるのもバスカーの仕事のひとつだと思う。前にも書いたが、模倣者はコピー止まりであることが多い。せいぜい行き先はライブバーで歌うくらいだろう。それもキャリアのひとつだろう。カバーアルバムとか出した歌手が日本にもいたっけ?MJさん?でも彼女は英語も堪能だし、別の仕事もできるよね。
カラオケでめちゃくちゃ歌の上手い子がYouTubeにカバーをアップしていたりするけど、その子のオリジナル曲は全然響かないことが多い(僕の場合ね)。つまりオリジナルを作るということはカバーの次の段階であり、こちらも方が物を創る人間にとってはより大事な作業なのだ。
アーティストとしての評価はここで分かれると思う。僕が海外で人気のNARUTOやONE PIECEのキャラクターをずっと書き続けるよりかは、下手なりとも自分のスタイルを打ち出していくことの方がよっぽど価値がある。
「松本族」を見ていて思うのは『やはりプロとは彼らのような人のことを言うのだ』ということだ。僕の目指す場所はそこにある。自分のスタイルを打ち出し、評価を得て、そして次に繋げていくといことだ。
カッチョいい人たちを見ると僕もモチベートされる。
気合いをいれてマレーストリートへ向かった。
セブン
イレブンでコーヒーを買いいざスタンバイしたが、お客さんはちっともこなかった。
歩行者は先日よりも多い。それなのに足を止めてくれる人が関の山でオーダーにこぎつけられないのだ。

それもそのはずで、マレーストリートには僕の知っている限りでも二人はポートレイト(似顔絵、肖像画)をやっている子たちがいる。僕がマレーストリートに来た時にはすでにいい場所は取られてしまっていた。早いもの勝ちですもの。
オーダーをくれたのであれば、その人を楽しませる自信はある。だがオーダーが入らないのだ。
マーケットは賑わいを見せていた。
僕はそれを横目に漫画を描くだけだった。やはりパースのバスキングは厳しいのだろうか?

4時間漫画を描いてストリート内で場所を移動した頃、 夕方になって韓国から旅行に来ている家族からオーダーが入った。
かまってちゃんの僕は話しかけられるとついつい嬉しくなって尻尾を振る。もう十分過ぎるほどに肩があったまっているんだから!
似顔絵を描き出すとチラホラと人が集まり、描き終わるとそのまま次のオーダーへと繋がった。
マーケットが終わり、人が流れてきたんだろう。8組描いて90ドルちょっとが入った。





だが、お楽しみはこれからだ!
夜はジェームスストリートで歌うことができる。まさに二足のわらじ!
昨日も行った場所で気持ちよ〜〜〜く唄い、今日のアガリは130ドル。
あー、手応えを感じると気持ちがいいね♪

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