「ラオスへ。そして…」

世界一周109日目(10/15)

 

早朝の出発
犬が恐いので
パッキングを済ませて
朝8時にチェックアウトした。

 

ラオスへ入るバスが出ている
ターミナルへは歩いて行くことにした。

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Googleマップのルート検索では
39分。
歩いて行けない距離じゃない。

 

 

宿の密集する場所から少し離れると
ノーンカイの町は
広い道路が続いている。

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朝日に照らされて
汗でTシャツを濡らしながら
30分でターミナルに到着した。

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ラオスへのバスの値段は
15バーツ。約45円。

地元の人たちと一緒に
バスに乗り込む。

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タイ側のイミグレーションで
出国手続きを済ませて
友好橋を渡る。

 

この橋の向こうには
一体何があるんだろう?

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そして
世界一周8カ国目に
僕がやって来たのは

ラオス

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入国審査の前
持っていたタイバーツを
両替した僕は、

ベトナムでちょろまかされて
1万7千円を失った経験から
今度はちゃんと
レートアプリをチェックして
渡された現金をちゃんと数えた。

っていうか
ボールペンで手に受け渡される予定の
金額をメモして備えたくらいだ。

 

4000バーツを両替すると
100万キップくらい
になって戻って来た。

日本円で1万2円くらい。

コインの使われない国。
桁数がハンパない。

まおくんからもらった
ペルーのお財布が
すぐにパンパンになった。

 

 

 

国境から首都のビエンチャンまでは
節約するために
地元の人が使うバスを利用する。

イミグレーションから出ている
トゥクトゥクやバスは
最低でも900円くらいだったが、

バスだと6000キップ。
100円以下で行けるっていうんだから
使わない手はないよね。

 

バスの助手さんが
「出発するぞー!」と大声で
乗客を集めている。

僕は手を振ってアピールし
バスに乗り込んだ。

 

 

 

20分ほどでビエンチャンの
バスターミナルに到着し、
宿を探しに歩き出した。

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太陽が最高点まで昇りきり、
ラオス人も日陰でげんなりする中、

寝不足の体でバックパックを背負って
歩くのはしんどかった。

 

それに加わって
履き慣れた靴がなぜかまた
靴擦れをおこすもんだから…
もう…

 

 

町の人に
何度か宿の集まる場所を訊き、
僕が見つけた宿は

RD guest house

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一泊3500kip(440yen)。
のドミトリー。

 

なぜか入り口に

「愛」

という漢字が書かれていた。

日本人宿なのかな…?

 

荷物を置いて
洗濯物を済ませて屋上に干した後、

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僕はPennyを持って町歩きに出かけた。

 

 

 

すぐ近くにお寺のような建物があり、
入ってみると子供たちが遊んでいる。

どうやらここは学校もかねているみたいだ。

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Pennyに食い付くがきんちょたち。

 

「ねえ!乗ってみてよ!」

 

とノせられて
カッコよくクルージングをキめようと
思ったが、

ジャリジャリした敷地内での
走行は無理だった。

 

てか
コケた。

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爆笑する子供たち。

 


いや….うん….。

笑ってくれたら
おにいさんはね…。
うん。

 

 

 

 

やはり首都だからだろうか?

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物価はタイと変わらない気がする。

コンビニで売っていた大好物の
オレオ的なクッキー(40円)の姿はなく、

加工食品は高い印象を受けた。

 

 

反対に
屋台で売っているような
食べ物は安い。

それはどこの国でも
共通みたいだ。

店頭に並べるまでの
コストなんかかからないもんね。

 

凱旋で食べたアイスクリームは
3000kip(37yen)。
思わず2コ喰うっちまった。

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3ヶ月旅をしてきて
どうしても削れない出費がある。

食費だ。

高い物には
手が出せないくせに。

安い物をみると
そこまでお腹が減っていなくても
食べなくちゃいけない気がする
のだ。

 

今回も15時頃に
超ローカルなお店から
ぶっかけごはんを宅配している
姿を発見して

「それ!ください!」

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ってなたよ。
10,000kip(120yen)

 

僕はよく、おばちゃんたちが
ごはんをよそるのを
横に立って監視して
頃合いを見計らって

「それ!大盛りで!」

って言うんだけど、
ハラペコくんにはこの作戦いいよ笑。

 

ここのお店のおばちゃんには
その作戦は通用しなかった。

 

ぶっかけごはんは
ベトナムでもみかけた
パクチーなのどの葉っぱの他に
乾燥唐辛子がついてきた。

おばちゃんが

「ヒーヒー!」

と辛いよジェスチャーで
僕に教えてくれる。

 

ごはんをモリモリ食べながら
唐辛子の辛いことをアピールすると
おばちゃんは追加の
菜っ葉を持って来てくれた。

うむ。
これで120円なら納得だな。

ビタミン摂取!の心意気で
むしゃむしゃ葉っぱを喰う僕。

 

 

 

そして
ついつい買い求めてしまうのが
お菓子類(糖分)だ。

特に
ヘロヘロになった時が危ない。

 

今回も町歩きで
ヘロヘロになって宿に戻る途中、
日本語で書かれた看板を見つけた。

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「働くことが好き」っていいね♪

 

 

つられて中に入ってオススメの
餅米アイス(5,000kip/63yen)
を注文してしまった。

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ううっ…。
今日はもうお金は使わないって
決めたのに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お祭り前ということで
メコン川沿いは
一日中大音量で音楽が鳴り響き
露店が立ち並ぶ。

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甘酸っぱせつないよぉぉおおお!!!

 

 

僕はメコン川が臨める
土手の様なところで
夕焼けを眺めていると

 

「日本人ですかー!」

 

と陽気なおっちゃんが声をかけてきた。

 

ニコさんはミュージシャン。
日本にも何回か訪れたことがあるそうだ。

僕がハーモニカを披露すると、

明日の友達の誕生日で
おれたちのバンドと
セッションしてくれないか

と誘ってくれた。

 

いやいや。僕はプロなんかじゃなし
セッションだなんて無理っすよ。

なんてったって
「旅する漫画家」
なんですからね!

 

 

そんな自己紹介を済ませると
「ビールでも飲まないか?」
と言うニコさん。

え〜いっ!ままよ!

お金は使うためにあるんだろぉ!
節約がなんぼのもんじゃ〜い!

こうなったら歯止めが効きません笑。

 

近くの露店でラオビールを飲んだ。
一本10,000kip(120yen)。

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ニコさんの担当は
ピアノとボーカルらしくて
彼のバンドには他に
ドラマーやギタリストが
いるそうだ。

そしてなぜか
写真に移りたがらない。

 

「どうせ明日のバースデイパーティーで
撮るんだから今はいいだろ?」

と写真を撮らせてくれない。

単に写真が嫌いなだけか?
それとも…?
しばらく話していると
バンドの他のメンバーさん(女性2人)
もやって来た。

彼らは僕のことに
興味を持ってくれたようだ。

色々と僕のことについて
質問してくれる。

僕は嬉しくなってハキハキと応えた。

「MY business card!」

と言って名刺をプレゼントして
写真を撮ろうとしたがー…

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彼女たちもニコさん同様
写真に移りたがらなかった。

なんなんだ?
ラオスの人は写真が嫌いなのか!?

 

 

「それじゃあ明日の10時に
近くのビルの下で待ってってよ!」

と待ち合わせの約束を取り付けて
僕たちは別れた。

ラオス初日にして
なにやら面白いことが起きてるぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

宿に戻る頃には
完全に日が沈んでいた。

僕は洗濯物を取り込んで
通りを眺めた。

5日後に控えているお祭りのために
通りは人通りが多かった。

 

屋上にギターを持ち出し
CARAVANの曲を一曲弾くと

ムラムラしてきた。

 

 

 

…あっ!
いや!そっちのじゃなくて

なんでいつも
そういう風に人の揚げ足とる
みたいなこと言うかー!?

 

 

やるっきゃないでしょ!
路上ライブっしょ?

 

 

 

 

だが、実際通りに出てみると
どこもかしこも大型のアンプから音楽が
爆音で鳴り響き、

旅情のあるゆったりとした
曲を演る雰囲気ではないことが
分かった。

 

 

ぬぐっ…

 

 

ここまでやってきたら
後には退けない。
やるっきゃない!

 

 

 

路上で歌うにつれ
だんだんとリミッターが
外れやすくなってきた。

 

ロシアのウラン・ウデで
生まれて始めての路上弾き語りを
やった時は恥ずかしい気持ちと
逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

しょっぱなで警官ににらまれて
起こられる前に止めちまおうか
とも思っていた。

 

でも、
やらなきゃ
何も始まんねえんだよ。

 

 

 

食い過ぎた
食費を取り戻さなきゃ
ならねえんだよ!

 

 

 

いやいやいや!
嘘!今のウソです!
うそだーかーらーねー!

 

僕は純粋に
エンターテイメント性を持って
自己表現をしたいだけの
目立ちたがり屋なだけです。

舞台に上がれなくて
いつも指をくわえて
うらやましがってた

そんなヤツなんです。

 

 

 

 

大好きなCARAVANの
『Feed Back』を弾くも
通り過ぎる人たちは
チロチロと視線を投げかけてくるだけ。

やはりこの場所じゃあ
弾き語りには向かないのか…

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僕は切り替えて
テンポの早くして曲を歌い始めた。

曲に会わせて体を揺らし、
魂を込めて歌った。

コードなんて何回も間違えた。

だけど、
自分がここにいることを
自分の持ちうる全ての力で
アピールした。

 

おれは今
ここにいるんだ!

 

と。

 

 

 

徐々に注目が集まる。

 

一枚、二枚と入る2,000kip札(24yen)。

お父さん、お母さんに連れられた子供たちは
ハニカミながらもお金を入れてくれる。

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地元のあんちゃんが
腕を組みながら怖い顔で(あるいは目が悪いだけか)
で僕の歌をずっと聴いてくれている。

写真を撮ってニコっと微笑んでくれる人。

あっ。
ラオスの女のコの巻きスカート可愛いな♪
あれでシャツと合わせるスタイル、
あの『くずした感』じいいな。

 

っと。
集中集中!

 

 

 

 

そしてここで
僕の新しいパフォーマンスが
生まれる。

 

Harmonica Dancing!!!

 

10ホールのコードGのハーモニカを
即興で吹きながらコミカルに、
時にダイナミックに振り付けをしていく。

ある時はボックスステップや
サイドステップを踏み、

ある時はチャップリンのように
チャーミングに。

ある時は劇団四季のように
壮大な身振りで。
弾き語りよりお金の入りはなかったが、
人の注目は断然集まったのは
こっちだった。

目の前の子供たち4人は
表情を変えず、

『な、なんなんだコイツは…!!?』

と若干引き気味で
その場から一歩も動かない。

 

 

汗でTシャツをぐっしょりにし、
僕が力つきてパフォーマンスを
終えた頃には

ギターケースの中には
今までみたこともないような
お金が入っていた。

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198,500Kip

2482円。

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さっき飲んだ
ラオビールのせいで
まだ頭がぐわぐわする。

疲れた喉に流し込む
フローズンオレンジジュースが
たまらなく美味しかった。

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