世界一周110日目(10/16)
東南アジアは
雨期。
カンボジアでは
ほぼ毎日の用に雨は降っていた。
タイでは一日に必ず一回は
雨が降っていた。
だが
徐々に雨期が過ぎ去っていったのか
晴れの日が多くなって気がする。
ラオス一日目はあんなに晴れていたのに
今日は雨が激しく降る。
強風に雨が斜めに降り注ぎ、
ゲストハウスにかかげられている
各国の国旗たちは
ポールに巻き付いてしまっている。
こんな日に
旅人たちはなにをしているのだろうか?

午前9時40分。
僕は小雨の中、
前日に会った
ミュージシャンのニコとの
待ち合わせ場所に足を運んだ。
ニコの友達の誕生日会に
招待されたのだ。
僕の拙いハーモニカを
披露してくれという。
一体ラオスのひとたちは
どんな風に誕生日を祝うのだろうか?
ワクワクしながら待ち合わせ場所の
ビルの下でニコのことを待った。

メコン川沿いの露店通りは
垂れ幕のビニールシートがかかり
人通りもおだやかだ。
時折雨が強くなると
大音量で音楽をかけるアンプが
壊れないように
スタッフがシートをかぶせる姿が見えた。
それにしても
ニコ遅いな…。
雨だから遅れているのかな?
それとも
東南アジアの緩い時間で
ちょっと遅れてやって来るのだろうか?
僕が同じ場所でニコを待っていると
トゥクトゥクの運転手たちが
僕に声をかけてくる。
「よう。
今日はどこに行くんだ?」
と。

約束の時間になっても
ニコは現れなかった。
僕だって昨日始めて会った
警戒心を抱かないで
ラオス人についていくほど
甘くはない。
昨日、写真に写りたがらない
ニコとそのバンド仲間たちを見て
完全には信用していなかったー…
のだがー…
来ないって
そりゃないぜ!
そうかー!
すっぽかされたパターンですかー!
「やっぱ知らないヤツを
バースデイパーティーに呼ぶのは
マズイんじゃない?」
とかなったのか!?
11時まで待って僕は諦めた。
ミルクティーを買って
待ち合わせ場所で
ハーモニカとギターを弾いて
宿に引き上げた。

雨は段々と
勢いを増す。
こんな日にビエンチャンの町を
歩く気にはなれない。


僕は読みかけの
「Hotel New Hampshire」を読んだり
壁の宿泊客のレビューに
変な落書きをしたり

昨日の充実した一日をブログに
書こうとパソコンを開いたが、
イマイチ文章がまとまらず、
気分転換に近くの
露店に菓子パンやうどんや
ラオススタイルの甘いパッタイ
を食べに行った。

そして今日の大半は
ギターの練習を
していたんじゃないかってくらい
ギターを弾いていた気がする。

まだまだ弾きたい曲はある。
歌える曲のほとんどが
日本語なので
英語の曲のレパートリーが欲しいのだ。
いつだったか
ELLE GARDENの細美さんが
ラジオで紹介したリスナーさんの投稿に
海外で知らない外国人と
OASISの「Wonder Wall」を合唱した
というのを僕は覚えている。
その話聞いた時、
「Wonder Wall」が歌えれば
外国人とコミュニケーションがとれる
と思ったアホな僕は
歌詞だけなんとか覚えたのだった。
リフレインにとらわれて
完璧に覚えているわけじゃないけど
なんとなくのリズムは覚えているので
あとはコードを覚えるだけだ。
YouTubeのリピート再生が
うまくできないので
あれって「.com」の前に「repeat」って入れるだけでしょ?
リピートマンもリピートしないしよお!
曲が終わるごとに再生ボタンを押す
というアナログっぷりで
何回も「Wander Wall」を聴いた。
この曲に飽きると
CARAVANのソングブックから
覚えていないものを練習したり、
ELLE GARDENの
「The Autumn Song」
を練習した。

さて明日は
バンビエンに出発だ。
バスのチケットを
ゲストハウスで購入した後、
僕はあることに気がついた。
『あれ?
そう言えば腕時計
どこやったっけ?』
僕はパソコンのキーボードを触るとき
腕時計が邪魔なので外すことにしている。
さっきもブログを書く時に邪魔だったので
サブバッグの中にぶちこんでおいたのだ。
それが見当たらない。
いやいや。
たぶん一回のレセプションのスペースに
置き忘れたんだろう。
だが、
そこにも時計の姿は
見当たらなかった。
一応宿のスタッフさんに
時計を見なかったか聴いてみたが
彼らは見てないと言う。

いやいや、
fecebookなんて見てないで
真剣に探しておくれ…
僕はサブバッグの中身を全部
取り出して時計を探すも
やはり見つからない。
…となると
さっき行った
露店かぁああッッッ!!!

一眼をバッグから出した際に
時計も一緒に落ちてしまった
に違いない!
そうに違いない!
徒歩20秒のところにある
くそ甘いグニグニしたパッタイを出してきた
露店にはシートがかかっていた。
電気はついている。
中をのぞくと
椅子やテーブルは片付けられており、
お店の人たちはシートを敷いて寝ていた。
「時計…
見なかった?」
と英単語とジェスチャーで
おばちゃんに伝えるも
おばちゃんは即答で
「ノ〜!」
牛かっ!

んなろうっ!
なんでったって
いらないものはしぶとく
バッグの中に残ってるのに
必要な物は
消えていくんだ!?
マーフィーの法則かなにかか!!?
世界一周のために日本で購入した
「GSHOCKのジェイソン」
というモデル。
シンプルな作りで
10メートルまでの防水性を持っていた。
この旅の中で
それなりに年期を重ね、
カンボジアのウォールペイントでは
ちょっとペンキがついてしまっていた。
こんな時計を誰が盗むだろう?
治安の悪い国で
腕ごと持ってかれなくて済むぜ!
そんな風に
安心していた僕だったが
彼はどこかに
行ってしまった。
僕に一言も告げずに…

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大丈夫僕にはまだ時計があるからっ!
iPhoneでしょー。
持ってきたiPodでしょー。
それに、
「腹時計」でしょー。
….
なければないで
不便です。
どっかでスポーツウォッチ買おうかな…?
1,500円くらいの超絶シンプルなリストバンドみたいなヤツ。
あのさ…、
いなくなって
改めて君の必要性を感じたんだ…
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コメントありがとうございます!
私、普段忘れ物とか、置き忘れとかまったくしないのですが、バンビエンで二回ほど、携帯をカフェに置き忘れるということをやらかしました。
でも店のおばちゃんが持っててくれましたけど。
なんか、体から心から緩む場所ですよね。タイからラオスに入った日本人の子も言ってました。
caravanのmagicに出てくる、life is beautifulという歌詞を、バンビエンのブルーラグーンからの夕暮れの田舎道で、この歌詞って本当にそうなんだな、と感じました。
>ひろさん
ブルーラグーンの帰り道「magic」を聴くっていう
そのシチュエーション、
くっそいいっすね〜♪
CARAVANの音楽って
すげえ旅にマッチするんですよね!
僕はやっぱり
「Feed Back」を聴きながら
屋上からにぎわう町を眺めたりして黄昏れたり、
バス移動、外の景色を眺めながら
「Key of Life」聴くのが好きです。
だいたいはシャッフルですけどね♪
始めまして。
去年秋にラオスを旅して
、バンビエンが大好きな町です。
そして、caravan大好きです。今年の日比谷音楽堂ライブ行きました。
caravan好きに悪い人はいません(笑)
バンビエンのbackpack guesthouseオススメです。川にはさまれて、庭にはハンモックあって、最高です。
ラオス旅、楽しんでください!
>ひろさん
コメントありがとうございます!
CARAVAN大好きな人に悪いヤツはいない!
そうっすよねー♪
彼の歌を旅で聴くと
その旅情をより感じる事ができます。
そしてCARAVANの歌を歌えることで
よりその世界観を感じられるっていうー…
はい。悦にひたってます笑。
バンビエン。いい町だと思います。
ですが、バンビエンでアゲ過ぎたのか
最近トチってばかりっす…
その素晴らしさが半減しちまうよぉおお!!!