世界一周264日目(3/19)
朝の5時半。
僕は4年ぶりにバラナシに戻ってきた。
近くでお菓子を買って食べた。
糖分摂取で血糖値を上げて
熟睡できなかった脳みそを
ムリヤリ目覚めさせる。
駅構内にはインドで見てきた牛の中でも
とびきり大きな牛がハバをきかせている。
バラナシらしいや。
辺りが明るくなった6時に
バラナシ駅を出発した。
朝食はプーリー。
これはどこで食べても
そんなにハズレはない。
駅周辺にいる
ツーリストをカモにしそうな
トゥクトゥクの運転手たちは相手にしない。
そのままマップアプリで
進んでいる方向が間違っていないことを
確認して僕は歩き出した。
朝のバラナシは静かだった。
何台かトゥクトゥクが声をかけてきたので、
30ルピー(50yen)でメイン・ガートまで
連れて行ってもらった。
僕より前に乗っていたインド人の青年が
メイン・ガートの少し前で降りる際、
ドライバーに10ルピー札しか渡していなかった。
まぁいい。どっちにしろ
現地の価格じゃトゥクトゥクに乗れやしないんだ。
メイン・ガートへの道はうっすらとだが、
記憶に残っていた。
朝日がどうしようもないくらいに美しい。
僕はバックパックからギターケースをはずして、
Martin Backpackerを取り出すと
朝日に向かって唄った。
僕はここへ戻ってきたんだ。
テレビカメラやマイクを
持った人たちにインタビューされた。
どうやら、朝の時間帯に
ガンジス川沿いにいる人たちを
インタビューしているようだった。
「あなたにとって、
ガンガーの朝とはなんですか?」
「再会」
という英語が思い浮かばなかったので、
「4年ぶりにここへ戻って来た、
ここから見える朝日が
僕を幸せな気持ちにさせてくれるんです」
そんなふうに応えた。
近くで歌を聴いてくれていた
日本人の年配の方が声をかけてきてくれた。
息子さんがある年齢になると
インドに連れてくるそうだ。
素敵なお父さんだなと思った。
後ろには大学生らしいオシャレな
ヘアスタイルの男の子の姿が。
彼はインド、バラナシに来て
何を感じるんだろう?
ここは誰にとっても特別な場所だと思う。
僕にとってももちろんそうだ。
チェックインする宿は
どこにするか決めていた。
インドのプリー、ネパールのポカラで
お世話になった日本路宿
「サンタナ」
ここに最近できたばかりの
バラナシ支部があるらしい。
そして僕は
「ある人たち」
に会えるのでは?
という淡い期待を抱いていた。
こちらからコンタクトを
とるようなことはしたくない。
タイミングさえ合えば
会うことができる。
縁がなければ彼らとはすれ違いだろう。
そして僕は宿が密集する
バラナシの路地を彷徨い歩いた末、
サンタナ・バラナシを見つけることができた。
内装はとても綺麗で清潔感があった。
ホーリーも終わったということで
大人数がチェックアウトしていったようだ。
2階のドミトリーに案内されると、
朝の静かな共有スペースで
壁にもたれてスマートフォンを
いじっている女の人の姿が。
それとなく声をかける。
できるだけ相手の気分を害さないように。
声のトーンもなるたけ、
好印象を与える様な感じで。
「あのぉ~…」
そんな僕の配慮は
全く通用しなかったことだろう。
この時の僕の姿ときたらヒドイものだった。
うざったい前髪を留めた
タイで買った三色のカチューシャ。
ホーリーの余波に備えて、
ブッダ・ガヤーでカラフルに汚した
洗濯していないTシャツ。
首からはiPhoneと小銭を入れた
ラオスのチュービングで買った防水ケース。
汚れたノースフェイスのパンツ。
あぁ…靴下が臭う。
そうだ。夜間の移動だったから
お風呂に入っていなかったんだ。
「ブログやってますー…よね?」
「はぁ…」
その女の人は
何か汚い物でも見る様な目で
ため息をつくように返事をした。
しばらくして、
上の階から男性が降りて来た。
すかさず僕は声をかける。
「あの!
「カエルダッシュ」
さんですよね!」
僕が彼らに訊きたかったこと。
ブログについてだ。
「カエルダッシュ」さんは、
僕と同じWordpressというブログソフトを
使っているんだけど、
彼らはWordpressは初心者のクセして
僕より数段クオリティの高いサイトを持っている。
どうやったらシンプルで
見やすいサイトが作れるのか?
是非とも僕はこれを訊いてみたかった。
ー…のだが、
翼さんの話がめちゃくちゃ興味深く、
相方の桃子さんそっちのけで(マジすんまそん)、
ブログ以外の質問をせずにはいられなかった。
お仕事されていた美術装飾の
世界の話を少し聞いただけで、
『世の中にはこんな仕事もあるのか!!!』
とただただ面白かった。
思わず漫画家の取材モードになってしまう。
ていうか翼さんとは同い年だ。
25歳。
僕の方が1ヶ月ちょっとお兄さんかな。ハッ!
そうは言ってもやりとりは始終敬語でした。
翼さんは物腰の低い方で(合わせてくれたのでしょう)
お兄さんな感じの方でした。
旅をしていなければ
出会うことのない人たち。
旅には「出会い」が満ちあふれている。
にほんブログ村のランキングに参加して、
その変動に一喜一憂していた時期もあったが、
大切なのはそこではない。
人と人を繋げるきっかけなのだ。
このランキングは。
面白いブログをかければ、
人と繋がる可能性が広がる。
だから、僕はこうして
ブログを書いているかもしれない。
楽しいひと時を
ありがとうございました。
その後、記事でリンクまで
貼っていただいて笑。照れます。
☞「カエルダッシュ!!」 さんのブログはこちら!
「〇〇はコチラ」ってやってみたかったのよね。
(あぁ~…
10位圏内入りてぇ~~~~!!!)
えっ?何だい?
僕の心が読めるって?
メンタリストかい君は?
一息ついた後、
ガート沿いを歩き、首からカメラを下げて
漫画の資料を集めた。
僕はここには漫画を描きにきたのだ。
久しぶりのガートや、
前回は足を踏み入れたことのなかったガート。
灼熱の火葬場を抜けて
ガートの端のほうまで歩いていった。
なんだか旅の続きをしているみたいだ。
これでインドを一周したことになるのだろう。
それでもこの国はまだまだ魅力的で
行きたい所は山ほどある。
インドが凝縮された街バラナシ。
ガートの端まで行くと、
僕は日差しを避けるように
ガート裏の路地を歩いた。
このゴチャゴチャした感じが
バラナシの魅力のひとつだ。
最初に足を踏み入れた時は
ふつうに迷ってしまったくらいだ。
よし!
明日から漫画描きますかっ!
少し間が空いたが、
「旅する漫画家」はバラナシで動き出す。
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★世界一周ブログランキングに参戦しております!
カエルダッシュさんの
この時の記事が最高に面白いです。
編集能力には脱帽っす。そしてダメだしに
少しヘコんでおります…。まじかー…、漫画読めないのかー…
たぶん「#35 四年ぶり」のことかなぁ?
画像をフルサイズにして投稿してみたんすけど、
見れないでしょうか?
あっ、Facebookページでご覧にいただけますよん♪
それと僕の名前は「シミー」ではなく、
「シミ」です笑。
さぁ!僕に出会いのチャンスをください!目標10位圏内。
『あれれれれ?シミさん言ってることが矛盾してるよ?』って君は、
「リーガルハイ」で堺雅人の熱演を見た方がいい。
ゲスっぷりも受容できるようになるから(笑)
★そろそろワクワクする報告ができそうです。
相棒が作ってくれたFacebookページ
「旅する漫画家」もよろしくね♪
★モゴモゴ呟いてます「indianlion45」
[…] こちらをクリックすると見れます。 […]
久しぶり!!
ポカラのサンタナにも来てたんだね!!
インド編の漫画楽しみにしてます!!
目指せ10位圏内!!
>カエルさん
ゲロゲ〜ロ!
ポカラでいかがお過ごしですか?
漫画ですが、けっこういい出来なんで
楽しみにしててください!
漫画のアップですが、
ブログはリアルタイムに比べ少し遅れているので
先にFacebookページにアップします。
よかったらそちらも覗いてみてくださいな。
目指せ10位圏内!
微力ながらも、カエルファンの僕は
毎回ポチしてますから♪
面白いブログ楽しみにしてますね。