「エレバン、彫像、女のコ探し」

世界一周304日目(4/28)

 

宿に僕一人だけ
になってしまった。

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トモミさんはアルメニアの
ゴリスの町へ行くと行って宿を出て行った。

イランのボーダーからやって来た時に
『何もないじゃないか!』
通過してしまった町がゴリスだった。

リダさんの家にある情報ノートによると、
ゴリスは奇岩や修道院など見応えがあって、
人々のおもてなし精神が
ハンパないと町
だと書いてあった。

 

 

そして僕はここで一人になったのだ。

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もともとドミトリーには
僕一人しかいないけど、

泊まっている宿泊客が僕以外に
誰もいないと感じると
ここが宿ではないような気がする。

 

 

フリーター時代、休みがとれず、
個人的におばあちゃんの家へ
泊まりに行ったことを思い出した。

なんだかそんな感覚に似ている。

ここはアルメニアの首都、
エレバンにある日本人宿「リダの家」。

宿泊客は僕しかいない。

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ここの宿の子供たちである、
アランとカルロスは
Penny Boardが気に入ったようだ。

アランは僕に何か耳打ちするように
こそっとした声で「スケート?」と
尋ねてくるのがかわいらしい。

僕がスケボーを貸してやると
嬉しそうに家の外に駆け出していった。

 

 

さてと、僕は書きたまった日記でもかこうかな。

ここ数日冒険続きで
なかなかその日一日分の日記が書き終わらない。

いや、いつもくだらないことばかり
書いてるんだけど
これは僕のスタイルの問題だ。

そう。このブログは旅する漫画家、
シミこと清水陽介の大冒険記なのだから。

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そんなふうにして
庭のテーブルでパソコンを広げて日記を書いた。

気づいた時には15:00を回っていた。

いかん!外に出ないと!
このままじゃアカン!
海外に来てまで
引きこもりになっちゃうよぉぉおおお!!!

よしっ!バスキング行こう!
ここ数日は路上で唄うって決めてんだ。

 

 

 

 

 

 

目をつけたのは
エレバン駅の地下道。

メトロの入り口はここにある。

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通路の天井には
監視カメラが設置され、
僕が変なことをやりださないかどうか
しっかりと見張っている。

だが、人通りがあって、
それでいて声の反響する地下道は
バスキングにぴったしなんだ!

ここは穴場に違いない!

僕はカメラの死角を発見し、
そこでギターを構えた。

注意されたらやめればいい!
別に死ぬわけじゃない!
ビビってないでやってやれ!

 

 

僕は所かまわず
シャウトしているわけじゃない。

ちゃんと通路の音の響き具合に
合わせて声量を調整した。

それなりに入るレスポンス。けっこういいぞ。

視界の端にはアーミーの姿。怒られるのか…???

どこかで心の準備をする僕。

僕には見向きもしないで
通過していくアーミー。

ほっ…。

 

 

続いてやって来たのは警備員。
今度こそ終わりか…??

何も言わないでどこかへ行ってしまった…。

 

 

ってことは
ここでやりたい放題ってこと!!??

 

 

っしゃーーーー!!
とノリノリで唄っていると、
CDショップの店員の兄さんが声をかけてきた。

「こっち来て唄え」と僕に場所を用意してくれる。

お兄さんに言われた通りに
CDショップの目の前で僕は唄った。

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だが、コイツら意外に悪ノリするヤツらで
2~3曲僕が唄うと急に
お店のスピーカーから大音量で
音楽をかけはじめやがった。

声とギターの音がかき消されて
路上演奏なんてできない。

それでもしばらく唄っている
僕がおかしいのかケタケタと笑っていた。

まぁ、どこでも縄張りみたいなものはありますよ。
ここで唄っていると
警備員に怒られることはないけど、
周りのお店の人の顔色も
伺わなくちゃいけないってことか。

まぁいい。地下道は広い。
もう二度とCDショップの前では唄わねえ。

そんな嫌がらせを受けて、
僕はバスキングを終了した。

もともとここは練習みたいな
もんだったからね。

ひとつの演奏場所が
見つけられた意味ではデカいけどね。
小銭くらいだったらここで稼げるだろう。

 

 

 

 

100ドラムで入場コインを買う。

エレバン市内、メトロは
どこまで行っても一律25円安い!

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僕は稼いだ小銭で支払いを済ませ、
メトロに乗り込んだ。

警備員はバスキングには注意しないが、
メトロ駅構内での写真撮影は注意してくる。

アルメニアだけじゃないけど、
どうしてメトロを撮影してはいけない国が
あるんだろうか?ロシアもそうだったな。

 

 

特に目的地は決めてないが、
降りたのはエレバン駅から3つ目の駅だった。

一日ひとつ分、エレバン駅から
離れていってみるのも
面白いなと考えたからだ。

パン屋さんを発見して、
250ドラム(62yen)のチーズを
練り込んだ生地のパンを買った。

ここではほんとうにパンが安く手に入る。

 

 

そしてエレバン市内に散りばめられる
オブジェの数々。

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こういうのを探すのも面白いかもね♪

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カワイイ女のコ探す方が僕は好きだけど。

 

 

昨日バスキングをやった
ピアノ・マンがいる公園を発見した。
頭の中の地図が繋がる。

でも、僕は同じ場所でバスキングはやらない。

その先の大通りに釣り糸をたらしてみる。

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道は絶賛工事中。
だが映画館がある通りにはそこそこに人が通る。

声は通る。工事の音もそこまでうるさくない。
しかしレスポンスはそこまでない。
ちょっと微妙な場所だったのかな?

すぐ後ろの方で、
カワイイ子猫がミャアミャア鳴いていて、
それにアーミーのお兄さんやら
アルメニア女子らが食い付いていた。

猫に負けるバスキング。

場所もよくなかったんだな。

IMG_6441チーーーン… 

 

 

 

空はどんどん曇り、風も吹いて来た。

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吹き付けた風によって
工事現場から砂が舞い上がり、
辺りはスモッグがかかる。

これはとてもじゃないけど、
バスキングなんてできないな…。

諦めた僕はギターをケースにしまって
そのまま宿に帰るためのメトロに乗り込んだ。

 

 

エレバンでは駅で
フリーのWi-Fiにありつくことができる。

リダさんの家に泊まった他のブロガーさんは
もしかしたらエレバン駅で
ブログアップをしていたんじゃないかと思った。

メトロの駅には
プラットフォームくらいにしかベンチがない。

僕は座れる場所を求めて
エレバン駅まで行ってみることにした。

 

 

 

 

 

頻繁にここから
列車が出ている様子はない。

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こんなに大きくて立派な作りをしているのに、
駅は薄暗く、がらんとしていた。

声の反響しそうな暗い待合室には
電車を待っている人が4人ほどしかいない。

椅子の数が異様に多く感じられた。

僕はiPhoneでWi-Fiの感度をチェックしながら
ベンチに座った。

だが、ここのWi-Fiはそこまで早くない。
メトロの方がまだ早く感じたくらいだ。

片側のライトだけ灯るエレバン駅。

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ここでパソコンを広げたくない。

こういう時にiPhoneで日記を
書けるっていいなぁと思った。

今日はネットは諦めよう。

立派なエレバン駅の内部を
何枚か写真に納め、僕は宿に戻った。

 

 

 

 

僕の帰るのを待っていたかのように、
アランが「ギター?」と
ギターを貸してくれないかと僕にねだってくる。

お兄ちゃんのカルロスは、
もう日が沈んだというのに、
裸電球の灯りの下、宿の敷地内の
5メートルもないコンクリ部分を
スケボーで行ったり来たりしている。

 

 

「しょうがないなぁ」

 

 

僕がアランにギターを貸してやると、
アランは満足そうにして椅子に座り、
小さな手で低音の3本の弦抑えて空気を振るわせた。

 

 

 

ここには今僕しか宿泊客はいない。

だけど僕は一人じゃない。こういうのも悪くない。

コードでもなんでもない不格好な
ギターの音が夜の空気に溶けていく。

ベアリングはオイルによって潤滑に回転し、
ポリウレタンのウィールは
静かな音でコンクリートの上を転がる。

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おばあちゃんちの感じをアルメニアで味わうとは。
昨日のシャワーもそうだったけど、
ここで沈没する人の気持ちも分かる気がします。

にしても日記が書き終わらない…。
でも大丈夫。これから数日は
バスキング日記になると思います。

よーっっし!稼ぐぞーーー!!!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!