「おいおい、旅しながらどう恋すりゃいいってのよ?ホームレスには無理…」

世界一周461日目(10/2)

 

 

野宿をしていると、
時々物音にすっごい敏感に
なる時がある。

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それはどこで寝るかにもよるのかもしれない。

 

 

『誰もこんな夜中に通らないだろう』

と昨日は茂みにテントを張った。

バーで日課にしている
「一日1(いち)ギネス」を終えて
寝床を探したのは深夜1時過ぎ

 

 

テントを張ったのは、
空港まで続く道路が通っている、
その道路脇の草むら。

木がいい感じに電灯の灯りを遮ってくれた。

時々車が走った。

それ以外はおおむね静かだ。

風が吹くと
「サザーーーッ…」とテントがそよいだ。

 

 

そんな中で夜中に
ザッ」
足音みたいなのが聴こえた時には、
じんわりと汗をかく。

「ザッザッ」と近づいてくるのではなく、
こちらの様子を伺うように聞こえる
「ザッ…」。

 

 

 

こういう時はどうしたらいいんだろう?!

向こうはこっちの中が見えなくて
手をこまねくいている。

僕が姿を見せたら
襲って来る可能性だってある。

三節棍みたいに折りたたんだポールを手に持って、
舌打ちを鳴らしたり、テントの内側から
「バシッ!」と『おれは起きているんだぞ!』と
威嚇をする。

 

 

もしかしたら、
僕の単なる妄想なのかもしれない。

あの音の正体さえ突き止めてしまえば
安心して寝られるのだろう…。

 

 

しばらくして

音はしなくなった。

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起きたのは
10時だった。

キラニーには自然公園がある。

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僕は最初行くかどうか迷った。

いつもだったら昼前にヒッチハイクを開始して
次の街へと行ってしまう。

そして15時とかそこらに町に到着して、
もしバスキングができそうな
場所があれば路上ライブ。
食費と酒代くらいは稼げるかもしれない。

 

 

むぅ..。

 

 

あ~、なんかめんどくせ~な。

おれは何に急かされているんだろうか?

一日や二日、
アイルランドの旅が伸びたっていいじゃねえか。
行こうぜ国立公園?

 

 

 

 

朝食のパンをTESCO LOTASで買った後、
マップアプリを確認して国立公園へと向かった。

 

 

毎朝、出来る限りコーヒーを飲んでいる。

一番安いのはサブウェイの1ユーロコーヒー。
スーパーとかは1.5ユーロ以上。
マクドナルドは2ユーロもするからね。

今日の朝に飲んだのはガソリンスタンドの
2ユーロのコーヒーだった。

味に大差なんてないよ。

高いか安いかの違い。

 

 

 

 

国立公園と湖へと続く一本道が続いていた。

車道には観光客向けの馬車が通った。

馬の蹄がコンクリートに当たると
「パカッ、パカッ」と音が鳴った。

後ろから来た車は速度を落として
ゆっくりと馬を追い抜いて行く。

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のどかな場所だ。

バスも町から出ているようだった。

でも、せいぜい1kmくらいの距離。

僕はバックパックを背負ったまま歩きで行く。
体の一部みたいなもんだからね。

 

 

 

しばらく行くと
「国立公園」の看板が見えた。

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道路から逸れて、
森の中へ入っていったら、
一体どんな景色を見ることが
できるのだろうかと想像してしまう。

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湖畔に建つロス城を見て、満足すると、
僕はまた来た道を引き返した。

 

 

 

 

 

黙々と歩いていると、
いっつも何かしら、
実のないことを考えている。

歩いている時間は
ハーモニカを練習するにはもってこいだ。
別のことをしていると
帰り道はあっというまだった。

 

 

 

 

 

そのままヒッチハイクができそうな
ランドバウトまで歩いた。

今日はLimerick(リムリック)という街まで
行ってみようと思う。

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そこそこの規模の大きさだ。

アイルランドに住む人から言わせてもらえば
この街は「そこまで面白くないよ」とのことだった。

僕としてはその先にある。

モハー・クリフ
という壮大な崖を見てみたい。

行ける所までいきたいところ。

 

 

ラウンドバウトは車が止まる様な
スペースはなかったので、
少し先に進んでヒッチハイクを開始した。

10分も経たずに車が止まってくれる。
運転手はトムさんという方だった。

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「ヒッチハイカーは今ではほとんど
アイルランドで見ないよ」

「へぇ~、そうなんですか」

「私もね若い頃にはアイルランド中を
ヒッチハイクで旅したものさ」

「いいですね。そういうの♪」

 

 

そんなトムさんは南米を二度、
6週間づつで旅をしたことがあるそうだ。

ペルーやベネズエラ、チリ、アルゼンチン…。

やっぱり旅をしている人の話を聞くのは面白い。

 

 

いっつも考えるのは

ここまで旅先で人によくしてもらったからには、
僕もどこかでそれを還元しなくちゃ
いけないなってことだ。

日本でヒッチハイカーを見つけたら、
僕は間違いなくソイツを車に乗せるよ。

車持ってたらだけどね(笑)

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「そうか。
君は25カ国も旅してきたんだ?
どこの国の女のコが一番可美人だった?」

「ん~~~…、
ヨーロッパの人たちは日本人と比べて
顔つきが全然違いますからね。
国の違いとかは分かりませんよ。

こちらの人たちが中国人と
日本人を区別できないように。
ヨーロッパの女性は美しいと言えば
美しく思えますが、

ぶっちゃけ
日本の女のコが一番です!!!」

 

 

 

ついこの間、相棒のまおと
二週間旅をしていた時に

「清水は恋しないの?
ほらさ、そういうのって
旅しててなかったの?」

とそういう話題をヤツは振って来た。

 

 

「まおはどうなんだよ?」って訊くと
「おれは一途だから♪」
とか目輝かせちゃってよぉ~、
こんちくしょーめ!

 

 

そんなまおに
僕は応えてやった。

とっておきのやつを。

 

 

 

 

 

 

「だからさ、
おれはあれだよ。

“旅に恋してる”
ってやつ?
ルフィと一緒。」

 

「はっ(鼻で笑う)」

 

 

 

毎日毎日、別の場所から
別の場所へ移動の連続。

時には立ち話する程度の出会いは
あるかもしれないが、

この世界は
漫画やドラマや映画のように
ロマンスで溢れているわけではない

 

 

そりゃ、どこの国にも
可愛いコはいっぱいいるさ。

でも、やっぱり言語の壁はでかい。
何考えてんのかわかんねー。

 

 

あまり日本人ともあまり会わない。

自由気侭な一人旅。

 

 

ヨーロッパでは野宿してる、
もう半ばホームレスと化した

「無職、住所不定、自称漫画家」

そして体がちょっと臭い
ギャグみたいなヤツに恋なんてできるの?

ってか無理っしょ~~~~~(笑)

 

 

今『最後に宿泊まったのいつだったけなぁ』
ってブログ遡ったら、
6月30日のトルコのパムッカレだった(笑)

ホームレス三ヶ月突破!
四ヶ月目突入だぁ~~~~いっっっ!!!!

はっぴーはっぴー!人生ハッピーーーー☆

 

 

今は旅に恋してんねん。

「恋する咲きログ」も
旅に恋やろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

途中にある小さな町で
トムさんには車を降ろしてもらった。

「ここでヒッチハイクすれば、
車が止まってくれるよ」

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降ろしてもらった場所は車が
止まるスペースがあったが、
地図で確認すると、さらにその先に
ランドバウトがあることがわかった。

ならそっちでやったほうが成功率は高いかな?

 

 

歩くスペースのほとんどない道路を
バックパックを背負って歩いた。

夜中に歩いたら、ぜってー車に轢かれるだろう。

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ラウンドバウトに着いた僕は
その場所がヒッチハイクに適していないことが分かった。

こじんまりといしたランドバウトには
車の止まるスペースなんてなかった。

さっきトムさんが言ってたことは正解だったなぁ。

ラウンドバウトを少し抜けた先に、
車が2台ほど止まれるようなスペースがあった。

その反対車線側では
ウェックスフォード産のイチゴが販売されていた。

そこでヒッチハイクを試みたのだが、
車が止まったと思ったら、
そのイチゴを買いに来た車だったり。

 

 

『むーーーー…、
車、止まんねぇかな?』

 

 

「ブロォォォオオオ…キュッ」

 

 

車が止まる。

 

 

「おおーー!
サンキューソーマッチ!
ーってあれ?
さっきもお会いしましたよね?」

 

 

車を止めてくれたのは、
つい先ほど僕を乗せてくれたトムさんだった。

一瞬『デジャヴュか!!!??』と思ったもん笑。

 

 

 

 

こうして僕はまさかの、
同じ車に連続してヒッチハイクする
ことになったのだ。

トムさんはさっきの小さな町で
ヤボ用があったみたいだ。

そしてこれからゴールウェイという町へと向かうらしい。

ゴールウェイは目的地のひとつではあるけど、
今はモハー・クリフを見ておきたい。

 

 

 

 

 

僕は途中にあるEnnis(エニス)という町で
降ろしてもらうことになった。

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そう言えば、最近天候に恵まれてる。

今の季節、
普段だったら毎日が雨なそうだ。

会う人みんなが
「先月は天気が本当によかったのよ。
信じられなかったくらい」
と驚いたように言っていた。

僕はほんとうにいい時期に
アイルランドを旅できたな♪

それに、いい人たちとの出会いにも。

 

 

 

エニスの町では制服姿の
学生たちの姿をよく見かけた。

ここもメインストリートを道路が
突き抜けるような小さな町で、
バスキングをするような場所は
見つけられなかった。

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「Supermac’s」というファストフード店で
コーヒーとベジタブル・バーガーを注文して、
日記を書いた。

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夜が深けることには、
バーへ行き、いつものようにギネスビールを
飲んで気持ちよく酔っぱらう。
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12時前のお店はそこそこに混んでいた。

ローカルなバーはいつだって、
地元の人たちでにぎわっている。

バーには若い旅行者たちがいた。

イタリアから来たらしい3人組。

アップルジュースと
スパークリングワインを混ぜたような
お洒落なお酒を注文していた。

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今日は店内ライブがあったようだ。

ソファでは演奏を終えたミュージシャンたちが、
まったりとビールを飲んでいる。

適当にお喋りをして、
Wi-FiにつないだiPhoneをいじくる。

たいていどこのバーにもフリーのWi-Fiはあるもんだ。

就寝前のホクホクしたチップスは
体に悪いと知りつつも、辞められない笑。
合法麻薬的な物が入っているのかもしれない。

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テントを立てたのは柳の木の下。

虫歯にならないように念入りに歯を磨く。

なんせ一年以上も検診に行ってないからな。
どこか物価の安いところで
診てもらった方がよさそうだ。

 

 

夜は冷え込み、僕が眠りに就く頃、
テントを打つ雨音が聴こえた。

エンド・オブ・サマーの終わりが
近づいているのかもしれない。

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