「ノルウェイの森(を読んだのは19歳の時)」

世界一周493日目(11/3)

 

 

僕の動物的直感が叫んでいる!

『ここで
寝ていたら
怒られる!』

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しゃぁ~~~~~…、

そろそろ起きますかね。

 

 

寒いからポカポカするまで寝ていたいです。

でも、ここは
なんかの施設っぽいのが近くにあるので、
人気がないうちに撤収します。

 

 

テントから顔を出せば
エッフェル塔がこんにちは。

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かなり贅沢な寝床だった。

昨日の小雨のおかげもあって、
よく寝られたと思う。

いつもよりかは、ね。

 

 

今日向かう先はモンサンミッシェル

レンヌって駅からバスで
10ユーロもしないらしい。

だって地図で見ると
モンサンミッシェルって大分離れてるぜ?

それが10ユーロ(1,423yen)。安いっしょ?

 

 

 

 

 

僕はレンヌ駅へ向かうことにした。

今日でパリともお別れだ。
ちょっと歩くことにしよう。

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パリ市内にはメトロの駅が山ほどある。

自分が行きたい駅に行くのに、
どう行くのが一番効率的なのかを考えてしまう。

まぁ、駅員さんに聞くのが一番なんだけど。

 

 

『たぶん、ここからレンヌ駅に直通で行けるだろう』

とマップアプリと照らし合わせて
メトロに乗り込んではみたものの、
乗り換えをしなくちゃいけないという
めんどくささだ。

なんだかんだでエッフェル塔から
レンヌ駅まで行くのに一時間以上もかかってしまった。

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僕はレンヌ駅から50m離れたところにあるらしい
バスターミナルを探した。

地図を見てもバスターミナルらしいものは見当たらない。

っかし~なぁ?レンヌ駅だろ?
ここ、レンヌ駅だよなぁ…。

 

 

分からない時は人に訊くのが一番だ。

僕は駅員さんにモンサンミッシェル行きの
バスにどこから乗れるのかを訊いてみた。

 

 

 

「何言ってるんだい?
ここからモンサンミッシェルなんて行けないよ。
それならTGV(電車)でしか行けないよ」

「え…???
それっていくらかかるんですか?」

「さぁ?
100ユーロくらいじゃない?」

 

 

 

 

話が違う!!!!!!!!!

 

 

 

 

ひーーーふーーーひーーーふーーー。

落ち着け…、落ち着くんだっっっ..。

ちょちょちょちょ、ちょっと
どこかのWi-Fi入るカフェで
一人作戦会議しようっっっ!

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なぜか時間を大幅にロスしてしまった気がした。

ブラックコーヒーを飲みながら
iPhoneの画面をタップする。

くっそ~…。なんでだ?

 

 

 

あれ?

 

 

 

レンヌ駅って他にもある。

 

 

 

 

発覚したのが、
モンサンミッシェルまでのバスが出ている
レンヌ駅というのはここから
300km以上離れた場所にある町だった。

なんだよーーーーー!!!

ってかどうする?

今日はバスで余裕綽々で行くつもりだったけど、
100ユーロは払えない。

いや、払いたくない。

 

 

 

マジダリィ~~~…、

もうこの際パリにもう一泊しちゃう?

いや、シェンゲンのリミットも迫ってるしーーー…、

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ヒッチハイク
するしかない!

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旅ノートを広げて急いで
ヒッチハイクの作戦を練った。

パリからRERという郊外線に乗って、
Dourdan(ドゥルダン)という駅まで行き、
そこから歩いてヒッチハイクポイトまで向かうらしい。

よっしゃ!やったる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻は10時半。

僕は郊外線に乗って
ドゥルダン駅まで向かうことにした。

途中にイライラを収めるために、
メトロのプラトフォームにある
お菓子の自動販売機でワッフルやら
ハリボーのグミやらを買おうとしたのだが、

腐れポンコツのパリの自販機は
10セントなどの小さいコインに反応せず、
お菓子を買うのに総計1ユーロくらいの小銭が
自販機に巻き上げられた。直せし!

 

 

 

ドゥルダン行きの郊外線に一時間ほど揺られた。

 

 

iPhoneのジャックにイヤホンを差し込み、
CARAVANを流すといくらか焦りは静まった。

パリはあんなに都会だったのに、
パリ郊外は本当になにもなかった。

どこの国も首都だけが異様に発展してるのかなぁ?

 

 

普通に暮らしている人の方が多いんだな。

それは日本でも一緒だ。

 

 

 

 

ドゥルダン駅を出ると、
僕は最短距離でヒッチハイクポイントへと
向かうことにした。

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距離にして約5km。

い、一時間くらいでつけるはずだ!

 

 

道を歩いていると、
通りかかった車がヒッチハイクポイントまで
乗せて行ってくれることもあるらしい。

 

 

 

歩行者用の道幅はあってないようなものだった。

後ろから来る車自体もそこまで多くないので、
車が来ると草むらへ避け、
あとはコンクリートの車道を大声で唄いながら歩いた。

今の所車は止まってくれそうにない。

左右はどちらも人の手に寄って
整えられた森林になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

途中、森の中に入る道が何度か現れた。

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マップアプリを確認して、
そのまま森の小道をつっきって行った方が
早いことが分かった。

森の中を抜ける道の入り口には
車が侵入できない用になっている。

 

 

落ち葉が敷き詰められた道を
シャウトしながら歩いて行った。

時々ヒッチハイクする場所まで行くのが
アドベンチャーになる場合がある。
今回がまさにそれだ。

それでも、この遠回りが楽しかった。
こんなところでキャンプしたら面白いだろうな。

 

 

 

 

 

あれ?

木が横たわる

 

 

 

行く手を遮る横たえられた木。

明らかに人為的なものだ。
これ以上先に行かせないようにするためか…。

 

 

 

 

 

よし。進もう。

 

 

道から茂みの中に入り、木をやり過ごした。

てか、ここもしかして
入っちゃいけない場所なのか?

さっきまで調子に乗っていた僕だったが、
だんだんと不安な気持ちになってくる。
早くヒッチハイクポイントに行かないと!

 

 

途中の分かれ道で
人の乗っていない白いバンが停車していた。

それがなんだか不気味に思えた。
こんなところで襲われたら逃げ場ねえな。

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天気が悪いせいもあって、林の中はどこか薄暗い。

踏みしめる落ち葉の
「シャクシャク」という音だけがした。

 

 

ふと思い出したのは
ノルウェイの森」の冒頭だった。

確か主人公のワタナベくんと直子が
こんな道を歩いているシーン。

直子は急に井戸の話をする。

原作ではそれは草原にある井戸なんだけど、
僕には「ノルウェイの森」のシーンが混ざり合って、
こんなところに古井戸があるような気になったのだ。

 

 

もし、仮に、ここに古井戸があって、
それに自分が落ちてしまったとしたらー…

 

考えただけでぞっとする。

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死や心の深淵といった
ネガティヴな比喩として使われる「井戸」。

直子が話していた井戸が存在するとしたら、
こんな場所なんだろうと思った。

 

 

出口を見ると僕の歩調は早くなった。

なんだか遭難者が
ついに人里を見つけた気持ちーーーー…、

 

 

 

 

 

せ、線路が越えられない。

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最短距離で向かったはずが、
行く手を線路に阻まれて越えられない。

地図を確認すると迂回すれば
線路を越えてヒッチハイクポイントまで
行けることが分かった。

そして、自分がわざわざ大変な道を通って
ヒッチハイクポイントへと
向かおうとしていたことも。

別の道から行けばずっと車道だったのだ。

 

 

 

 

小雨に降られながらも、
なんとかヒッチハイクポイントまで
辿り着くことができた。

フランスでのヒッチハイクは
ハイウェイ前のゲートでやるらしい。

ベルギーからパリに来た時に、
夜ここでコート着てボードを持っていた
女のコ二人を見て驚いた。

一体あの子たちは
どうやってあそこに行ったのか?って。

その時は知らなかったけど、
どうやらここがフランスで
ヒッチハイクする場合においての
一つの選択肢らしいのだ。

てかこんな場所で車が止まってくれるのだろうか?

 

 

 

ギターケースから段ボールを取り出して
「Rennes」と書いた。

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このいくつもあるゲートのうち、
レンヌへ行く車が運よく自分が立っている場所を
通過しなくちゃ車に乗ることはできない。

一番車が通過するゲートを選んで、
ヒッチハイクを開始した。

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ドライバーさんたちからのレスポンスはいい。

まぁ、こんな場所で
ヒッチハイクだなんてギャグだよなぁ。

 

 

 

 

 

「ブロオオォォォ…」

 

 

速度を落とす車

 

 

 

 

え、

止まった????

 

 

 

 

 

開始三分でレンヌ行きの車に
乗せてもらうことができた。

 

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名前を訊いてもよく聞き取れなかった。

ドライバーのお姉さんと弟くん。

弟くんの方は「マーグル」?みたいな名前だった。
お姉さんは「バター」ってことにしておこう。

 

 

自分でも驚きだった。

ここまでヒッチハイクポイントまで
2時間もかかったのに、
ヒッチハイクは三分で成功した。

 

 

 

 

 

ハイウェイを車は快調に飛ばす。

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スコールに何度も遭い、
車は地面の雨水を煙のように巻き上げて走った。

 

 

 

 

 

 

僕はレンヌのショッピングモールで
降ろしてもらった。

お礼を言って二人と別れた。

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時刻は18時過ぎ。

今日はここで一泊だ。

 

 

モール内のスーパーで食糧を買い込むと、
そのまま僕は町の中心地へと向かった。

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新しい町に着くととりあえず中心地に向かう。

マクドナルドとかがあるからじゃないかな?

 

 

さっき彷徨った森でサンダルはグチョグチョだった。

おまけにまた小雨が降り出す。

 

 

 

 

ヘトヘトになってレンヌの中心地へと辿り着いた。

いつものようにマクドナルドへ逃げ込み、
コーヒーを注文する。

冷えきった体に、
1.3ユーロのコーヒーがじんわりと沁みた。

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閉店まで作業をして、今日も寝床を探した。

この町でもほとんどの公園が
先端の尖った高い柵に囲われている。

 

 

マンションの前にある草むらにテントを張った。
明日も早起きして撤収だな。

 

 

いよいよモンサンミッシェルだぜ…。

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フランス、ヒッチハイクしやすいっすよ?

ただし、そこまで辿り着くのが大変ですけどね。

いやぁ~、なんだろ?簡単なんてないんだろうな。

感謝しかないんだよ。

今日もありがとうね。
乗せてくれて。

優しくなろう。

 
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