「ドコモ905i(キューマルゴーアイ)」

世界一周492日目(11/2)

 

 

他人のキスの音が
これほどまでに僕をイラつかせたのは、

どこぞのカップルが
僕のすぐ真後ろでいちゃつき始めたからだ。

 

 

ここはフランス、パリ。
シャルル・ド・ゴール空港

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朝も早い時間だから、
ベンチは何フロアにも渡って腐るほどある。

 

 

 

何も僕の真後ろで
イチャつかなくても
いいじゃないか!

ホームレスに対するあてつけか!チキショウ!

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僕は『そろそろ空港のスタッフに
叩き起こされるだろうな』と
7時には寝袋をたたんで、
ベンチに座ってまどろんでいたのだ。

あ~~~…、
寝たのに眠いってのはどういうことなんだろう?

とりあえずコーヒー飲みたい。

 

 

 

 

 

8時半に空港を出た。

駅まで無料のシャトル・トレインで戻り、
ウィークエンドチケットが
有効になる駅までの切符を買った。
5.85ユーロ(833yen)。

ウィークエンドチケットがなかったら
往復で二千円くらいかかる。

それならわざわざ空港泊をする必要は無い。
僕はまだ宿に泊まる気はないけど。

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そこまで観光に熱心な僕じゃないけど、
ここに来て観たいものがあった。

 

 

凱旋門
どこか心惹かれている。

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というのも、
旅漫画を描くのにあたって
外せない日本のCMがあるのだ。

docomoの瑛太と蒼井優が出ているCMで、
離ればなれの恋人が凱旋門の前で
再会を果たすっていう内容なんだけど、

わずか60秒足らずのCMで、
旅を感じさせてくれる。


 

 

 

27ドルもしたウィークエンド・チケットを使って
凱旋門のあるメトロの駅まで向かった。

門は円形の道路の真ん中にあり、
そこに辿り着くのがちょっと面倒だった。

そしてその大きさに驚き、思わず口が開いてしまう。

凱旋門の周りには観光客が溢れていた。

その多くがアジア人。

セルフィー、俗に言う「自撮り」専用の棒を
持っているのがどこかおかしい。

なんせ凱旋門の下で4人も自撮り棒
(あれなんて言う名前なの?)を持っている人たちが
いたからね。

 

 

あれってさぁ、
セルフタイマー切ってるのかなぁ?

しかも棒写っちまわないの?

かさばるし、
フツーに他の人に「撮ってください」って
言えばいいんじゃないかなぁ?

 

 

セルフタイマー切る僕が言う
セリフじゃないけど(笑)

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次に向かった先は
エッフェル塔だ。

 

 

 

うーーん。
やっぱり大きい建造物は見応えがあるな。

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エッフェル塔の下にも観光客たちの姿があった。

ここでバスキングする人もいるようだが、
すぐに警察が止めに来るらしい。

先日お会いしたケヤキさんの話によると、
ダンスパフォーマーたちが警察の目をかいくぐり
「パーッ」と集まって5分くらいでパフォーマンスして、
お金を集めて「パーッ」と散って行くらしい。
まさにバスキング。

 

 

 

エッフェル塔は思っていたよりも
渋い色をしていた。

日本の東京タワーのイメージとかぶっていたため、
てっきり赤い色だと思っていたけど違うんだね。

もしかしてエッフェルさんが
デザインしたのだろうか?

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この他にも
行きたい場所があった。

ケ・リブランリー美術館という場所だ。
エッフェル塔のすぐ近くにある。

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ケヤキさんが言うには、
ここにはアフリカの部族のお面なんかを
観ることができるそう。

バックパックを背負ったまま
トコトコと歩いて行き、
チケットを買おうとすると
スタッフの人に止められた。

え?やっぱバックパックのまま
入館するのはダメっすか??!!

 

 

 

 

「今日は日曜日だからね。
チケット買わなくてもいいよ」

 

 

 

日曜日万歳!

 

 

思わずガッツポーズ!
12ユーロが節約できた!

僕は列に並んで中に入ろうとした。

入り口では荷物のチェックが行われている。
まぁ、クロークとかあんだろう。

 

 

 

 

「お客様の荷物では大き過ぎますね。
中に入ることは出来ません」

 

「え?!、ええっっっ??!!!
クロークとかないんですか?」

「unfortunately(残念ですが)…」

 

 

オイオイ!マジかよ!
せっかくの日曜日なのに!
そりゃないぜーー?

入り口で泣きそうな顔をして
「せっかく楽しみにして来たのに…、
日本からわざわざこれを観るために
ここまでやってきたんですよ?」

的な観光客のフリをしたんだけけど、
そんな人はバックパックと
ギター持って来ないか(笑)

 

 

 

他のスタッフ同士と審議が行われる。

フル装備で美術館行くってのも
けっこうヒヤヒヤする。

これ中に入れなかったら、
もう諦めるしかないっしょ。

 

 

 

「あー、ついてきてください。
特別ですよ」

「うひゃーーーーーおぅ!
マジですか!
ほんとうにありがとうございます」

 

 

頭を深々と下げて
ボディーランゲージで感謝を表現する。

毎度ながらバックパックを預ける時の
クロークにいるスタッフさんの
苦笑いと言ったらなかった。

さーせん。

 

 

 

ワクワクして展示場に足を踏み入れたのだが、
あれ?

なんか
「マヤ」って
書いてあんぞ?

 

 

どうやら期間限定で
展示されているものは変わるそうで、
今展示されているものは南米、
マヤ族にまつわる石版だとかオブジェとかだった。

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おれはアフリカ部族の
お面が観たかったのに…、

あれーーー???ケヤキさん、
話が違うじゃないですかぁ…。

 

 

日曜日だということもあり、
館内には人が沢山いる。

展示されている物を観るのに列ができ、
サクサクと進むことができない。

自分の目当ての物がなかったのと、
このグダグダ感で眠気を覚えた。

館内にある椅子に座って少し寝た。

これで横になれれば爆睡なんだけどなぁ。
さすがにそれはできないかぁ。

 

 

一時間もしないで、展示会場から出ようとした。

クロークに荷物をとりに行く時に二階に
「コレクション」と書かれたのを見つけた。

まぁ、せっかくだし観ておこうか。

 

 

 

 

 

お金を払ってみるべきは
まさにこれだった。

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二階のフロアにびっちし
アフリカンから東南アジアの部族のお面や
オブジェが展示されていた。

これこれ!これだよ!
おれが観たかったのは!

ここはシーズンで展示品が
変わるとかそういうことはないようだ。

そうかケヤキさんはこのことを言っていたのか!

 

 

館内には至る所に
小型のモニターが設置されており、
映像資料も見ることができた。

 

 

下のマヤ展に比べたらすごい充実ぶりだ。

中でもマリのドゴン族のお面には
大分インスピレーションを受けた。

一体こういうお面を作る時の
インスピレーションはどこから来ているのだろうか?

動物や精霊、スピリチュアルな世界観。

こういうの観るのはやっぱり勉強になる。

知識なんかよりもよっぽどストレートだ。
まぁ、調べるに越したことはないけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観光地巡りが終わると、
パリ市内でメトロに乗ったり、
プラプラと歩き回ったりした。

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ポンピドゥー広場には
昨日もいたバスカーたちがいた。

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彼らはそこまでお金を稼ぐことに熱心ではなく、
楽器を持ったもの同士がセッションする
といった気楽な感じだった。

僕がギターを持っているのを見て
「おう!こっち来いよ!」と
フレンドリーに誘ってくれる。

ペルー出身のジャンベを持ったヤツや、
僕みたいに野宿しているであろう
スペイン出身のおっちゃんバックパッカー。

そんな彼らのセッションにスマートフォンで
歌詞を確認しながらラップみたいに唄う人。

そんなご機嫌なヤツらがいるのが
ポンピドゥー広場なのだ♪

 

 

 

 

しばらく彼らの演奏を楽しんだ僕は
昨日と同じ場所でバスキングをした。

一曲目でまさかの5ユーロ札が入ったが、
あとは昨日と変わらない。

レスポンスはボチボチ。

まぁ、ここで無理して喉を酷使する必要はないし。

 

 

 

アガリのコインを持って、
サブウェイで時間をつぶした。

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つぶすっていっても、
ここでの作業時間は
僕にとっては大事なんだけど。

日記を書いたり、絵を描いたり。

ブラックコーヒーのスモールサイズを
注文したらエスプレッソみたいな
ちっちゃいのが出てきてちょっとがっかりした。

 

 

 

 

外では小雨が降り出したようだ。

22時になってサブウェイを出ようとすると、
日本の慶応大学に留学していたという
外国人に話かけられた。

白人じゃなくて、肌の浅黒い
どっか別の国に期限があるようなヤツ。

ちょっとくらいなら日本語で会話できるヤツで、
久しぶりに聞く外国人からの日本語は
インド人を僕に思い出させた。

だってソイツは僕のことを
女だと勘違いしていたみたいで
「ハロー!日本人?あ、男か」って言ってたから(笑)。

あぁ、インドもっかい行きたいな(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は
空港泊はしない。

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ウィークエンド・チケットが
使えるのは今日の24時まで。

明日パリ市内に戻ってくるのに
10ドル以上かかるのなら野宿するよ。

 

 

というのも明日はここを離れる予定で
またお金がかかるからだ。

次の目的地はモンサンミッシェルへアクセス。

レンヌってとこからモンサンミッシェルに
10ユーロくらいでバスが出てるそうだけど、
それってクソ安くない?

マップアプリを開いてレンヌ駅に
ピンを刺すと僕は公園を目指した。

 

 

 

 

 

“Passy”という駅で降りた。
今日の朝もここからエッフェル塔を観に行った。

実はここから少し行った所に
野宿にうってつけの公園を発見したからだ。

エッフェル塔の見える公園で野宿って、
なんて贅沢なんだ。

 

 

 

小雨が降ってるおかげで人もほとんど通らない。

ライトアップされた
夜のエッフェル塔はとても綺麗だった。

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あ~、2日じゃ足りませんね。パリ。

またいつか、機会があったら、ね。
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2 件のコメント

  • あ~、もったい無いな~、2日じゃ足りませんよ!、パリ。

    物価が高くて、治安も悪いけど、ソルボンヌの学生の集まる
    カルチェラタンの街に行くと、夜には通りに大道芸人達が大
    勢集まり、とてもカオスで面白い街ですよ!。

    シミ君昔から若い芸術家が集まり、お互いが刺激し合う、素
    晴らしい街ですよパリは。

    • >JOSANさん

      パリは機会があれば
      再度チャレンジしておきたい街のひとつです。

      「世界一周」というのにルールなぞありませんが、
      ひとつの国や地域を知り尽くすということは
      不可能なんじゃないかなと思う今日この頃です。

      だって、僕、
      神奈川県に20年以上住んでましたけど、
      神奈川県のことどろか、
      地元のこともろくすっぽ知らない
      始末でした。

      自分から知ろうとする気持が大事なんでしょうね。

      毎回JOSANさんの知識や旅のエピソードには
      驚きやワクワクをいただいております♪

      カルチェラタンだなんて訊いたことなかったなぁ。
      次回こそ!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!