「新妻エイジが来たかった場所」

世界一周491日目(11/1)

 

 

ついに
11月を迎えてしまった。

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はやく!
はやくヨーロッパ脱出しないと!
ぜってー寒さで凍え死ぬ!

 

 

 

 

そう思っていたパリだったが、
なんだかパリ自体はそこまで寒くはなかった。

昨日もハロウィーンだったってのに、
遅くまでバカ騒ぎしているような
ことはなかったしな。

寝床をさがして中心地から大分歩いたし、
ここは静かな場所なのかもしれない。

 

 

だけど、やっぱり
僕が児童公園に野宿しているのには
かわりないわけで、

7時半には起きて撤収した。

マップアプリにピンを打ち込んでおくことも忘れない。

もしかしたら今日もここに
戻ってくることになるかもしれないからね。

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パリもアートの街だと思う。

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日本の漫画家に影響を与えた

「メヴィウス」っていう
漫画家もフランス人だ。
彼は去年死んでしまったけどね。

 

 

 

僕が漫画家を志すの背中を押してくれたのに
「バクマン」という漫画がある。

「デスノート」の
原案が大場つぐみ、作画が小畑健だ。

漫画家を志す二人の青年が集英社、
「週刊少年ジャンプ」を舞台に売れっ子漫画家を
目指して奮闘するお話なんだけど、

「漫画の描き方」みたいな本は毛嫌いしていた僕は、
毎週欠かさず近所のコンビにで
ジャンプを立ち読みしていたわけで、

漫画家というデスクワークながらも
スポ根が入った初期のストーリーが好きだった。

脚色だと分かっていても、
漫画家の仕事がどんなのなのかを知ることもできたし。

でも、僕が気になっていたのは、
漫画家がいかに缶詰で仕事を
しているかということだった。

ほとんど職場から出ずひたすら絵を描く。

資料を集めて、時に取材して、
素材からオリジナルの話を作るわけであって、
それってオリジナルなんだろうか?

 

 

 

 

てか、漫画家の人生ってどうなの?

 

 

 

 

なんか漫画家の顔写真見ると
生活習慣病にかかりそうだなって思うのは僕だけ?

 

 

僕はもっと経験を活かした
漫画家になりたい。

 

 

というか漫画は描くけど
「漫画家」という肩書きにはおさまりたくない。

やりたいことはいっぱいある。

叶えられるかなはわからないけど。

 

 

 

 

おっと、話が逸れちゃった。

その僕が影響を受けた「バクマン」に
“新妻エイジ”っていう天才漫画家が出てくる。

物語の中盤で、彼の連載が終わった時に、
自由になった彼が言った言葉が

 

 

「ピラミッドとオーロラと
ルーブル美術館に行きたい!」

 

 

だった。

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そして僕はバックパックとサブバッグと
手にアコースティックギターを持って
ルーブル美術館の入り口の前にいる。

開館時刻は9時。只今8時15分。

昨日買ったウィークエンド・チケットで
サラッと来れた。

 

 

僕の前には
7人しか並んでいなかった。

入り口前に置かれた、
LCCの荷物持ち込みの制限の箱(縦×横、何cmまで)が
あったけど、
ここは突入するしかない。

これでダメならーーー…、

そん時はそんときで考えよう。

 

 

 

9時に近づくにしたがって
少しづつ人が並んで来た。

開館時間になり、
前に並んでいた人たちが荷物検査のため、
エックス線だか金属探知機だかの
ベルトコンベアーに荷物を乗せているのが見えた。

何喰わぬ顔で僕も持っている荷物を
全てベルトコンベアーに乗せた。

途中バックパックのバックルがひっかかったけど、

 

 

 

あれ?これってもしかして…???

 

 

 

 

ルーブル美術館に
フル装備で入れる!

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っておれだけか…。

おいおい!

ついに来ちゃったよ!

ルーブルだよ!ルーブル!

新妻エイジが来たかったルーブルッッッ!!!

 

 

 

 

チケットはエキシビションも含めて
16ユーロ(2,280yen)。

もっと高いかと思ったけど、16だったら安い!
だってゴッホ美術館で15だったもん。

中には無料のクロークもあり、
バックパックとギターを預けることができた。

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「ルーブル美術館は
一日では周り切れない」らしい。

それほどまでにこの美術館は広い。

というのもこのルーブル美術館というのは
もともと要塞として立てられたお城を、
今では美術館として使っている。

 

 

 

館内は3つのエリアに別れていた。

僕は片っ端から急ぎ足で展示品を見て行った。

知識もなければ、時間もない。

自分でピンと来たものだけ見れればいい!

それにここにはあの
「モナ・リザ」もあるんだから!

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急ぎ足でひとつのエリアを見終わると
ちょと疲れを覚えていた。

それに隅から隅まで見るなんてできっこない。

日本語版の館内マップも手に入るのだが、
自分がどこにいるのかもよくわからない。

 

 

ベンチに座って一眠りをすると
また美術館をまわりはじめた。

日本人のツアー客の姿も何度か見かけた。

美術の先生みたいなガイドのおじさまが
丁寧に説明している。

すれ違った時に聞こえた
「ルーブルは歩く場所なんですよ」
といった言葉が身に沁みて理解できた。

 

 

有名な作品だけおさえて、観て回ったのだがー…

 

 

だんだんと
「凄い!」とっいた
作品に対する感動が

薄れていくのがわかった。

 

それほどまでにここには
美術品が溢れているのだ。

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「モナ・リザ」の前には人垣が出来ていた。

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絵自体はそこまで大きくないので、
まるで視力検査のようだった。

来客が変な行動を起こさないように、
「モナ・リザ」の前には椅子に座った
スタッフが待機している。

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彼のうんざりした顔を見て、
僕はなんとなく彼の気持ちを
察することができた。

彼はいつもここに
いるわけではないんだろうけど、
この観光客の多さにはうんざりするだろう。

どうせダ・ヴィンチが描いたことくらいしか
知らねーんだろ?お前らって感じで。

まぁ、僕もそのうちの一人なんだけどね。

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マジ暇そう!

 

 

 

 

 

意外に面白かったのは
アフリカの部族のお面や彫像だった。

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『なんでこんなデザインに
してしまったんだろう??!!』ってくらい
奇抜なデザインが多い。

こういうのはいい刺激になる。

 

 

 

 

 

気づけば5時間も
ルーブル美術館で過ごしていた。

あー、これは一日ずっといても周りきらねえわ。

見逃したのもあるだろうけど、
もう1ヶ月分くらい美術館行かなくていいわ。

 

 

パリには今日と明日の週末だけしか
いないつもりだ。

パリの文房具が可愛いのを思い出し、
それが手に張る場所を調べて行ってはみたものの、
情報収集の詰めが甘かったらしく、
文房具なんてどこにも見つからなかった。

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美術館だけでどっと疲れてしまった。

バスキングができそうな場所で
ギターを弾いてみたが、
こっちのモチベーションも低ければ
レスポンスもない。

一日にあれこれやるには体力がいるなぁ…。

 

 

 

フランスでのバスキングはそこまで稼げないらしい。

基本、パリ市内でのバスキングは
禁止されているらしいが、
唯一できるのが
ポンピドゥー広場
という場所みたいだ。

たまたま歩いていてら近くを通りかかったので、
どんなものかと行ってはみたが、
バスキングができそうな場所ではないことが分かった。

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少し斜度がついたコンクリートに
みんなが座ってビールを飲んでいる。

なんとなく代々木公園の
ゆるいイベントの雰囲気に似ている。

真ん中の方でディジュリドゥやジャンベを持った
グループを見つけたが、
ここは僕のやるような場所じゃないな…。

 

 

広場から離れた通路でバスキングを開始したが、
時間もあるだろう。レスポンスはそこまでよくない。

日本人の方が「がんばってね!」と
5ユーロ札を入れてくれたことが救いだった。

去り行くその人の後ろ姿に
「ありがとうございます!」
と大声でお礼を言った。

 

 

近くのお店の人が申し訳なさそうに
ストップをかけてきたので、
一時間くらいで僕はポンピドゥー広場を
後にすることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は空港泊
をしてみるつもりだ。

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今日分かったのだが、
ウィークエンドチケットでは空港までは行けないらしい。

メトロで空港までの行き方を尋ねると、
駅員さんはわざわざ経路を調べて、
それをプリントアウトまでしてくれた。

フランスのメトロはバックパッカーに優しいなぁ。

 

 

空港に行くのには「RER」という
郊外線に乗り換えなくてはいけないらしい。

空港までの行き方を調べたのだが、
日本語のサイトには

「早い時間と遅い時間は
襲われる可能性がある」

と怖いことが書かれていた。

 

 

ウィークエンドチケットでは
RERの途中の駅までしか行くことができなかった。

だが、途中の駅で降りて
そんな襲われる可能性のある駅で次の電車を待つよりかは、
空港で追加料金を払えばいい。

シャルル・ド・ゴール空港で駅員さんに
「追加料金は払えますか?」と尋ねると、
『何言ってんだ?コイツ?』みたいな顔をされ、
「そのまま通っていいわよ」と言われた。

 

 

 

え?払わなくていいですか?

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ちなみにウィークエンドチケットを
持っていても5.6ユーロ(834yen)かかる。

持っていなければ千円くらいかかってしまう。

ラッキーじゃん!
正直者には金の斧ってやつか。

 

 

 

 

空港駅から無料の
シャトル・トレインで空港まで行った。

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空港にはほとんど人がおらず、
トイレで心置きなく髪を洗うことができた。

電源の確保もできることもいい。

マクドナルドは早めの閉店だったが、
食糧は買っておいたので
お腹が減ることはなかった。

 

 

ベンチは横になれないように、
ひとつひとつが肘おきで区切られていた。

僕は荷物を紐でひとくくりにして
ベンチの下にマットを敷いて横になった。

 

 

空港のスタッフは何も言って来なかった。

ここは寒い夜風も吹かないし、
物音に怯えることもない。

少しお金はかかるけどー、

 

 

今日はよく眠れそうだ♪
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2 件のコメント

  • シミ君ルーブルはとても広くて、館内をすべて歩くと23kmにも
    成ります、私はパリに10日間いて2日間、ルーブルに通いました
    が統べては見れず、歩き疲れました。

    パリには数え切れないほどの美術館が有り、日本の国宝級の
    美術品も日本から戦後多数持ち去られて、殆どが外国に有る
    東洋美術館に、飾られている様な状態です。

    ルーブルは十字軍が戦争で外国から略奪した、美術品の陳列
    が殆どで、何十年と外国からの返還要求の裁判が続いて居る
    、泥棒美術館として有名です。

    • >JOSANさん

      ななな、なんとルーブル美術館にそんな
      背景事実が隠されているとは!!!

      「海賊たちの戦利品」
      というところでしょうか?

      それに日本のお宝が
      海外に散らばっているというのも…

      なにやら漫画のネタ的に美味しそう
      に思います♪

      何事も背景知識は大事ですね。

      でも、調べ過ぎて面白味が
      損なわれてしまいやしないかとー…

      そんな言い訳です(笑)

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!