「依頼、舞い込む」

世界一周598日目(2/17)

 

 

依頼

が舞い込んできた。

IMG_6490

 

 

 

まるでキノコが生えそうな日の当たらない雑居ビルの5階に
事務所を構える売れない探偵
(バツイチで養育費の支払いにヒーヒー言っている)
の元に突然舞い込んだ依頼。

そんな感じだった。

 

 

 

ここはウガンダ、カンパラ

泊まっている宿はWi-Fiサクサクで

僕は絶賛テント泊の真っ最中だ。

 

 

 

依頼人はモロッコでお会いした、
タカユキさんという方
だった。

日本には既に帰国されたそうで、
今は仲間たちとバーをオープンさせたらしい。

そのバーで使うメニューを僕に描いて欲しいとのことだった。

 

 

前回モロッコのフェズでお会いした時は、
僕は「旅する水墨画家」のシンペイ兄さんと行動を共にしていた。
あの時はお世話になりました!
二人で路上ペイントをしたのはいい経験でした!

 

 

タカユキさんはモロッコ人の友達と行動してた。

僕たちとは宿の近くのメシ屋で
たまたま顔を会わせただけの間柄なのだが、
その後Facebookを通じて知り合うようになった。

 

 

実を言うと、フェズにいたときから
コラボレーションの話はあった。

ただ、お店の雰囲気と僕の絵柄が
かけ離れたものであったということと、

僕なんかよりはシンペイ兄さんの方が
よっぽど適役だということで、
僕はその時はコラボの話を断っていたのだ。

 

 

 

 

「旅している仲間と何かやってきたい!」

というタカユキさんの言葉に、僕は心を動かされた。

こんな「旅する漫画家」と名乗っている、
得体の知れないヤツに絵を描いて欲しいと
また声をかけてくれたのだ。

僕は人のためだったら絵が描ける。

 

 

 

 

僕はさっそくタカユキさんと
Facebookのメッセンジャーで連絡をとった。

タカユキさんの要望は

「漫画風のメニューを作って欲しい」

ということだった。

 

 

タカユキさんは他にも
友達のアーティストに声をかけているようで、
僕が担当するのは飲み放題メニューだった。

 

 

そして肝心のバーだが、

なんと表参道の骨董品通りにある、
僕なんてとてもじゃないが入れないような
ハイセンスなバーだった。

 

 

名前を

“MANEUVER(マニューバー)”

あ、どんなバーかはFacebookページがあるみたいです。
表参道行かれるかたはコチラ

 

 

と言い、
バー以外にも同じ名前で
自分たちのオリジナルブランドを展開するそうだ。

まだまだできたばかりのバーで、
かなりドタバタしていることが想像できた。

そんな中で僕の絵はどれだけ力を貸すことができるのだろうか?

 

 

 

僕はタカユキさんからバーの雰囲気を掴むために、
店内の写真を大量に送ってもらった。

IMG_6539 IMG_6555 おねーさまがた

 

 

 

僕が思い浮かべたイメージは
シン・シティー」っぽいダーティなイメージだった。

このバーに置いても平気なメニューなら、
アメコミのタッチでダークな感じを表現できればいいのだろう。

僕はそのイメージをタカユキさんに伝えると、
タカユキさんは僕の提案に乗り気だった。

 

 

 

 

早速、僕はイラストを描く紙を買いに行った。

旅先で、しかもアフリカで絵を描くのだ。
道具のクオリティはどうだろうか?

僕が今滞在しているカンパラはウガンダの首都だ。

宿のある場所は町の中心地から2kmほど離れているが、
中心地の方向へ向かうにつれて、
文房具店をいくつか見かけるようになった。

文房具店と言っても、かなりちっぽけで、
商品のラインナップも決して多くはないが、
コピー用紙であればどこでも手に入るということが分かった。

一枚100シリング(4yen)のA4版のコピー用紙を20枚仕入れた。

 

 

 

宿に戻ると、さっそくアイディアを紙に描いて
iPhoneで撮った写真をタカユキさんに送った。

IMG_6557 IMG_6559 IMG_6567

 

 

 

ペン入れをしていない鉛筆描きのラフの絵では、
タカユキさんを納得させることはできなかったみたいだ。

確かに宿のWi-Fiはサクサクで、
画像も問題なく送ることができたのだが、

問題は“時差”だった。

 

 

ウガンダと日本の時差は6時間ある。

だから、活動する時間がある程度かぶっていないと
早いレスポンスを得ることが難しい。

 

 

アイディア→確認
→修正→確認→下描き→確認→…

 

 

いう風に地味に時間がかかる。

 

 

 

 

この日は微妙なところで打ち合わせが終ってしまった。

Facebookのメッセンジャーだけでは
細かいニュアンスが伝わりにくいし、
テンポのいいやり取りが重要だなと僕は感じた。

世界中どこにいたって絵がかけるけど、
相手の要望に沿うために何回もやり取りするのは難しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗く

なってしまうと絵が描けないので、
100円ちょっとするインスタトコーヒーを注文して、
テーブルにパソコンの上にパソコンを開いた。

 

 

まずは始めたことは「シン・シティー」の画像を検索して、
コミックスの画像を集めることだった。

IMG_6503 IMG_6518

 

 

 

“Sin City”の作者であるフランク・ミラーの絵は
明暗が極度にはっきりと別れている。
見ていると影と光の部分が反転する絵もあるくらいだ。

僕は彼のようなタッチの絵をこれまでに描いたことがなかった。

一体、人の顔や体に光が当たるとどのような影ができるか、
あたまの中では漠然とイメージできていても、
実際に描くとなるとなかなか思うようにはいかない。

 

 

これは自分のスキルを上げるのに、かなりいい機会だと僕は思った。

いつもノートにしか絵を描いていないけど、
それよりも大きなサイズの紙に絵を描くと
いつもとは違った感じした。

 

 

 

 

資料を集めながらBGM代わりにYouTubeで音楽をかけていた。

今日かけていたのはデビュー当初のELLEGARDENのライブ映像だ。

http://youtu.be/qT_2z6c3Pws
 

資料集めが一段落すると、
BGM代わりにしていたのに思わず見入ってしまった。

昔の映像なのに、そこにある熱量をありありと感じることができた。

ところどころで鳥肌が立ち、

 

 

『あぁ、ライブ行きたいな』

と何度も思った。

 

 

 

今年で細美さんは42歳になるが、
今見ても、そして当時を見ても「若い!!!」としか思えない。

ライブをやるにはやっぱり体力と若さが
必要なのだということがよく分かる。

細美さんもいつまでも唄っていられるように
タバコを辞めたとラジオで言ってた。

それがいつなのかは分からないけど、
僕も26歳のタイミングで辞められてよかったと思う。

あれ、吸ってても別にこれといったメリットないもんね。
リラックスなんてしたことなかったかも。

タバコを吸っていると『落ち着いた気分になれる気がする』だけだよ。

(とか書いておいて、
3本くらいガクくんからもらいタバコしてたんだけどさ。
もらいタバコはいいルールなの!)

 

 

 

なんだかライブ映像を見ると、元気がもらえる。

さてと。明日も描くぞ。

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ABOUTこの記事をかいた人

「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!