世界一周618日目(3/9)
ここはマラウィ、ンカタン・ベイ。
今日で滞在5日目だ。
もう旅の資金も残りわずか。
物価の低い国で4月1日の
ヨハネスブルグからのフライトまで時間調整。
只今「合宿中」。
そう言うと自分の沈没も有意義に思えてくるから
言葉って不思議ね。
「自分探し(現実逃避)」とかさ
「充電中(働きたくない)」とかさ
「花嫁修業(場合によっちゃニート)」とかね。
早く”自称”から、”呼称”に変えたいものです。
「旅する漫画家」。
いつになったらそう呼ばれるのだろう?
まぁ、描くしかねぇべ。
朝起きると、今日は行きつけの食堂に
朝ご飯を食べに出かけた。
ここではメニューに「BREAK FAST(朝食)」の欄があり、
そこではミルクティーやパンなどが
手頃な価格で販売されているのだ。
チャパティー二枚とミルクティーで400クワチャ(106yen)。
チャパティーに砂糖をまぶすと意外に美味しい♪
脳に糖分を行き渡らせて、
食堂で日記を一本書くと僕は宿に戻った。
実は今、
新たな依頼が舞い込んで来ている。
ブログ「MaSaTo 世界一周学校」のマサトと共に
サハラマラソンを走ったという
“ウシさん“という方からの依頼だ。
僕がマサトさんにイラストを描いたのをFacebookで見て、
自分も描いて欲しいのだとわざわざ僕に依頼してくれたのだ。
このウシさんという方は非常にファニーな方なのだ。
なんと灼熱の砂漠を牛の着ぐるみを着て走ったらしく、
日本では温泉宿を経営されているらしい。
ウシさんからの依頼をいただくにあたって、
何度かFacebookのメッセンジャーでやり取りさせてもらったのだが、
そのやり取りの中でウシさんはこう言った。
「僕の宿と関わった人たちって、
多くの人たちが成功してるんですよね。
だからシミくんの夢もすぐに叶うと思いますよ♪」
ほんの数回のやり取りだったが、
ウシさんが超ポジティヴ・シンキングの持ち主で、
僕と同じ運命論者なのは理解できた。
僕はこういう大人の方が大好きだ♪
僕は日本にいたころ、経営者の自伝的な本を何冊か読んだ。
彼らに通じるのは自分が成功すると信じて疑わない、
『その自信はどこから来るの?!』と聞きたくなるような思い込みっぷり。
そして、行動が伴っているということだった。
ウシさんも間違いなくその一人だろう。
僕が一番始めに読んだ世界一周の(帰国後の)ブログには
「一見関係ないとされる学校内での運度神経の有無は、
その人が人生で成功するかどうかに多大な影響を与える」
そのようにブロガーさんの見解が述べられていた。
簡単に書くと
【運動できる
→人気者(モテる)
→自信がつく(『人生って楽勝じゃね?』)
→バラ色の学園生活
→その流れで社会に出る】
とそんな流れだ。
はっきし言って僕は
運動神経の”ある”人間ではなかったので
(っていうかなんで十代の前半までは「足が早い」ことが
あれだけのアドバンテージになったんでしょうね?
そのブログにもそう書いてあったな)
今はそう言ったメインストリームに対して
反逆の”のろし”を上げている。
のろしで終ってしまわないか非常に気になるところですが…。
ここの話での重要なポイントは
「根拠のない自信(思い込み)」というのが、
実はとてつもなく大事なのだということだ。
この「自信」ってヤツは別に
根拠や実績なんかが伴わなくたっていい。
これがあることによって、
人生との向き合い方は大きく違ってくるのだ。
最小規模で言ってしまえば「なんとかなる」
悲観的な状況でも、好転させられる。と信じる。
「自信」
ってマジすげぇ。
僕はこれがなかったから、
なんとか後天的に身につけようとして
変な本や映画から影響を受けたし、
あれは間違っていたとは思えない。
自分を信じて何が悪い。
誰も気にしてないからご安心あれ!
強く思うだけなら自由でプライスレス!
それであなたの人生輝くならハッピーじゃない???
そんな温泉宿のご主人から僕は依頼を受けたのだ。
描く絵の内容というのは、
ウシさんがサハラマラソンを走るイラストだ。
だから僕はその資料を集めるために
ここのクソWi-Fiと悪戦苦闘を繰り広げている。
(もうイライラさせられっぱなしですよ!)
前回ウガンダで描いたバーで使われるメニューのイラストは、
アイディアのやり取りが足りていなかったのを踏まえ、
今回はすぐにイラスト製作に取りかからずに、
ラフ画を送ってイメージを共有することから始めているー…
のだが、Wi-Fiの調子がコンニャロウだ!
資料を集めたいのだが、ちっとも進まないし、
時差はあるのでウシさんともやり取りが進まない。
とりあずアイディア図を数点ウシさんに送って
この日はいつものようにノートに漫画を描いていた。
新しく
宿に来たのはデンマーク人のバイカー二人だった。
つい先日までいたドイツ三人組とは違い
大人の静けさのようなものを持っていた。
彼らも南アフリカで買ったというテントが
宿のキャンプサイトにはふたつ立っている。
僕が黙々と絵を描いていると、「食事に行かないか?」
と誘ってくれる優しさまで兼ね備えていた。
だが、僕はあまりに夢中になり過ぎて、
せっかくの誘いを断ってしまった。ごめん…。
デンマークの二人に遅れて、いつもの食堂でご飯を済ませた。
宿に戻ってシャワーを浴び、
さて、日記でも書きますかなと
パソコンを起動させたのだがーーーー…
「あれ?」
画面に点滅する不吉な「?」マーク。
そしてそれ以降ウンともスンとも言わない。
急いでiPhoneで検索する。
セーフブートだの
色々と対処方法を試してみるが、画面は変わらず。
あへっ、
パソコン壊れた…
げふっ…。
Appleストアって南アフリカ…
だよね…。
てか、直るの?これ?
★「旅する漫画家」
★twitter「Indianlion45」
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