「ティムホートンズの外で君を待っている」

世界一周649日目(4/9)

 

 

寝られねえっっっ!!!

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もう何なんだよ!

サバイバルシートなのにサバイバルできてねーよ!
結露ハンパねーし。明け方にはその結露で寒いし!

いや、サバイバルシートがなかったらもっと寒いのか??!!

どうしたらこの寒さに対処できるのか分からない。
やはり高い高機能の寝袋とかを手に入れないと
この寒さに打ち勝ちことはできないのか??

いや、それともどっかの戦闘民族並みに極限状態まで追い込まれないと
生き残る秘策みたいなのは思いつかないものなのか?

 

 

 

ここはカナダ、モントリオール

機能していない、床の抜けた形だけの東屋の横で
僕はテントを張っている。

もうギリギリです。誰か僕に健やかなる睡眠を与えたまえ。

 

 

 

何もこんなクソ寒い中でわざわざ寝なくても
リーサルウェポンとも呼べる特別な施設がここ、カナダにはある。

それホームレスの人々のための施設なのだが、

「シェルター」

と呼ばれる、寝床とメシが無料で手に入る施設があるらしい。

こんな寒空の下で野宿なんてしているヤツなんて僕以外にいやしない。
みんなシェルターに避難して、ぬくぬくとこたつの猫のごとく
暖をとっているのだろう。うらやましい!

 

 

僕はこの施設の存在をブログを通して知った。
別に貧乏旅行者が尋ねって行ってもそのサービスを受けられるのだとか。

僕はそのシェルターに

どれだけ行きたかったことか。

だが、いざ自分がシェルターに行くとなると
どこか引っかかった。

キャンプ生活をしているのは節約のためだ。

お金がないわけじゃない。

 

 

 

僕はここで「特別ルール」を設けることにした。

先人にならって、誰かからシェルターを紹介された場合には
そこを利用してもいいことにしたのだ。招待制のSNSかなんかのように。

縁がそこに行ける。

だけど、自分から行くようなことはしない。

存在は知っているけど、向こうからの働きかけがないことには
シェルターには行かない。

そんなルールだ。まぁ、ご都合主義ですけどね。

 

 

 

今日も深夜4時過ぎの冷え込みのせいで眠れなくなり、
足の指先はコチコチになっていた。

サバイバルシートの中は結露まみれで、
中に入れたいた寝袋は結露をたっぷり吸ってしなっていた。

7時半にもうこれ以上寝られないことを悟ると
僕はしかたなく活動を始めることにした。

 

 

まずはサバイバルシートの結露を拭き取ることから始めて
昨日よりも早く撤収を終えた。

バックパックを背負い、痛む足をひきずって、
テントを立てた小高い丘を降りた。

 

 

 

 

 

 

 

カナダ

には沢山のコーヒーショップがある。

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スターバックスなんて日本のコンビニくらいどこにでもある。
通りを二本挟むとまたスターバックスがあったりする。

なんでたってあんな高いコーヒーショップが人気なのだろうか?
確かに美味しいけど、僕にはやっぱり高く感じる。
日本にいる時だっもちろん滅多に行かない。

長居できないイメージなんだよねぇ。

もちろんここにあるカフェはスターバックスだけではない。
定番の「ティム・ホートンズ」や
ちょっと高めの「セカンド・カップ」なんかもある。

 

 

 

 

 

今日僕が足を運んだのは、チェーン店らしかったが、
今までにみたことのないカフェだった。

コーヒーは三種類の豆から選べ、
それにマフィンが着くとちょっとお得な感じ♪

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店内にいる客は僕しかいなかった。
カフェはちょっとした貸し切り状態にあった。

しかもコンセントの数が多く、
充電しながら作業することができた。

もちろんWi-Fiだってサクサクだ。
これなら今日はここで寝るまでの時間をつぶそうかな?

僕はブログをアップして日記を一本書くと、
モントリオールの面白そうな通りについて調べてみた。

まだ見れていないモントリオールもあるみたいだ。
今日はそこに行ってみることにしよう。

 

 

11時にはカフェを後にした。

 

 

 

 

 

 

 

ここ数日

ずっと足首が痛んだ。

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原因は歩き過ぎということが自分でも分かっていたのだが、
これが体を動かし続けていれば鍛えられるのか、
単なる負荷の蓄積なのかわからなかった。

足が痛まないように、いつもよりもゆっくりとした歩調で歩く。
坂道になると酷い時の筋肉痛みたいな足首がギシギシした。

 

 

都市型キャンプ生活をしている僕は四六時中バックパックを背負っている。

バックパックはテントを含めても15kg程度。
そこまで重くはないのだが、
サブバッグはパソコンも入っているため7kg。
それにかさばるアコスティックギターも持ち歩いている。

また、履いているのがブーツというのも
足が痛んでいる原因なのかもしれない。
中敷きがお洒落な皮素材なのだ。
ショック吸収とかそういうのは一切ない。
長距離を歩くことを目的には作られていないのだろう。

となると、やはり旅にブーツを履いていくのであれば、
アウトドア用のブーツの方が適しているように思える。
相棒のまおくんが履いていたメレルのブーツ、あれよかったな。

街を歩き回ったとして
一日の終わりに蓄積されるであろう疲労のことを考えながら、
ペース配分を意識した。

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チャイナタウンだ。

 

 

 

モントリオールの端のほうにある観光地的な場所に
足を運んでみたのだが、そこにはほとんど人の姿はなかった。

僕が訪れた通りは石畳がヨーロッパ的な雰囲気で有名だという通りだった。
土産屋が通りにいくつも並んでいたが、どこも暇そうだった。

前日に振った雨により、
水はけの悪い通りはなんだか汚らしくさえも感じた。

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端を渡った隣り町にも行ってみる予定だったが、
そんな石畳のストリートを見ていると、
向こう側に渡っても特に面白そうなことはないだろうな
と見切りをつけて、僕は街の中心地に戻ることにした。

時間は早かったが、
僕は昨日もバスキングをした地下道に行ってみることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、

13時だってのに、
そこには既にバスカーが所定の位置に着いて楽器を鳴らしていた。

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中には昨日も見たギター弾きがいた。

隣りで宗教の勧誘をしていた人たちに
「いつからギターを弾いているの?」と訊ねてみると。
「一時間前かしら?」と言った。

「15時くらいには演奏が終ると思うけど」と言っているさなか、
ギター弾きの弦が切れ、彼は帰りそうな素振りを見せていた。

僕は彼のもとに駆け寄り「もう終わりですか?」と訊いてみた。

するとギター弾きはよそ者に対する嫌悪感を露わにした。

 

 

「お前、フランス語は喋れるのか?」

「いえ」

「英語は?」

「喋れます」

「あぁ?なんだって?お前の英語はダメだ!ダメだ!
もっと英語を勉強しろ!話にならない!
それに私はまだここでやるからな!」

 

 

このポジションに固執する彼を見ると、
僕はもう馬鹿らしくなってしまって苦笑しながらその場を後にした。

彼には彼の生活があるのだろう。

よろしい。そこでずっとギターを弾いていればいいさ。

 

 

 

「あんたに必要なのはコミュニケーション能力だけどな」

 

 

と捨て台詞を吐いておいたが、

彼の耳にはこれっぽっちも届いていないだろう。

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別の地下道にも行ってみることにした。

“McGill”というの地下道はバスキングにもってこいの場所だったが、
壁沿いにくっついて三角座りをする物乞いを除いて
他のバスカーは誰もいなかった。

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僕はおっかなびっくり演奏を始めたのだが、
警察がやって来ても何も注意されることなく通り過ぎて行った。

おお。あるじゃないか!こんな場所にも。

地下道のいいところは声を張り上げなくても
歌を響かせることができるところだと思う。

 

 

その空間に最適な音量を見つけると、気持よく自分の曲を繰り返した。

レスポンスも悪くはなかった。
中には僕にサモサの差し入れをしてくれる人さえいた。

最後の方に声をかけてきてくれた
日本人のハーフのハヅキちゃんとお喋りをして、
似顔絵を描いてこの僕のバスキングは終了した。

アガリは24ドル。僕にとってはありがたい収入です♪

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満足して

今朝も行ったカフェに足を運んだ。

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僕は机に向かって作業する時間が長い。

絵を描く時間をしっかりととって起きたいし、
いつものクドクドした忘備録的日記も地味に書きたまっている。

買ったばかりの新しいアイディアノートに書き込みを加えていると、
あっという間に時間は過ぎていってしまう。

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外を見ると雨が降り始めていた。

 

 

僕が持っているボロテントはいくらかのプライベートな空間作りと
風をしのぐ程度の役割しか果たして暮れない雨漏テントだったので、
僕ができることはここで雨が止むのを待つということだった。

 

 

そんな時に以前、

モロッコのメルズーガという小さな町で会った
ブータン人のヴィシャルからFacebookを通して連絡が来た。

彼はどこがだか分からないがカナダに住んでいると言っていた。

 

 

僕が今モントリオールでキャンプ生活をしていることを伝えると、
モントリオールに住んでいる彼の友達を紹介してくれるというではないか!
それこそまさに天の助けだった。
その友達というのもブータン出身の人らしい。

ダメもとで救助要請をしたのだが、すぐに返信があった。
僕は自分の位置情報を彼に送って、
ティム・ホートンズで彼が来るのを待った。

 

 

 

 

 

30分ほどでFacebookに連絡が来た。

外に車を停めているというので行ってみると、
アジア人顔のお兄さん、ヤムが僕を待っていてくれた。

「こんな時間にすいません」とお礼を言い、車に乗り込んだ。

ヤムは「お腹すいてない?」と僕にピザまでごちそうしてくれた。

ピザ

 

 

 

 

モントリオールの中心地から来るまで
10分ほど走ったところにある住宅地のマンションの一角に
ヤムの部屋はあった。

部屋はかなりシンプルなものだった。

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時間も時間だったので、ピザの残りをいただき、
シャワーを浴びて、お礼を言って寝ることにした。

久しぶりのシャワーはほんとうに気持がよかった。

カナダのマンションは「セントラルヒーティング」といって、
建物全体が常に一定の温度を保っている仕組みだったので、
ちっとも寒くはなかった。

 

 

 

 

寝る前にやることがある。

僕はスケッチブックにヤムの似顔絵を描いて、
それから寝袋に入った。

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なんだか、欲しい時に助けてもらえるって、ほんとうに運が良いというか。
感謝の気持は忘れちゃなんねーですね。当たり前なんてないんだから。

にしてもまた今日もシャワー浴びてねえんだわ。これが。
「体の臭いチェッカー」みたいなのがあったら間違いなく買うな。

 
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ABOUTこの記事をかいた人

「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!