「MacのWi-Fiが調子悪い。もうブログ更新できないかも」

世界一周719日目(6/18)

 

 

ビーチで

テントを立てずに寝るのは
少しコツがいる。

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夜になると潮風は強くなり気温も下がる。
そのままで寝ればシケでからだが濡れてしまう。

 

 

だから僕は考えた。

砂が体中につくのは勘弁なのでテントの本体は
ピクニックシートのように下に引き、その上に寝袋を敷いている。
寝ている隙に荷物を盗られるのはチェコで学んだことなので、
テントの中に入れてしまう。口のジッパーはしっかり閉じ、
さらにダイヤルロックで固定する。

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肝心なのはこの次だ。

テントのフライを布団のみたいに体にかけてしまうのだ。
こうすればかなりシケを防ぐことができる。
実際これをやってみると保温にも役立つのが分かった。
さらに荷物部分のふくらみが、

まるでもう一人
そこに寝ているような
感じになる。

 

完璧だ。

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意外に夜は冷えるのでジャケットは必須。
まぁ寝袋が薄いだけなんだけどね。

 

 

 

ここはアメリカ、ロサンゼルス

ビーチは思っていた以上に寝やすいかもしれない。

 

 

 

7時を過ぎた頃から、ビーチを利用する人たちが現れ始め、
砂浜をならす車が辺りを走り回る。
清掃員たちがビーチのごみ拾いをしているので、
それに巻き込まれないようにずらかろう。

実を言うとそこまで清掃員は厳しくない。

なぜなら僕の他にもビーチで野宿しているヤツは
4~5人はいるからだ。

近くても20mくらいの距離感があるので、
お互いのプライベートな領域を侵害するようなことはない。
彼らは7時になったころには
どこかへと消えていってしまうのだ。

さしずめ、僕はビーチ宿泊者の新入り。
清掃員からしてみても起きるのが遅いホームレスってところだろう。

 

 

ポカポカしてきた8時になると僕は荷物を片付けた。

この方法で野宿すると撤収もあっという間だ。

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水シャワーは気合いで乗り切りましょう笑。
下着一枚でシャワーを浴び、体を洗い終わった後は併設するトイレで着替えます。
だって濡れたままのパンツって嫌でしょ?

 

 

 

そろそろ野菜を摂取しなければと思い、
僕が向かったのはサブウェイだった。

朝食メニューのコーヒーがつく6インチのブレッドで5ドル。
先進国なので食費だけで一日10ドル以上はかかってしまう。

カフェやマクドナルドで作業をするので
ここはどうしても切り詰めることができない。

 

 

サンフランシスコで出会ったフリーランスで
パタゴニアと関わるジェイの友達のドニー
ロサンゼルスに住んでいる。
彼ともシカゴの「Worn Wearツアー」で会った。

当初の予定ではホームステイさせてもらうつもりだったのだが、
彼はただいま出張中だそうだ。

まぁ仕方ないよね。楽はすんなってことだろう。

 

 

 

 

 

コーヒーを片手にWi-Fiのある隣りのマクドナルドへ梯子し、
SNSに無駄に時間を喰われて僕は店を後にした。

サンタモニカは僕が思い描いていたような古着の町ではなかったが、
ここにもpatagoniaストアがあるのだ

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ビーチから

歩いて10分もしない場所にストアはあった。

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店内は広く、吹き抜きの天井で解放感がある。

朝の時間帯で静かなこともあり、
いつものオーバーリアクションは控えて
荷物だけ置かせてもらった。

 

 

店内をブラブラしようかと思っていると
スタッフの女性がフレンドリーに声をかけてきてくれる。

こちらもそんなことを期待していなかったので少し戸惑う。

旅の話やベンチュラを訪れた話をすると、
別のスタッフも話を聞きにきてくれたりする。

まさかロサンゼルスみたいな大都市のお店で
こんなフレンドリーに接してくれるだなんて意外だった。

あぁ、やっぱりパタゴニアだよ!

 

 

 

接客を担当してくれたのは
ダニエルという大柄の韓国人のお兄さんだった

両親がアメリカに移り住んであとに生まれれ、
仕事の関係で日本で9年暮らしたことがあるみたいだ。
その時はインターナショナルスクールだったらしい。

面白いことに韓国語が喋れないのに日本が喋れる。
もちろん英語はネイティヴという面白いお兄さんだった。

 

 

話していると一緒にランチに行きませんか?
と誘っていただいたので、
ダニエルが休憩を挟むまで店内をブラブラして時間をつぶした。
ここがカリフォルニアで一番大きな店舗らいしい。

いや、お店もいいんだけど、
やっぱり働いている人が素敵だと居心地がいいよね。

 

 

 

 

「それでは行きましょう!」

日本語で話ながら僕とダニエルはカフェ・レストランへと向かった。
歳も近かったこともありダニエルとの会話は弾んだ。

 

 

「ダニエルはどうしてパタゴニアで働こうと思ったの?」

「いや、自分でも分かりません」

少し照れくさそうにダニエルが言う。

 

 

ダニエルは根っからのアウトドア好きというわけではなかった。
美大で総合的にデザインや絵を学び、たまたま応募したパタゴニアに
採用されたというのだ。

 

 

「いや、だってパタゴニアで
働こうと思っている人って沢山いるよね?」

「う~ん。最後に面接だけしましたけどね。
自分でもなんで働けているのか分からないです」

 

 

 

 

カフェ・レストランは店から
歩いて3分程度の場所にあった。

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ランチの時間帯でレジには列ができている。
カウンターの向こう側ではスタッフたちが忙しそうに手を動かしていた。

どうやらここはオーガニック系のレストランのようだ

14ドルほどのビーガンのサラダ盛り合わせを
ごちそうになりながら僕はダニエルにいろいろと質問を投げた。

 

 

 

ダニエルはまだパタゴニアで働き始めて
2年しか経っていないと言った。

ここで時間を過ごせば過ごすほど、
どんどん自分の知らなかったことが見えてくる。

パタゴニアとはダニエルにとって学びの場であるように思えた。

 

 

「ダニエルはパタゴニアで何をしたいの?」

「そうですね。
僕は自分の学んだことをもっと伝えたい、そう思っています。
だから人と繋がることそれが大事ですね♪」

 

 

企業としての環境への取り組みは、
内部だけで完結するものじゃない。
周囲の人間も巻き込んでよりよい社会を作っていくこと。
世代から世代へ。

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僕が大学時代に在籍した「ごみゼロナビゲーション」も
「一人が動けば社会は変わる!」をスローガンに
アクションを起こす一人をできるだけ増やす活動をしていた。

ごみから社会が見えてくる。
そして活動の主な現場が野外音楽フェスだんなんて
クールな団体だった。

春と秋に新人スタッフを募集しているから
学生で何か学びたいことがある人は一度ボランティアで
活動に参加するのもいいだろう。

 

 

なんだかんだであそこで学んだことが
未だに僕の中で中核をなしているんだから、
たった一年だけでもあそこにいた意味はデカい。

相棒はその母体となる「iPedge(アイプレッジ)」で働いている。
彼もまた伝える役目をおっているのだ。

 

 

 

 

 

パタゴニアは服を作ったり
売ったりするだけじゃない。

人と繋がり、社会に働きかけ、そして世界はよくなっていく。

理想論かもしれないけど、シンプルで現実味がある。
タイのチェンマイで会ったフランス人のおっちゃんが
同じことを言っていたのを思い出した。

 

 

 

僕はダニエルに質問を投げ、
そして僕も自分のやりたいことを語った。

こういうたった数時間の出会いでも共有した時間の密度が高まる。

そして、やはり人は自分の知らないことを知っている。

 

 

 

 

ダニエルとの出会いでさらに嬉しかったのは、
スキャナーを貸してもらえるということだった

仕事の終わる18時前に店に行くことを約束して
僕はスターバックスへ作業をしに行くことにした。

店内のテーブル席はほとんど埋まり、
僕が作業できる場所はカウンター席しかなかった。

スツールに腰掛けると体を急な角度で曲げなくては
絵がかけないような場所だった。どうする?

 

 

いや、テーブルと椅子が高いんだったら、
立っても作業できるじゃないか!

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ザンビアで試した「スタンディングディスク

この旅の中で身につけたことは何も考えだけじゃない。
色んな場所で絵を描いてきたんだ。

作業をする上でいくつかの条件はあるにせよ、
ここで描けないわけじゃない。

スターバックスで立ちながら作業するヤツは
今まで見たことがないが、僕はそんなことを気にしなかった。

アメリカにはユニークなヤツらがたくさんいる。
僕もその一人だ。日本でやったら浮いてしまうようんなことでも、
ここなら許容範囲だ。そういう空気感を僕は羨ましく思う。

 

 

 

マサトさんから依頼された電子書籍の表紙絵の作製も
ラストスパートだった。さっともう一枚を仕上げた。

イメージ 1 イメージ 2

線をくっきりと画像加工してあります!

 

 

 

イラストを書き終わると、

僕の集中力はプッツンしてしまった。

 

 

何か他のことをする気が起きない。
ただ無駄にSNSに時間を浪費してしまう。
それが自分でも分かってしまうのだからタチが悪い。

 

 

気分転換に外に出ることにした。
16時だったが、まだまだ日差しは強く、すぐに汗が噴き出した。

見つけたのはオーガニック食品をメインで扱うスーパーだった。
そして値段もそこまで高くない。

僕はバナナとクリフバーを買って外に出て煙草を吹かした。

 

 

 

 

『この自由な空気はどこからくるのだろう?』

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もちろんアメリカもいくつも影を抱えているのは分かっているが、
日本で感じたようなあの「閉塞感」はここでは感じられなかった。

みんな毎日を楽しんでいるようにさえ思えた。

自分が日本人だからマイナス面にばかり
目がいってしまうのだろうか?

何か新しいことをやろうとすると嘲笑し
「うまくいかない」と揚げ足をとる。

日本の社会を良くするはずの政治家の活動を耳にする時は
大抵ネガティヴなことだ。

そして再び自分へとフォーカスを戻す。

 

 

「さて、一体おれに何ができるのだろう?』

と。

 

 

旅から学んだことは絶対日本に帰ってからも活きる。
それをずっと探し続けて来た。
ここに来てやりたいことがどんどん見えてきた。

そうだ。
おれという個人が動けば社会を動かすきっかけになるのだ。
社会を変えるのではない。自分の身の回りをよくしていけばいいのだ。
おれはおれでしかない。良い意味では悪い意味でも。

 

 

 

18時前にパタゴニア・ストアへと戻った。
スキャンしてもらったデータをメールで送信してもらった

サンタモニカのパタゴニア・ストアでは
コーヒーが無料で飲めた。それも嬉しい。

店舗の中央にあるテーブル席に腰掛けて
ゆっくりとダブルのアメリカーノを飲んだ。

ダニエルとお別れを言いストアを後にした。

 

 

 

その後は23時までマクドナルドで作業をした。

今描いているのは「世界新聞」に寄稿する漫画だ。

個人の裁量で気候しているので少しずつしか進まないが、
これも大事な制作活動だ。

何も欲張ることはない。

今日はパタゴニアでダニエルと会えただけでも大満足さ♪

これでメシもしっかりとしたものが喰えてたら
さらにいいんだけど、貧乏旅だとそうはいかないものだ。

 

 

ここは割り切ろうっと。都合よくね♪

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2 件のコメント

  • 本当にシミ君の言う通り、社会は個人で成り立っているから、
    まず自分が自分の周りを良くする意識を持てば、社会は変わっていきますね!
    旅が終わった後のシミ君の暮らしに興味がわきます…
    でも、その前にシミ君の旅が無事でありますように祈ってます。

    • >ユキさん

      僕は一人で生きていくって絶対に不可能だと思うんですよ。
      必ずどこかで人は社会と繋がっている。
      こんな世界をフラフラしている僕自身もです。

      ですから日本に戻ってから自分が
      どんなふうにして社会と関わっていくのか?
      それも課題のひとつです。

      日本でどう自分のスタイルを作っていくのか?
      あぁ、考えただけでお腹が痛くなるよホホホホ…。

      無事に日本帰ります!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!