「雨が降るとどうも..」

世界一周796日目(9/3)

 

 

オフシーズン

だとしても、
ここまで宿に誰もいないと客の僕も不安になってくる。

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分かっているだけでも、この宿には
僕以外に5人ほどしか泊まっていない。

物価の高いアンティグアで

一泊40ケツァール(616yen)で泊まれるのに!

Wi-Fiだってあるし、ホットシャワーだってついている!
キッチンだってある!
なんだったら甘噛みしてくる可愛い犬もいる!

 

「高い高い」と言ってはきたが、考えてみれば
メキシコシティの日本人宿「ぺんしょん・あみ~ご」で90ペソ。
720円(1ペソ=8円で計算)。

旅行案内所を兼ねて要るので、
日中は受付のお姉さんたちが四人ほど暇そうにしている。

そんな彼女たちを横目に僕は外に出た。

 

 

宿の近くに生絞りのオレンジジュースを飲める場所を見つけた。
一杯5ケツァール(80yen)。
これを飲むと一日が始まったような気がする。

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ここは屋台で食べられる食事のレパートリーが少ないので
野菜不足になりがちだ。
カットフルーツを売っている屋台もあるので
そこで新鮮な果物を摂取する。

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僕はアンティグアに来る前に抱いていた計画を諦めていた。

ここは稼げる場所じゃない。
雨期に重なりタイミングも悪かった。

それに近々大きな選挙もあるせいで
警官たちはいつも以上にピリピリしている。

 

 

もちろんストリートパフォーマンスをする
自分の力不足もあるのだろうが、

それでも、
ここで稼いでいた金丸文武さんを「スゴイ!」とは
思わずにはいられないのだ

 

 

世界一周の旅路の中で金丸さんが残したブログを頼りに、
金丸さんが稼いだ場所で自分も演奏することがあった。
大抵の場合はうまくいった試しがなかった。
その度に『あぁ、やっぱ実力が違ぇな』と思った。

柳の下のドジョウってヤツ。いや、ちょっと違うか。

 

 

僕はプロじゃない。

だからこそ路上演奏(バスキング)は「遊び」だと考えている。
路上似顔絵だっていい感じに自分のパフォーマンスのひとつになってきた。

稼ぐことに重点を置くのではなく、自分が楽しみ、
さらにはその場にいる人たちを楽しませることができたら最高だ。
そんな風に考えているのだ。

だから、うまくいかなかった場合には
スッパリと切り替えてしまえばいい。
しゃーないよねって感じ。

まぁ、お金は切実に減ってきているんですけど..。
こんなゆっくりしてていいのかな?おれ、日本帰れるのか?

ここでやることがないのであれば、作業でもいいじゃないか。

 

 

 

 

そう切り替えて
僕は昨日と同じカフェ”The Bagle Barn“に足を運んだ。

テーブルで漫画に消しゴムをかけていると、
隣りに座っていたお兄さんが声をかけてきた。
すっきりとしたストリート系の服装で、
先ほど電話で流暢な英語で喋ってたのが聞こえた。

 

 

「いやぁ、それすごいね。
全部君が一人で描いたの?」

「そうだよ。
って言ってもまだまだアマチュアだからさ。
ノー・ジョブさ。ははははは♪」

「どこ出身?」「ハポン。そっちは?」

「おれかい?ここだよ。グアテマラ」

「マジで!
さっき電話でバリバリに英語喋ってたじゃん!」

「あぁ、アメリカには七年住んでたんだよ」

 

 

そう言うレッドに、
僕が描いた作品のひとつである
「サブバッグ・ストーリー」を読んでもらった。
文庫サイズのA6版のノートに英語で描いた漫画だ。

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「これ意味分かる?」

「あぁ大体ね。
まぁ、上げるとしたら
「little bit」とかを差し込む順番が違うかな?」

 

 

レッドは文法的なミスを指摘してくれたが、
あとは問題なく漫画を読んでくれた。

別れ際にFacebookの連絡先を交換した。
「英語のチェックがして欲しかったらやってあげるよ?」
なんて言言葉が嬉しかった。

 

 

 

 

ブログに懐かしいヤツからコメントが着ていた

ラオスのルアンパパーンで会った
バリスタの日本人の男の子からだった。

コメントはどこか小説っぽい文体で彼の雰囲気がよくでいてた。
バリスタの日本大会で第二位になったらしい。すげーな。

 

 

旅先で会った人から頼りがもらえると嬉しいものだ。
今まで出会ってきた彼や彼女たちは、今何をしているだろうか?

 

外は雨がザーザーと降り続いていた。
まぁ作業には丁度良い日だと思う。

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17時頃にカフェを出た。

そのころには雨も上がっていたので
バスキングができるだろうと中央公園へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごみ箱

の近くで煙草を吹かしていると、
欧米人顔の男の子から声をかけられた。

手にはチョコレートが沢山並んだトレイを持っていた。

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「よかったらどう?
ひとつ5ケツァール。みっつで10だよ」

「ん?じゃあひとついただいてみようかな?」

こうして路上で食べ物を売っているのは
日本人だけじゃないようだ。

 

 

「ところでどこ出身?」

僕は彼に尋ねた。

「メキシコだよ。生まれた国がメキシコ。
だけど、父親はアルゼンチン出身で、母親はパラグアイ」

そんな面白い出身地の男の子だった。

 

 

「グッドラック!」と彼と別れた。

僕も元気を出して公園内でギターを構えたが、

15分もしないで
警察のストップがかかった。

なんだよ!音楽はだめなのかよ〜〜〜!!!

 

 

場所を移動したが、雨が降ってきた。

僕は宿に帰る他なかった。

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今日もダメ..。

 

 

宿に帰って思い出したのは、
外出する前にサンダルを干していたということだった。

カフェにいる間に降った雨のせいで、ぐしょ濡れになっていた。

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乾かない…。

 

 

 

 

 

ベッドの上でスマートフォンを片手にグタグダと時間を過ごし、
腹が減ると夕飯を食べに外に出た。

屋台で指差しで注文して出てきたのは
キャベツの千切りにピリ辛トマトソースがかかった
居酒屋の”お通し”みたいなものだった。

10ケツァールも払ってこんなものを食べている自分が
なんだかむなしく思えた。

 

 

 

アンティグア…、微妙だなぁ…。

雨が降るとどうにも無気力になる。

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ABOUTこの記事をかいた人

「旅する漫画家」を目指す、清水陽介(シミ:24歳)の世界一周ブログです。