「悪名高きマスグレイヴ・パーク」

1月28日/オーストラリア、ブリスベン

 

 

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前々から思っていたのだけれどオーストラリア人の朝は早いと思う

今が夏で日の入りが早いにしても、朝早くから出歩いている人間の数が多すぎる。おかげでぼくも早く起きなければならない始末だ。

 

 

テントから出てボヤボヤしていると、こざっぱりとした服装のお姉さんが僕に声をかけてきた。

「あなたツーリスト?ここでキャンプしているみたいだけど、やめた方がいいわよ。ここは夜なると危ないの。以前ここで殺人もあったのよ」

僕はこれを婉曲的な追い払い方だと思った。ホームレスに綺麗な公園は似合わねえんだよ!とでもいうような。公園のすぐ隣には高校があり、この時間からプールで泳いでいる生徒がいた。

確かに昨日の夜、酒を飲んでいるヤツらが公園にいたが、危険な感じはしなかった。酔っ払いなんてどこの公園にでもいるし、彼らから離れた場所にテントを立てれば絡まれるリスクを下げることはできる。

だが、彼女の言っていることが嘘のようにも聞こえなかった。

 

 

テントを片付けると、僕はボクサーブリーフ一枚の姿になり、水飲み場で体を洗うことから始めた。

すぐ近くの木々には50m以上もするスラックラインが貼られており、そこで上裸のお兄さんたちが遊んでいたからだ。

うん。だからさ、ここでパンツ一枚のヤツが体を洗っていたところでなんら不自然ではないと思ったんだよ。

まさか公園で体を洗えるだなんて思えなかった。夏のオーストラリアの野宿旅で重要なのはいかに体を洗うかだ。

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体をさっぱりさせると僕は図書館に向かうことにした。Wi-Fiとコンセントならやはり図書館で決まりだろう。

駅から川沿いに歩いたすぐの場所に大きいな図書館があり、そこに併設するかフェで作業をすることにした。コーヒーは4ドルもしたが、僕は場所代だと割り切ってカフェを利用することにしている。

 

作業をしていると、雨が降り出し路面を濡らした。

あぁ、こんなんじゃバスキングなんてできないだろうなと僕は思い、またすぐにiPadのメモ画面に目を向けた。

 

毎度「作業」と書いているが、やっていることは普段と変わらない。主に日記を書くことだ。野宿とヒッチハイクの旅だと日記を書く時間がなかなか取れないからだ(それにテーブルがないと僕は日記を書く気がしない)

書きたまった日記を書くのに、雨は時には悪い感じはしない。

 

 

 

 

 

15時を過ぎると僕は橋を渡り、スーパーで食料を買った後、昨日と同じ場所でバスキングをすることにした。

漫画を描いている間に何度か雨が降ったり止んだりした。

けっしていい稼ぎというわけではないけれど、漫画が売れ、ブリスベンに暮らす人々が僕に話しかけてきてくれた。

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日本で子供達に英語を押していたというアーロン先生はなかなかチャーミングな人だったな。

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DJやってるっていうお兄さんは、僕に背景つきのイラストのオーダーくれたりもした。

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びっくりしたのが、メルボルンであったバスカーに再開したことだ

彼は飛行機でブリスベンまでやって来たらしい。オーストラリア人ということもあり、オーストラリアのバスキング事情に詳しかった。今の時期ではブリスベンの隣町でバスキングをするのがいいのだとか。名前は忘れたが、飲屋街があるらしく、そこで稼げると彼は言っていた。まぁ、酔っ払い相手に似顔絵描くもんじゃないから、それはパスで。

話していて面白かったのは、彼は日本でもバスキングをしたことがあるということだった。

「東京はまぁまぁ、京都はダメ、やるなら大阪の夜さ!」と彼は言っていた。うん。なんだかそれは理解できるな。僕は神奈川県民だけど、大阪の夜は賑やかそうだもんな。

 

ブリスベンでのレスポンスも分かった。一番のメインストリートでやることはできないし、今の時期は天気も雨ばかりらしい。

それならいっそのこと、稼げるらしいビーチに行ってしまうのはどうだろうか?

いや、そりゃ僕だって楽しく稼ぎたいですもの!それにビーチにはシャワーもあるしね♪

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エルビスの死因は過食による心臓発作だったらしいっすよ。

 

 

 

 

バスキングを早めに切り上げて、ハングリージャックで時間を潰した。そして昨日と同じ悪名高きマスグレイヴ・パークへと僕は向かったのであった。

そこでは大学生だかが10数人で酒盛りをしていたが、離れてしまえばんてことない。そういうのを見ていて思うのは、地元にある「生田緑地」という公園だ。そこでよく飲み会が開かれた。

 

僕が高校生だった頃

体育祭前に飲み会をする悪習があった。僕が高校二年生の時に同じ部活の先輩が急性アルコール中毒でぶっ倒れて、問題になった。今はきっとその風習はなくなってしまったんだろう。でも、楽しそうだったけどね。僕は参加する機会を逃したんだ。

 

騒ぎ声が深夜に過ぎにちょっとマジになった。「Stop it!!! Stop it!!!」とちょっとキレ気味の男の声がする。喧嘩でも始まったのだろうか?

そう言えば、オーストラリアでは日本にいるようなベタな「不良」みたいなヤツらを見かけていない。なんだかんだ、みんな根っこのところでは真面目ちゃんで、こういう時にハメを外しちまうんじゃないだろうか?

 

まぁさ、マスグレイヴ・パークはそういうドランカー(酔っ払い)の多い公園だったってわけ。

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てか、人がはけるの早いいなぁ。

 

2 件のコメント

  • シミ君、こんにちは。いつも読んでます。旅も終盤、実は私、ブリスベン在住で、もしこちらに来られたらお会いしたいなぁなんて思ってたんですよ。(おそらくご両親の世代です)でも、やっぱり陰から応援してたいなぁという(星飛雄馬のお姉ちゃん?)かんじでブログを読ませていただいてました。マスグレイブパークはアボリジニの人たちが野宿してたりして、酒癖が悪く、喧嘩にもなりやすいので危ないという感じで認識してます。隣の学校はブリスベンの公立学校なんですが、とても優秀な生徒が集まる有名校なんですよ。先日も、アデレードだったかタスマニアだったか、バックパッカーがテント張ってビーチに寝てたら、59歳の男が襲って、強姦、殺人未遂で逮捕されてました。どうぞ、くれぐれも気を付けて。オーストラリアの人はいい人が多いけど、ドラッグと酒のせいで暴力的になる人の話がいつもTVニュースに流れます。 もうブリスベン、出ちゃいましたよね?私の子供たちや職場(小学校)の生徒たちでマンガ好きな子たちがたくさんいて、日本の漫画って認知度ほんとに高いです。 良い旅を!!(初めてのメールなのに、シミ君と呼んでしまったけれど、ゆるしてくださいね!!)

    • >A子さん

      コメントありがとうございます!現在パースのフリーモントルです!
      昨日は漫画バスキング好調でした♪近況報告です。

      星飛雄馬のお姉さんって聞くと、なんだか健気な感じがしますね笑。

      ブリスベンは以前僕の知り合いがホームステイをしていたのですが、
      彼は大分ブリスベンのことを気に入っていましたよ!
      あれでなぁー、メインストリートでバスキングできればなぁ。

      それにしてもマスグレイヴ・パークに関する話を聞くと面白いですね
      野宿するヤツやドランカーを追い払う一番の手立ては
      辺り構わずスプリンクラーを設置することだと思います!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!