世界一周165日目(12/10)
5時に
目覚ましをかけて起きてはみたものの
外は真っ暗だった。
太陽が昇って来る様子は全くない。


明け方というより深夜。
明日は6:00の列車に乗らなくてはならない。
ということはパッキングをして
歩いてハウラ駅に行くためには
出発はもっとはやくなくちゃならない。
あ~、ちょっとマジいなぁ…
と思いながらも二度寝を決めた。
『もしかしたら
ブルーススカイカフェの
横にあるカフェでも
Wi-Fiが使えるんじゃないか?』

すぐ近くにあるこじんまりとたカフェで
パソコンを広げてみたが、
ビンゴ!
ちょと遅いけどバッチシWi-Fiが使える!
テーブルがぐらぐらするのと
天井にとりつけてあるファンからの風が
直撃じゃなかったら言うことなしなんだけどな。
30ルピーのホットコーヒーを注文したつもりが
がっつり50ルピーのサイズで(もちろん値段も)出てきたときは
『もう、ここは使わねえ』
と思った笑。
『今日こそは!』
とGoogleマップ(アプリ)先生に
ルートを教えていただいて
気合い入れて向かった先は
ソルトレイク。
それってインドじゃないんじゃない?
なんかそういう地区をマップアプリで見つけたんだよ。
しっかりと区画整理されており、
いくつかショッピングモールのようなものを
確認することができる。
ふふふ、お金のにおいがするぜ!
カメラの受け取りは16:00。
ガッツリ稼いでそれまでに戻ってくればいいかな。
ふふふふ…。
下心むき出しで
先生に教えてもらった場所でバスを待ったが、
バスはなかなかやって来ない。
「SOLTLAKE」と書いたバスが
やって来たのを見て僕はそれに飛び乗った。
9ルピー(15yen)。だから安いって!

ナオト・インティライミの世界一周で言ったら
「ジモッティー」感溢れるバス。
乗客の99%はインド人、そして一人の日本人。
バスに乗り込むと集金係が「そこに立ってろ!」と
きっちしかっちし乗客の立ち位置を決めて行く。
そうすると次に乗って来る人がスムーズに乗れるよね。
日本だったら、自分から奥へ
詰めて行かなくちゃいけないシチュエーション。
時々いるよね。
そんなんお構いなしに入り口に固まってるヤツら。
置くの方はまだ人が立てるスペースがあるってのによぉ…
自発性に頼よるより
「お前、そこ行け!」と指示されるほうが
いいのかもしれない。
まぁ、人口の多いインドならでは。

バスに揺られること一時間。
僕はソルトレイクに到着した。

綺麗に区画化された街。

あたりにボロボロの家は見かけられない。

ちょっとオシャレな家々が立ち並び、
サダルストリート周辺の騒々しい感じは全くしなかった。

オフィス街なのかなぁ?

静かなインドってなんか新鮮だ。
それと同時に人も少ない。
いつもの「ぐちゃぁ~」っとしたインドは
ここにはない。

しょ、ショッピングモールに行けば
人がいるんじゃないかな!?
マップアプリを頼りにショッピングモールを目指す。


そうそう。
帰りの交通手段をちゃんと知っておくのも忘れずに。
交番で何番のバスに乗れば
サダル・ストリートまで帰れるのかしっかり訊いておいた。

ローカルな場所を通り抜けて歩いて行くと
段々分かってきた。

ここはもしかしたら
街ができあがっては
いないんじゃないかって。

遠くの方から見ると
人が沢山いそうなショッピングモールも
近くに行ってみると全く人がいない。


店内に入るとガラガラ。
写真を撮る気さえも起こらなかった。
きっとこれから所得のある人たちが
ここに移り住んでくるんだろう。
バスキング向きじゃないな。
これならまだニューマーケットの方が人が多いよ。


諦めた僕は
サダル・ストリートへ戻るバスを探したが、
どこからバスが出ているのか分からない。
マップアプリに示されているバス停へ行っても
それらしきものは見当たらない。
あれっ?
もしかして戻れない?

いや、少し歩いて
メトロを乗り継げば帰れるんだけど
やっぱり9ルピーのバスは魅力的だ。
何人も人に訊いて、
とりあえずはハウラ駅までのバスには
乗れることが分かった。
宿まで少し遠いけど、
明日宿から歩いてハウラ駅まで行くのに
どれくらい時間がかかるか実験してみようじゃないか。
「ハウラハウラ!
うんたらかんたらぁ~っ!」
と集金係のおっちゃんが
連呼しているバスに乗り込んだ。

車内はきれいに
女性側と男性側とに分けられていた。
やるなおっちゃん!これなら痴漢もないね!
ってインドに痴漢ってあるのかなぁ?
徒歩50分。
ハウラ駅から宿まではそのくらい時間がかかった。

バックパックを背負って、
人でごった返していて交通量も多いのを考えれば
同じくらいの時間で行けるかな?
問題は犬だ。
アイツらが夜明け前に
どれだけ凶暴化するか。
インドの野良犬たちを見る限り、
東南アジアよりもまったりしている印象を受けた。
ここでは彼らは日向も日陰も関係なく
死んだように眠っている。
まぁ、大丈夫だとは思うけど。
宿に戻った僕は、
一眼レフのボディを持って
昨日のカメラ屋に向かった。
列車のチケットは取っちゃったから
「直ってない」とは言わせない。
ニューマーケットの混雑具合に
うんざりさせられながら
なんとかカメラ屋まで辿り着き、
渡さされたレンズで試し撮りをしてみたが、
はなんの以上も見られなかった。
後でまた同じように壊れたらー…
まぁしょうがないか。
でもちゃんと修理できてるでしょ?
カメラ屋の店員は専門知識を並べて説明してきた。
分かったのは部品を新しいのに取り替えたと言うこと。
「それで、300ルピーが~」
と金額が出てきて僕は
「ピクっ」とした。
このままでは
お金を
請求されてしまう!
「うん、修理ありがとね。
もちろんノーマネーだよね?」
カメラ屋の不手際もあり
直接的にはお金を請求できない店員。
「いや、別に請求はしていないんだよ?
ただ、サーキットの部品を交換したからー…」
「言っとくけど
お金は払わないから♪」
きっぱりと自己主張する。
「だって、今回の故障はお店側の責任でしょ?
僕はこのお店にクリーニングをしに来たの。
それなのにカメラが壊れて戻って来るなんて
おかしいでしょ?」
「いやさ、
サーキットがうんたらかんたら~」
確かに、中古のレンズの部品を
無料で交換するというのも割に合わないだろう。
だけど、僕だって余分なお金は払いたくない!
「そんな専門知識言われても
こっちは分からないから!
部品交換代を払えって言うんだったら、
こっちもキャンセルした列車代払ってもらうよ?
『明日にならないと修理が終わらない』
って言ったから
こっちだって列車のチケットを
キャンセルしたんだから!」
列車のチケットの話は
もちろんウソでありまして(笑)
直ったレンズを引き取って
さっさとこの場から立ち去るのがベスト!
と僕は判断した。
あ~…ゲスだなぁ…おれ(笑)。
「いい?
こっちだって損してるんだよ?
だからこの話はこれでおしまい?
分かった?」
「うっ…」
「はい!フィニッシュ!
それじゃバイバイさよなら!」
何枚か写真を試し撮りして
僕はこの場を離脱した。
今回レンズの修理を担当したアイツ、
ぜってーオカマだ…。

さてと、
レンズも修理して戻って来たことだし
コルカタを離れることにするとしよう。
目指すは
ブバネーシュワル。
インドを南下する旅が始まる。

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