世界一周19日目(7/17)
目覚めると
トラックは走り出していた。
![IMG_5805](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
![IMG_5807](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
今日引き続きも見渡す限り草原だ。
ダランザドガドの町に近づくと荒れ地となり、
景色も寂しいものとなった。
トラックは途中、
ひとつのゲルに立ち寄った。
![IMG_5874](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
おっちゃんたちの家なのだろうか?
一面ヤギのフンが散乱し、
古びたバンが一台。
ソーラーパネルはバッテリーに繋がっていた。
中に入ると、
自分の想像した通りのゲルが
僕を待っていた。
![IMG_5884](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
それでも、
Googleで得た画像と
自分の目で見たリアルとでは
全く異なることは言うまでもない。
若干薄暗い室内に、
扉から漏れる風の音。
独特の香り。
![IMG_5878](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
そして、
遊牧民が何世代に渡って
築き上げてきた生活スタイルから
感じ取れる触感。
自分の五感をフルに活用して
得たからこそ、重みを感じる。
クッキーと
ミルクティーをいただいて休憩だ。
それにしても、
なんでモンゴル人は
ミルクティーが好きなんだろう?
ヤギの乳からできたチーズもいただいたが、
酸味が強く、食べるのに苦労した。
荒野を風が吹き抜ける。
僕はゲルの裏手にある
小高い丘に登った。
![IMG_5895](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
見渡すとどこまでも大地が続き、
自分がちっぽけに思えた。
![IMG_5896](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
この国を支配しようとした、
チンギス・ハンたちは
すごいことを考えたんだな。
2013年の今となっても、
どこからどこまでがモンゴルなのか分からないよ。
この広大な大地を
自分のものと考えた彼らは
一体何を考えていたのだろうか?
少しすると、
別のモンゴル人の夫婦がやってきた。
おばちゃんは写真を撮ることを
受諾してくれたが、
おっちゃんは手を制して
「ノー」サイン
を作った。
ロシアでもそうだったが、
写真に写ることを嫌う人もいる。
休憩を終えると、
僕たちはおばちゃんを乗せ、
4人になって出発した。
アシスタントのおっちゃんが言うには
もうそろそろダランザドガドの町に着くそうだ。
荒野を抜け再び草原に入ると、
ゲルや馬やラクダの群れが
目に入るようになった。
そして、
ようやくダランザドガドの町が見えてきた。
ん…
ラクダ!?
![IMG_5856](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
ゴビ砂漠に近い町だ。
なんだか説得力あるぞ!
トラックは
ガスステーションに到着し、
(アルタはそう言ってたけど、ガソリンスタンドだね)
僕はおっちゃんのケータイを借りて
アルタに電話をかけた。
彼の息子と母親がこの町に住んでいるのだ。
アルタの息子、ドルジャは
すぐにタクシーで迎えに来てくれた。
![IMG_5912](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
彼と一緒にアルタの母親のゲルまで向かった。
そうなのだ。
ツアーに申し込まなければ
叶うはずないと思っていた、
ゲルへのホームステイだ!
一晩10,000トゥグリル(700yen)で
朝食、夕食つきのハッピープライス。
ちょっと耳の遠いばあちゃんが
僕を迎えてくれた。
![IMG_5965](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
今日から2日間、ここに寝泊まりさせてもらう。
荷物を置くと
ドルジャとダランザドガドの町を歩いた。
![IMG_5903](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
彼はUBの大学を今年卒業し、
2週間前に生まれ故郷のこの町に
戻ってきたそうだ。
拙い英語で会話を楽しむ。
「ねえ、ドルジャの夢ってなんだい?
おれは漫画家になることなんだ」
「う~ん…
おれは…
インドに
行くことかな?」
うおいっ!
インド!
ちょっと、
ナイスな夢持ってんじゃないかよ!
ただ、僕は彼に
「気をつけろよ…(笑)」
としか言えなかった。
僕は3年前にインドに行ったけどさ、
面白くないじゃん。
どんなことが彼を待ち受けてるのか
ネタバラししっちゃたらさ。
彼がインドを嫌いにならないことを祈るよ(笑)
先日のナーザム祭が終わったからなのだろうか?
ダランザドガドの町はちょっと寂しい印象を受けた。
![IMG_5913](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
ゴビ砂漠に近い町だけあって、
ホテルの数はそこそこだった。
試しに安そうなホテルで値段を聞いてみたら
一泊30,000トゥグリル(2,100yen)。
う~ん…モンゴルにしてはちょっと高いな。
それに、Wi-Fiの状況が絶望的に遅い。
![IMG_5925](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
時々フリーのWi-Fiをキャッチするのだが、
日本のサイトに繋ごうとすると、全くダメだ。
しかたない。ブログは書き溜めて、
Wi-Fi天国でアップすることにしよう。
ドルジャと町を回って、彼は自分の家へ。
僕はばあちゃんの家へ帰ることになった。
19時でもまだ明るい。
僕はGoogleマップに
ピンを落としておいたので、
それを頼りにばあちゃんちに戻った。
が、
見つからない!
![IMG_5938](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
ばあちゃんちの近くには
似た様なゲルがいっぱいあるのだ!
それにこの時間になってくると
途端に犬が吠えだす。
何回も通りを間違えた。
![IMG_5941](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
僕はここを出るまえに、
目印の石を2つ戸口に置いておいた。
それを見つけて僕はようやく
ばあちゃん家に辿り着いたのだ。
今日の夕食はばあちゃん手作りの
ボーズとうどん。
美味しかった。
![IMG_5943](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
![IMG_5945](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
休める場所があることの大切さ。
ばあちゃんの温かさ。
![IMG_5956](http://yosukeshimizu.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
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人と人との出会いの重なりが
時として自分の考えていなかったような
素敵な出来事を呼び起こすんですね。
やっぱばあちゃんっていいね。
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シミさん生きてた\(^o^)/←
人との巡り合わせってすごいですね、感動しました!
ゲルってあんなに密集して建ってるんですね、勉強になります。
そして何より
ラクダカワイイ
>ハムさん
生きてますよ〜!
ゲルって草原だけに建ってるんじゃないんですね。
おれも行ってみて初めて知りました。
たぶん建設費用とか安いんだろうなぁ。
みんな似た様なのばっかでマジで迷いました!
今はゲストハウスのWi-Fiを満喫してます。
インターネットにつなげるありがたさかな?