世界一周56日目(8/23)
★
ラオジャイのユースホステルで
節約生活に励んだ僕は
(なんてったって
朝昼晩とも1元のインスタント麺と
ユースの1元のライスだったんだから!)
前回の失敗を活かして
15元でミニバスを捕まえ
新街(xinjie)に戻ってきた。
ここから
ベトナム国境の町
河口(hekou)
へ向かう。
–
河口へ向かうバスは
朝方7:00、7:30と11:00の三本。
「ニーハオ!
I want to go “Hekou”
can I buy tomorrow’s ticket?
挨拶以外は中学生英語で
筆談用に書いた
日付と行き先を書いた紙を見せる。
だが、
窓口のお姉さんは
困った顔をして首を横に振る。
…
えっ!?
売り切れちゃったってこと?
–
移動する時は
「うわっ」と
一度に移動する
中国のみなさんのことは
分かってたつもりだ。
これはもしかしたら
もう一日、ここに滞在しなくちゃ
いけないかもしれないな…
–
僕はお姉さんに
「メイヨー?(無いの?)」
と尋ねると、
「ヨー…
(あるっちゃ、あるんだけど…)」
と答えるお姉さん。
…
「ん?
あるの?
じゃあ、売ってくれないかな?」
だけど、
お姉さんは僕にチケットを
発行してくれない。
中国語で何か説明してくるんだけど
何をいってるかさっぱり分からない。
–
5回くらい
同じやり取りを繰り返した後
お姉さんは業を煮やして
英語の話せる人に電話をしてくれた。
「Can you speak english?」
僕は電話越しに尋ねる。
電話の相手は
けっこう英語が喋れる人だった。
だが、
今度は僕のリスニング能力が
おっつかなくなった。
相手が何言ってるか分からない。
…
…
…
てか
周りうるせぇんだっつーの‼‼
クラクション何回鳴らしゃあ
気が済むんだコラァっっっ‼‼
–
左耳に小指を突っ込んでも
周りがうるさくて
相手の英語に集中できない。
どこかで
「電話で英語を
聴き取るのはさらに難しい」
って言ってたっけ?
まさにそうだ。
何言ってるか分かんねぇよ。
–
かろうじて
「not enough」
というワードが聴き取れた僕は、
乗客がある程度集まらないと
バスは出発しないことを思いだした。
電話の相手が言うには
明日になればチケットが買えるらしい。
僕は彼と窓口のお姉さんにお礼を告げ、
新街に着いた時、
ミニバス乗り場を教えてくれた
英語の喋れるお姉さんの宿に
向かうことにした。
(なんだか
「お姉さん」ばっか出てくるな…
お姉さんは大好きなんだけどさ)
ドミトリーで35元。
Wi-Fiもついているらしい。
中国を半月ばかり
旅してきて思ったのは
意外と泊まる場所があるんだな
ということだ。
僕は
Hostelworldやら
YHA(中国のユースホステルのサイト)
やらを利用して
宿を見つけてきたわけだけど、
それらに紹介されていない宿も
沢山あることを知った。
中国は旅しやすいぜ?
そして広大だ。
★★★
新街のバスターミナルから
歩いて7分のところに
お姉さんの宿がある。
案内されたドミトリーに
他の宿泊客の姿はなく、
僕ひとりの個室状態だった。
そして
漫画を描くのに
うってつけの机があった。
–
東莞のサイゼリヤで
下描きを完成させたのはよかったが、
桂林に入ってからは雨に降られ、
湿気で紙が濡れせんべいみたいに
なってしまい、
ペン入れが思うように進まなかった。
どこでも漫画が描けるわけじゃない。
意外と環境に左右されてしまうのだ。
まぁ、
下手くそな僕が何を言ってるの?
言い訳ですか?
ってそういう話なんですけど。
…
…
はい。
描きます!
★★★★
誰にも邪魔されずに
漫画製作に取り組むことができた。
息抜きにギターを弾いても
誰も気にしない。
ドミトリーの占有ほど
旅人にとっての贅沢はないぜ。
–
西日に照りつけられながらも
根性で3ページの背景まで描き上げ、
残すところはベタのみ。
だが
ここで日が落ちてきた。
ドミトリー一室を
まるごと貸し切っているのはいいが
いかんせん
照明が薄暗い。
ベタを塗るための筆ペンの穂先が
よく見えなくなってきたところで
僕は一旦切り上げた。
–
19:00過ぎに外に出ると
外から低音の効いた音楽が聴こえる。
こいう野外の音楽を聴くと
大学2年の時、ごみゼロナビゲーションで
コアスタッフをやったことを思い出す。
音に誘われるまま広場に行くと
そこでは
…
…
…
…
大量のおばちゃんが
–
ここまでおばちゃんが集結すると
見応えがあるな。
日本の盆踊りのようなものかな?
一曲、一曲の振り付けを
みんなマスターしているのにも驚いた。
僕はおばちゃんたちのダンスを
しばらく眺めた後、
ご飯を食べに行った。
★★★★★
お昼ご飯に食べた
ぶっかけメシ的なご飯の量も
すごかったんだけど、
ここで食べた麺の量も凄かった。
他の都市なら
「大」
とランク付けされても
いいくらいの量が普通に出てくる。
棚田が観光資源となり
観光地化が進む元陽だが、
まだまだ田舎的な雰囲気を残す新街。
安くて量が多いメシ。
それだけでも
貧乏バックパッカーは
来る価値があるんじゃないか?
(まぁ、交通費が
それなりにするんだけどね)
–
この町には
小学校、中学校もあるみたいで
学生さんたちもご飯を食べに来る。
いつもの様に
「韓国人?」
「日本人だっつーの!」
とお馴染みのやり取りを
居合わせた女の子たちとした後、
僕は宿に戻り
相棒のまおからもらった
KELTYのライトで手元を照らしながら
ベタ塗りを終えた。
明日は早い。
もう寝るとしよう。
…
…
はっ!
ゴキ◯リだはぁひやぁああああ‼‼
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参戦しております。
漫画をアップしたいんだけど
…
…
只今
ベトナムです!
シミさん!
いつの間に‼
しかも移動続きで
一時間後に寝台なしの席で
ハノイに行っちゃうよーー!
雨降っとるよーー!!
なんか
おれが新しい国に入ると
いっつも雨降ってる
気がするんだよなぁ…
駅のホームに
パックセーフで包んだバックパックをダイヤルロックでベンチに固定して
サブバッグのみで
Wi-Fiフリーのカフェから
ブログ書いてるよー!
地味に心配!
そして
「ドン(ベトナム通過)」
の単位デカすぎ!
「ドン」っていったら
吉野家的なものか
マフィア的なものか
ONE PIECE的なものしか
思いつかないよっ!
さぁさぁさぁ!
「ベトナム縦断!
目指せ!ホーチミン!」編
のスタートだぜぃっ!
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(あぁ〜…
バックパック心配だ…)

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