「グッバイ・ミャンマー!」

世界一周152日目(11/27)

 

『これで
ヤンゴンも最後か…』

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ホテルのフリーの朝食にありつきながら
外のパヤーを眺めた。

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いろいろあったけど、
やっぱりこの国に来てよかったと思う。

 

黄金色したパヤーがどんな町にも必ずひとつはあり、
訪れたどんな国よりも仏教を感じることができた。

砂煙と排気ガスで埃っぽい町で
人々は決して豊かではないけど、
毎日を精一杯生きていた。

なにより
ミャンマーの人々の親切さを
感じることが多かった。

 

そりゃ中には
ふっかけてくるヤツや
胡散臭いヤツもいたけど、

それでも
ミャンマーの旅を楽しめたのは
彼らが僕に対して
優しく接してくれたからだ。

ありがとう。ミャンマー。
そして、バイバイ。

IMG_6719IMG_6721にしても、ここには
日本語を話せる人が多かったなぁ。
この人は日本のお寿司屋さんで働いていたんだって!
今は求職中って…なんでお寿司屋さんにしちゃったんだろう?

 

 

今日でこの国ともお別れ。

僕はインドへのフライトのため、
タイに戻る。

 

 

 

 

国境の町、ミャワディ行きのバスの時間まで
宿の最上階のテーブルを使わせてもらって
漫画製作をした。

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テーブルの高さも丁度よく、
自分の進歩をちょっとだけ実感することができた。

 

レベルが低いとね、
成長がよく実感できるんだよ。

偏差値が絶望的だと
もう上がるしかない。

そんな「あえての前向き」感に似てるよね!

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3時間ほど漫画を描いたあと、
僕は近くのインド料理屋に
ごはんを食べに行った。

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ヒンドゥー寺院がヤンゴンにはあり、
そこの入り口の前でにある小さな屋台で
チャパティにありつくことができる。
トッピングのカレーやチリ付きで
300チャット(31yen)。安い!

 

インドへ行く日が
刻々と近づいて来るにしたがって
僕のインドに対する感度
「ビンビン」に上がっていく。

マンダレーのネパール料理屋さんもそうだけど、
立ち寄らずにはいられないのだ。
もちろん値段しだいだけどね。

ちなみに追加のチャパティは一枚100チャット(10yen)。
それに合わせてカレーも追加してくれるのが嬉しい♪

 

 

 

 

 

 

 

 

ミャワディ行きのバスは
ヤンゴンの中心地から出るわけではない。

泊まっている宿から
徒歩5分のところにあるローカルバスで
1時間かけてバスターミナルを目指す。

こういう時
時間ぴったりに行動できない僕は
30分前に出発することにした。

 

「もう行くよ」と別れ際に挨拶すると、
チケットを購入したブースのお姉さんが
ローカルバス乗り場まで僕に付き添ってくれた。

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さいごのさいごまで
ミャンマーの優しさに包まれていたなぁ…

 

 

「あっ!あのバスよ!」

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すぐに目当てのローカルバスに
乗り込むことができた。

デカいバックパックが
他の乗客の迷惑にならないように
ポジショニングをして、
行き先を集金係に伝える。

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しばらくすると
ローカルバスは走り出した。

集金係は行き先を叫び、
乗客はホイホイとバスに乗り込んで来る。

 

 

『それにしても
入って来るときは
あんなに苦労したのに

出て行くときは楽勝だなぁ…』

あとは19時出発のナイトバス乗ってしまえば
国境の町ミャワディ。
そして目と鼻の先がタイだ。

タイにさえ入ってしまえば
あとはスムーズに行くだろう。
宿も安いし、交通手段も簡単に手配できるはずだ。

 

心に余裕ができると
旅が楽しく感じられる。

開けっ放しの開閉ドアの隙間から見える
ミャンマーの町並みに
いとおしさを感じさえもした。

 

 

 

 

 

 

 

「次で降りるんだよ」

集金係のにいさんが
ひとつ前のバス停で教えてくれた。

丁寧にありがとさん♪
ここにバスターミナルがあるんですね。

にしてもちょっと早いですね。
一時間もかからなかったな…

 

降りた場所には
ターミナルは見当たらない。

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あれぇええ〜〜〜〜…?

 

 

モデルルームがあって、
パラソルの下では警備員のおっちゃんが
ヒマそうに座ってラジオを聴いている。

 

えっと…
ここからバスターミナルまでは
すこし、歩くのかな?

一抹の不安を抱えながらも
おっちゃんにバスターミナルの場所を尋ねる。
僕、ミャワディに行きたいんだけど…。

 

 

「バスターミナル?
そんなものここには
ないぞ?」

 

 

ほへぁっ!??

 

 

うん…。
僕知ってたヨ。

簡単に行くわけないって。

 

時刻は17時。

だ、大丈夫だ。
本当だったらこの時間に出発してたわけだし、
このくらいのロスでバスに乗り遅れるわけないさ。

えっと、
ここに来たのと同じ「43番」のバスに
乗ればいいんだよね。

 

近くにいた警備員のお兄さんは
僕の横に立ってバスのナンバーを確かめてくれた。

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だって僕、ミャンマー文字読めないもん。

 

 

だが、いくら待っても43番のバスはやって来ない。
じわじわと焦りが募る。

 

「タクシーで行けば?
4000チャットだよ?」

なかなかバスがやってこない中
警備員の兄さんが提案する。

だが、その提案は却下だ。悪いけど。

ここまで来たのにかかったお金は
わずか200チャット。
20倍も金額が跳ね上がる。

「いや…
僕はローカルバスで行くよ…」

 

 

警備員兄さんは
バスの集金係に何かを尋ねては
僕に結果を教えてくれる。

なんだ?
バスに番号が書いてあるわけじゃないのか?
集金係に行き先を尋ねないと
乗るバスが分からないのか?

 

「えっ?
あのバスは43番?」

「そうだよ」

「なんだよ!来たじゃん!!
あれに乗ればバスターミナルまで行けるんだね?」

 

先ほどと同じように
警備員兄さんが集金係とやり取りをするが、
集金係は顔を曇らせ
ミャンマー式「NO」のハンドサインをする。

警備員兄さんの口から
「FOREIGNERS」の単語が聞き取れた。

ここに来て
外国人の乗車を拒むだなんて
最後の最後でこれかよ!
やさしさはどこいった!?

 

ここにやって来るバスに乗れないんじゃ
僕は一生バスターミナルへ到達することはできない。

「旅人力」が求められるシチュエーション…

 

 

「ちょっと待って下さいよ!
僕はミングラハバスターミナルまで行きたいんです!

ほら!これ見てください!
ミャワディ行きのバスチケットだって
ちゃんと持ってます!

それなのにこのバスに乗れないなんて
おかしな話があっていいんですか!!?」

 

 

手に持ったミャワディ行きの
バスチケットを振りかざし、
ドライバーと乗客に見せる。

バスの中からこのチケットが
ミャワディ行きのものかなんて
きっとわからないだろう。

でも、
周囲の人間を巻き込むことが大事だ。
自分の正当性を主張する。

横にいた警備員兄さんも
「コイツはターミナルまで行きたいんだ」
って言ってくれていたと思う。

 

たぶん「カイジ」だったら
「ざわざわざわ…」
ってなってた。

 

 

「乗りな…」

と手で合図するドライバー。

 

「あざぁぁああ〜〜〜〜っす!!!」

と開閉ドアに向かって突入しようとする僕に
集金係は「そっちじゃない!」と言う。

案内されたのはドライバーの隣り。
ミャンマーで言う「外国人専用席」。

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「ターミナルまで1時間だ…」

ドライバーが言った。

 

その言葉の裏側には

「このバスに乗せちまった以上、
お前はおれの客だ。
ちゃんとバスターミナルまで
連れってってやる」

そんな意味が含まれていた気がした。

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「あと30分…」
(おぉ〜〜〜!巻いた!)

ドライバーのおっちゃんは
僕にターミナルまでの
所要時間を教えてくれる。

 

 

「あと15分!」

あとちょっと!

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「あと30分!」

「えっ…
ターミナルってもう近いんじゃ…」

 

「…」
(横目で睨むドライバー)

 

「(はっ…!)
さーせんっした…!!!

生意気言って
すいませんっしたぁぁあっっっ!!!」

 

 

 

「この人もね
君と同じバスターミナルに行くらしいよ」

一緒のバスに乗っていた面倒見の良い男の子が
同じ場所へ行く乗客のおじいさんを見つけてくれた。

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「ここでバスを降りて乗り換えだね」

男の子に言われるまま
バスを乗り換える。

時刻は18:30。
なんとか間に合いそうだ…。

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やっとの思いで辿り着いた
ミングラハ・バスターミナル。

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大型バスがしこたま停車し、
ヘッドライトに映る砂埃は
なんだか昔のSF映画を思い出させた。

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グッバイ、ミャンマー。
最後まで楽しかったぜ?

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いやぁ、
『今日は割と落ち着いた日だったなぁ…』
って思ってた矢先これですよ!

なんだなんだよ!
ちゃんと「ミングラハ・バスステーション!」
って言ったぢゃないか!
確認したじゃないか!

あそこでチケットを見せて
マップアプリで場所を確認するくらいの
徹底っぷりじゃないといけなかったのかぁ!!?

降ろされたところが
バスステーションにかすりもしなかったのが
謎です。

アイツ…ぜってー、おれのこと嫌いだよ!

 

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7 件のコメント

  • ミャンマーブログ楽しませていただきました。なんと、出国も陸路だったのですね!すごいなぁ。
    ミャンマーを陸路で入出国した数少ない日本人の1人なんじゃないですか?
    私はタイ西部にある国境すら越えられなくて駄々こねましたがダメでした。

    タイは12/5が国王のお誕生日で盛大にお祝いすると思いますがもうすぐインドなのですよね。引き継ぎ良い旅を!

    • >マルルさん

      楽しんでいただけて嬉しいっす♪

      ミャンマーはまだまだ外国人には
      オープンじゃないところもありますよねぇ。
      「お金持ってるならいいけど」的な笑。

      ちなみになぜ僕が陸路で入国しようと思ったかと言うとですね、
      シェムリアップでお会いしたセミリタイアのお医者さんから
      この情報を教えていただいたのです。
      一応ネットでも調べましたが、
      タチレクのことは書いてありませんでした…

  • ローカルバス難しいよねー。一人じゃ乗り降りできないな笑。グッバイ・ミャンマー。
    タイはデモで死傷者が出たから気をつけなよー。うっかり赤と黄のシャツを着ないように笑。

    • >ムネさん

      そうですねー。
      宿の人にどこから何番バス乗るのか?
      かつそれで集金係や周りの現地の人たちに
      自分の目的地を告げて
      できることならマップアプリを見せるくらいの
      徹底っぷりで臨まないと安心できないですね。

      今回は目的地を告げるだけで怠りました。
      発音違ったのかなぁ…?

      タイのデモはご心配なく。
      ある程度の知識も得ました。
      タダメシが嬉しいです(笑)

  • 無事にバスターミナルまで行けてよかった♫♫

    インドUP楽しみにしてまーす♫(`_´)ゞ

    • >れーな★ちゃんさん

      ほんっとうにバスターミナルまでいけてよかったっすよ!
      これも「運」がいいからですね!
      そうそう!
      「運」がいいから…

      あのぅ、
      今自分の部屋に鍵置きっぱなしにして
      ドア閉めちゃったんですけど、
      タイは深夜4時で管理人さん寝ちゃってるんですけど

      僕は運いいです…よね?

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    ABOUTこの記事をかいた人

    「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!