「みんながいたから楽しい」

世界一周553日目(1/2)

 

 

初夢

を見た。

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夢の中で僕は、
どっかの国のヨーロピアンの女のコと
イチャイチャしていた。

僕と相手の女のコは意気投合し、
すぐさま結婚することになり、

「私、家族に婚約の報告してくる!」

と相手の女のコが自宅に
ダッシュしていくという内容の夢だった。

スタイルのいい女のコだった。

 

 

 

おー、なんだか縁起いいやん♪

 

 

 

 

 

2015年。

なんだか僕にとって
大躍進する年
になりそうだ。

 

 

彼女もいないのに、
結婚ってどういうことだろう?

誰かこの甲斐性なしのロマンを応援してくれる
奇特な女のコが海外にいるということだろうか?

 

 

 

ありえなくもないな!!!

 

 

 

余談だが、「初夢」とは
1月1日から2日にかけて見る夢らしい。
Twitterにそんな情報が流れてきた。

12月31日から1月1日にかけて見る夢ではないようだ。

どっちでもいいけどね。

 

 

2015年に初めて見た夢はそんな内容だった。

もしかしたら、夢の内容のその後は、
山あり谷ありのドラマが
僕を待ち受けていたのかもしれない。

夢はいいところで終ってしまうものなのだ。

 

 

 

 

僕がベッドから這い出た時間もいつもよりも早かった。

カフェがオープンするまでは談話スペースで
「ディープアジア紀行」という
ダーティな仕事ばかりする人の本を読んで時間をつぶした。

90年代のカンボジアは今からは
想像できないくらいにカオスだったことが
その本から伝わってくる。

本の中にはカンボジアのプノンペンに現存する
「キャピタルゲストハウス」の名前が出てきたが、
僕が訪れた2013年とは比べ物にならないくらいに、
周囲の様子は違っていたようだ。

二年前も日本人が銃撃されるという事件が起こったが、
もっと昔はそんな事件が多発していたようだ。

カンボジアもここ20年で大分変わったということだろう。

 

 

 

 

カフェに言ってからは絵ではなく、
書きたまった日記をひたすらに書いた。

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珍しく今日は昼過ぎから店内は混み始めた。

スタッフたちはカウンターの向こう側で
せっせと料理を作っている。

僕は基本コーヒーしか注文しないけど、
欧米人はここでご飯やらスイーツを食べて行く人が多い。

 

 

テーブル席を一人で使っていたので、
相席してもいいかと声がかけられた。

 

 

ドイツ出身の中年の女性とエジプト人のカップルが
僕の向かいに腰を下ろした。
テーブルの上に広げた荷物を角っこにまとめた。

ドイツの女性は僕の今後の旅のルートを尋ねると、
色々エジプトのオススメの場所を教えてくれたばかりか、
東アフリカに住む友達の連絡先も教えてくれた。

こういう時、僕はどうしたらいいのだろう?
見ず知らずの人に連絡を取って言いものだろうか?

 

 

「だって向こうからしてみてても、
僕が誰だか分からないわけじゃないですか?
連絡してもいいんですかね?」

「連絡するかしないかはあなた次第よ」

 

 

ドイツ人の女性はそんな風に言って退けた。

どこかヒッピーっぽい雰囲気を持っている人だった。

注文したピザを少しわけてくれたばかりでなく、
コーヒー代5ポンドをカンパしてくれた。

なんだか面白い人だったな。

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日が沈む

まで作業して、
僕はセブン・ヘヴンに内接する
日本料理を出すレストランで
25ポンドの親子丼を注文した。

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このレストランでは、どこの国だか分からないが、
レイアという名前の白人のお兄さんがコックをやっている。

さっきカフェで喋ったドイツ人の女性曰く、
レイアはスーダン人のアルビノというらしいのだ。

 

 

地球所の生物で、ごくまれに色素が薄い、
真っ白の個体が生まれる場合がある。

それがアルビノだ。

手塚治虫が描いた「ジャングル大帝レオ」に出てくる
白いライオンもアルビノという設定だ。

 

 

そしてアルビノは同種の他の仲間に比べ命が短いらしい。

人間のアルビノなんて初めて聞いた。

レイアがほんとうにアルビノなのかどうかは分からない。

そう言われば、顔もよく見ると
アフリカにいそうな顔に見えてきてしまうから不思議だ。

できたての親子丼をハフハフと食べながら、
ぼんやりとそんなことを考えた。

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親子丼

を食べ終わると、
僕はおとといライブをやらせてもらった
カフェレストランの”Carm Inn”に足を運んだ。

中にはオーナーとその奥さんと友達がいた。

 

 

「明日の夜にはここを出発します」

「そうかぁ。それは残念だね。
次はいつくるんだい?」

「まぁ、”いつか”ですね♪」

「”Dahab catch your heart”。
いつでもおいで♪」

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店内には僕以外の客は2~3人しかいなかった。

オーナーは僕に
よく冷えたマンゴージュースと
シーフードピザを分けてくれた。

さっき夕食を済ませてきたばかりなので、
腹は減っていなかったが、
ありがたく満杯の胃袋に無理矢理ピザをぶちこんだ。

 

 

「ほら、この前シミが見せてくれた
漫画ノート、あれを見せてくれよ?」

 

 

そう言われて僕は
漫画を描いているノートを三人に見せた。

 

 

ちなみに僕たちの会話は英語だ

そして相変わらず欧米人は
僕の拙い漫画に対して好意的なレスポンスをくれる。

薄暗い店内で手元をライトで照らしながら
三人は面白そうに僕の漫画を読んでくれた。

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三人にお礼を言って僕はCarm Innを後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宿に

戻ると、
シェアメシを済ませた他のみんなが、
今日の皿洗い当番を決まるために
トランプを額に当てて白熱した
インディアン・ポーカーをしていた。

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この光景もこれで最後か…。

 

 

なんだかんだ、僕はここに22泊もしたんだな。

一年半続けた旅の中で、
一カ所にこんなに長く滞在したのは
初めてかもしれない。

それがこんなに楽しかったのは、
ここに泊まっているみんなのおかげもあったのだろう。

 

 

最後にシーシャを吸おうと、
宿から近いもうひとつのEvery Dayに足を運んだ。

時刻は24時を回っていたが、まだ店は営業していた。

この時間になっても、何組かの欧米人が
ダラダラとくっちゃべっている。

 

 

「シーシャ吸える?」と訊いて、
先にお金を払いソファーに腰をおろした。

 

 

30分待ってもシーシャがやって来なかったので、
先ほど払ったお金を返してもらい、
宿に戻ってそのままベッドに直行した。

 

 

まぁ、そんな日もあるさ。

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はぁーーーーー…、
このなんの変哲もない沈没日記もあと、一日分書けばおしまいです。

てかエジプト寒いんだよっっっ!!!

もちろんタイムラグつきで書いている僕の日記。
日本の初冬くらいに寒いです。
キーボードを打つ手もかじかんできました。

それにWi-Fiも遅いときた…。
更新できてないけど、許してくだせぇ。

 

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