「これをメン◯ラと呼ぶのかしらん?」

世界一周771日目(8/9)

 

 

宣言どおり

僕は寝坊をした。積極的寝坊だ。

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10時くらいから外が騒がしくなってきても、無理矢理に寝た。

ベッドから出ると、寝過ぎて頭がボワボワした。

御心配なく。二日酔いじゃない。

 

 

 

ここはメキシコ、オアハカ
ここにいる間は特に何もしないで
グダグダするだろうなということが予想できた。

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一カ所に長くいればいるほど、
自分がどうしてそこにいるのか分からなくなってくる。

明確な目的がなければなおのことだ。

 

 

僕は今一歩動き出せずにいた。

 

 

メキシコから出るまで観光地はこの先にいくつかある。

オアハカにも蒸留酒の工場や織物を生業にする村を訪れる
ツアーなんかがある。
ここでしか買えない雑貨もゴロゴロと転がっているんだろう。

行きたいか、行きたくないか。

そう考えた時に僕は

 

 

「うーーーーん…」

と唸る。

 

 

 

ツアーの参加を躊躇させているのは

ずばり金がないからだ。

 

 

旅を続ける資金は残り少ない。

正直に申告すると38万円。

メキシコにいる分はバスキングである程度賄えてきた。
雑貨を買うためにいくらか相棒や仲間たちから出資もしてもらえた。

 

 

いくつか選択肢があるとしよう。
もちろんいくらか金のかかるヤツだ。

そういうのが目の前に現れた時、僕は自分に問うのだ。

 

 

「それって本当に行きたいの?」

と。

 

 

気が乗らないのだ。

勝負はここじゃない。メキシコの後に控えるグアテマラも
雑貨がアツいと言うじゃないか。

石だの織物だのは無理だ。
かさばるし、おれは本職の雑貨屋じゃないんだ。

パス!パス!パァァァ~~~~ス!

 

 

現地にいるっていうのに動けないでいる。
誰かに支持をあおぎたいくらいだ。

17時までウダウダと宿で作業をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

気分転換に

バスキングに出かけた。

狙い目はソカロの近くにある歩行者道だ。

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もちろんここでのパフォーマンスはストップがかかるのだが、
僕は「一日ワンストップルール」を勝手に設けている。

ソカロでコロッケを売るユウトさんも、
始めたことは何回も注意を受けたそうだ。
だが、注意されては場所を移る作戦で乗り切ってきたらしい。

ここにはモグリで商売をするメキシコ人たちもいる。
よっぽど悪質じゃなければ大丈夫だということだ。

 

 

通りで演奏をやり始めるとすぐにストップがかかった。

僕は「もう少しだけやらせてもらえないだろうか?」と食い下がると、
今日の人は1時間の延長を許可してくれた。

 

 

「我々が戻ってくるまでにおしまいにしてくれよ」

そう言って見回りに戻って行った。こんなこともあるのだな。

 

 

そしてその後の一時間の調子はうなぎ上りだった。

唄っている最中に欧米人の老夫婦が目の前でダンスをし始めたのだ。

こっちもできる限り彼らのステップに合わせて
足のシンバルを鳴らす。一曲一曲を彼らは喜んでくれ、
奥さんの方は曲が終るごとにスカートのすそを
かわいらしく両手でつまみ上げて、ちょこんとお辞儀をした。

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キューーートッ!

 

 

その二人につられて、人々が足を止めるようになった。

アガリは一時間ちょっとで353ペソ(2,717yen)。ぎゃっす!

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バスキングを終えた僕はソカロの辺りをプラプラして宿に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も

マコっちゃんとユウトさんの二人と飲む約束をしていた。

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ソカロの教会の前で待ち合わせをし、
ユウトさんのおすすめのバーに向かったのだが、
この日は日曜日。

ほとんどの店はシャッターを閉めていた。
ユウトのさんの行きつけも同じだった。

 

 

仕方がないので、安くビールが飲めるバーに向かった。
前回オアハカに来た時も行った場所だ。

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ここに一ヶ月近く滞在する二人はバーの店員と顔なじみだった。

軽く挨拶を済ませて、僕たちは一階の低いテーブルについた。
店内の大型液晶モニターではハリーポッターが上映されていた。

 

 

ここでは15ペソで瓶ビールが飲めた。
ビールと一緒に出てきたライムを搾る。
唄い終わって乾いた喉にビールが染み渡る。

以前よりもビールが美味しく飲めるようになった気がした。

 

 

 

話しの内容のメインはユウトさんだった。

執拗に下ネタを降る。
最近彼女が出来たばかりのマコっちゃんもノリノリで話す。

まぁ、聞いている分には楽しいんだけど、
だんだんと自分が惨めな気持ちになってくるのだ。

いや、好きですよ下ネタは。でもソフトなのでいいです。

 

 

高校の時の彼女と一緒に上京して来たユウトさんは
18の時から彼女と同棲していたらしい。

メールや彼女とのコミュニケーションのタイミング。
久しぶりに男子の駆け引きを聞いた。
っていうかそんな駆け引きすんの?それってすげぇ疲れねえ?

 

 

 

「女はすぐ調子に乗るから
一気に行き過ぎない方がええんや!
どうっすかシミさん??!!」

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僕が歳上だということが分かると、
ちょいちょい会話を僕に振るユウトさん。
彼なりに歳上を立てているのだろう。

 

 

 

「え、えっと、まぁそんなもんなんじゃん?」

僕は言葉に詰まる。

 

 

誰かと一緒にいれたら幸せだろなと思う時もある。
その「誰か」と一体どこで出会えるのだろうと。

僕は未だにロマンチストでその誰かを待っているのだ。ずっと。

 

 

ガンガン狙いに行くのはなんだか違う気がする。

「それってほんとうにその人のことが好きなの?」

 

 

だんだんと自分が
著しく欠陥のある人間なんじゃないかって思うようになる。

いや、現にそうなのかもしれない。

 

 

 

そして必死になって身につけてきた自信が
ボロボロとはがれ落ちていった。

あ~~~、おれってしょっぱいなぁ…。

 

 

 

 

傷は悪化した。療養せねば。

もしくは現状を受け入れる哲学を身につける必要がある。

 

 

えっと?Youtubeのサイトで見れるのかな?
2:45くらいにコロッケ売りのユウトさんが出てきます(笑)

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ABOUTこの記事をかいた人

「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!