「アーケードさえあれば絵が描けんぜ」

3月12日/台湾、台北

 

 

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基本雨なんて一日、長くて二日経てば止むものだと思っている。

だけど、これはどういうことなんだい?

最近雨ばっかりじゃないか!

 

 

これはもう「バスカー殺し」と言ってもいい。

そもそも台湾ってこんなに雨が多い国だなんて初めて知ったよ。それは台北のある北部に限られたことらしいんけど(台湾人は「南部はいい天気さ!台北はいっつもこんな感じだよね♪」なんて言っている。雨になれているのか?)

それにしても雨の日が多すぎる。

別にひどい雨じゃないけど、シトシトした雨が一日中ずっと降り続くのだ。体にカビでも生えてくるんじゃないかってくらい。

ブーツはいつまでも濡れたまま。ビニール袋にでも入れてバックパックにいれようものならカビが生えること間違い無し!

 

 

 

 

そんなうんざりするような天気の中、台北の気温もだんだんと下がっていった。

早起きいしてシャワーを浴びるよりかは寝袋にくるまって二度寝していた方がマシ!と思えるほどだ。

僕は寒さにあまり強くない。昨日はシャワーを浴びていない。僕は110NTドルを支払ってシャワーを浴びた。

 

 

 

 

台湾を出るまで一週間を切った

18日の夕方には台北を出発するので、ここでバスキングができるのは17日までだろう。ということはー…、あと6日間だ。

一週間、屋根の下にテントを張っているとはいえ、連日雨の中で野宿でするのはちょっとキツいところがある。こんなに雨が続くとさすがの僕も『そろそろ宿でもとろうかな?』という気分にもならないでもない。

ここまで野宿に固執するのは、もちろん新生活のための準備ということもあるし、自分が作ってしまったルールのようなものに僕が縛られているからという意味もある。

 

 

 

 

 

シャワーを浴びると、そのままスターバックスへと向かった。

開店時間を過ぎていたのでコンセントのある席は他の客にとれてしまっている。仕方ないや。

そこで日記を書いたり、時々YouTubeを見たりしてグダグダし、いつものように15時には店を出て行きつけの店で食事をとった。

 

 

この日も雨は降り続いたままだった。

僕は地下鉄乗り場に近い西門のはずれでバスキングをはじめることにした。もちろんアーケードの下だ。

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西門のいいところは、たとえ雨が降っていたとしても人がいるということだ。もちろん晴れている日の方が多いのだが、雨さえしのげればバスキングがやれないこともない。

その日のバスキングをはじめた最初の方は(16時から17時半くらい)人々はほとんど足を止めない。僕としても似顔絵を描く前の適度なアップになるので、落書きをしたり、いつもの1ページの漫画を描いたりする。この時間は意外と大事だ。

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そしてだんだんと人々が僕のやっていることに興味を示し出し、そうして一人の似顔絵のオーダーが入る。そうすればギャラリーができはじめ、そのギャラリーの一人から似顔絵のオーダーが入ったりする。

手を動かしている時はほとんど顔を上げずに絵を描いているのでお客さんの足元しか見えない。その次に誰がオーダーをくれるのかもわからないし、どれだけの人が僕を待ってくれているかもわからないのだ。

次のお客さんは前のお客さんの似顔絵を渡したあとに自己申告のようにして「次に描いてもらってもいいかな?」という具合にオーダーが入る。時々、それ以前から待っている人の足は僕も見えているので、いきなりお客さんが来た時は念のために確認はするようにしている。

けっこうフリーなのだ。僕の似顔絵屋さんは。

 

 

 

 

今日も似顔絵のレスポンスは上々だった。

大阪でワーホリをしたことのあるという打楽器専門のミュージシャンイーサン。通算3回目のオーダーとなるトモ。熱いメッセージを所望した日本人のお兄さん。などなど。

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日本語のイントネーションが完璧なイーサン。

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健さん、新生活頑張ってください!

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ワンポイントを加えるならこのくらいがいい。

 

 

 

似顔絵に頼まれてもいないプラスαを付け加えると、人々はそれを楽しんでくれたりもする。行き過ぎない程度に似顔絵を主役にして、アレンジを加えた。先日買ったkuretakeの朱色のペンがいい味を出している♪

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写真見せられてー…

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えっ?!別人?

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ちょっとゲームっぽいテイストで。

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気に入ってくれたみたいで何より♪

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遅くまで待っててくれてありがとう。

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あそこのスクリーンで時々、山Pがドリーマー歌ってんねん。ベストアルバム出るんだってさ。
このPV見たら後々も台北を思い出すな。おれ。

 

 

 

 

今日は周りの店が照明を落としても、スマートフォンのトーチを頼りにしばらく絵を描いていた。

バスキングが終わった頃には24時を過ぎていた。そんなに僕のことを待ってくれている人がいるのはありがたいし、嬉しい限りだ。

そして、待たせてしまって申し訳ない気分にもなる。終電とかないよね。

 

 

 

今日のアガリは59200NTドル。ジャスト二万円ってとこ。

あと五回。みっちり描いていこう。

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ABOUTこの記事をかいた人

「旅する漫画家」。世界一周後(2013-2016)、現在は海沿いの町に潜伏中。そろそろ旅がしたいぞ!