世界一周108日目(10/14)
朝イチで
昨日と同じカフェに行って
ホットコーヒーを注文すると
漫画製作に取りかかった。
昨日の夜に
前屈みになると手元に光が届かない
ゲストハウスのテーブルで
根性で背景を終わらせたので
残すはベタのみ。
朝8時から始めて10時半には
漫画を完成させることができた。
集中して疲れた脳みそちゃんに
20バーツのバナナ&ポテトフライや
一コ5バーツの菓子パン4つ
で糖分を補給して
一旦宿で体勢を立て直した僕は
ノーンカイの町を歩いてみることにした。
近くにあるマーケット。
国境の町ということで
お土産もちらほらあった。
最近「蚊取り機」を探しているんだけど、
探している電池式のヤツは
ここにも見つからないな。
あのラッケットの形をした
高圧電流で蚊を抹殺する残虐機械
だったらどこにでもあるんだけどね。
「旅する雑貨屋さん」企画にあった
いい感じの吊るしものを発見。
カンボジアでアメリカンドルを作り過ぎて
今月末まではお金がおろせない状況なので
節約モードなんだけど
仕入れておきましたよ!まお店長!
しばらく川沿いを歩いていくと
「SKATEBORDERS」
と書かれたバーを発見した。
Pennyボーダーの僕は
つられて中に入ってみる。
バーのマスターは上半身裸で
気持ち良さそうに
エレアコを弾いて歌っていた。
ギターを貸してもらった僕は
何曲か歌わせてもらったり、
マスターと一緒にOASISの
「Wander Wall」を歌ったりした。
いいバーには音楽がある。
ふとした偶然から
素敵な発見があると
ちょっと嬉しい♪
マスターは僕に好きなだけ
弾き語りをさせてくれて、
その間彼はYouTubeで釣り動画を見ていた。
歌うのに疲れてくると
僕は瓶のコーラを注文し、
向かいに流れるメコン川と
対岸のラオスを眺めた。
こんな旅のひと時もありだよなぁ。
町歩きを
早めに切り上げ
宿のWi-Fiで何の気なしに
ネットで検索をかけると
僕がバイト時代に読んでいた
世界一周ブロガー(だった)の
岡本崇史さん
がブログを再開していた。
関西にお住まいの岡本さんの
世界一周ブログは
読者を楽しませようとする
エンターテイメント性が抜群で
ブログに毎回出てくる
岡本さんのゆるいイラストが
最高にツボだった。
また岡本さんとは
どういう偶然だか彼とは
生年月日がまるっきし同じで
(それにバイト先が串焼き屋っていう偶然の一致!)
彼は僕より1年早く世界一周に旅に出て
今年の春先にその旅を終えていた。
僕は岡本さんが
「その後どうなったのか」
が非常に気になっていた。
就職をせず
フリーターに転身して資金を稼ぎ、
稼いだお金で世界一周をし、
帰国後に就職をする
と言っていた岡本さん。
どうやら無事
知識も全くないのにSEとして都内で就職を決め、
悪戦苦闘しながらも
毎日を充実した物にしているようだ。
岡本さんの頑張っている姿を
ブログ越しに見ると、
ちょっとだけ元気をもらえた。
日が沈むころ
僕はギターを持ち出して
メコン川に沈む夕日を見ながら
ギターを弾いた。
美しい夕日を堪能した後、
僕はギターをしまい
宿に戻ろうとした。
するとさっきまで近くで
エクササイズしていた
縄跳びおじさん
が僕に話しかけてきた。
さっきの歌、よかったよと。
聴いていてくれたのが
ちょっと嬉しかった。
いやっ!
外で歌うのって
ジャイアニズムなところ
あるじゃないですか!!?
日本にいた時は
ご近所さんから苦情がくるくらい
歌っていた僕ですが
一応、周りの人のことも
考えていなくもないです…よっ!!?(裏声)
縄跳びおじさんは
ちょっと体が病気みたいで
リハビリもかねて
縄跳びをしているそうだ。
聞き取りづらい英語でお喋りをし
ギターを貸してあげると
何かを思い出すように
アルペジオを弾いた。
「今は手が思うように動かないんだ」
縄跳びおじさんは
恥ずかしそうにそう言った。
ん?
あいつタバコ吸っとる!
坊主だろ!
てかその前に未成年!
なんだよ悪坊主かよ!
黄土色の衣をまとい、
人生を仏教と共に過ごす彼らに
ちょっとしたリスペクトを
抱いていた僕だったがー…
ちょっとショックだぜ…
つかさっきあいつ
メコン川にペットボトルポイ捨てしとった。
辺りが暗くなり始めると
僕と縄跳びおじさんは川沿いを歩いた。
ここら辺でエクササイズしている
おじさんは僕に
どこに何の料理屋があるのか
教えてくれた。
しばらく行って
僕はおじさんにお別れを言い、
宿に引き返した。
おじさんは
オナラを「プリプリ」出しながら
手を振って小股で去って行った。
きっと歳で
肛門がゆるいんだろうな。
そこはあえてツっこまなかったよ笑。
栄養不足なのか
今日早起きしたせいなのか
足に力が入らない。
これはちょとまずいかもしれないな…
明日のラオス入りのために
精をつけようと
僕は40バーツの
ベジタブル・パッタイと
15バーツの玄米を注文し、
ラーメンライスならぬ
「パッタイ・ライス」
で夕食をとった。
新しい短編をアップして
タバコが恋しくなったころ
ちょうど目の前の同じテーブルの
アジア人のにいさんが
タバコを吹かしていた。
僕は一本ほど5バーツくらいで
売ってもらおうと
にいさんに声をかけるも、
しまった。
財布はさっきシャワーを浴びた時に
自分の部屋に置いて来たんだった。
にいさんは
「いいよ一本ぐらい」と
タイでは珍しい
3分の1の警告文だけの
シンプルなタバコのパッケージから
一本僕に分けてくれた。
にいさんの名前は
テディー
ラオス人だ。
流暢な英語を話す。
ラオスでは子供たちに
英語を教えている先生で
今は新しいビジネスを
探している最中だと言う。
テディーにいさんは
新しい国へ行く祭には
言語の他にその国への
リスペクトも忘れてはならないぜ
とか
若くてチャンスがあるうちに
色々見て、挑戦すべきだ
とか
先輩のような語り口で
僕に色々と話してくれた。
テディーにいさんは
マレーシアやシンガポール、
タイ、カンボジアなど
東南アジアにしか旅したことが
ないようだが、
南アメリカやユーロも旅をしてみたい
という話し振りから
僕と同じような
旅人のにおいを感じた。
「Don’t be scarred」
テディーにいさんの行った台詞が
僕の頭でリフレインする。
何事もやってみないと分からない。
リスクを冒せ。
チャンスを活かせ。
そして夢を叶えるんだ。
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